フォロワーシップとは何か?明日から実践できる具体例をご紹介

スポンサードリンク

 

記事の「3つのポイント」

・「フォロワー」こそ、組織の結果を生み出す主人公である
・「フォロワー」としての基本的な機能が、組織を変える
・一人一人が「フォロワー」にも「リーダー」にもなる時代になる

 

「フォロワーシップ」とは?

question-mark-2123967_640

「フォロワーシップ」は、昨今ビジネスパーソンの間で注目されている概念です。

辞書的な意味としては

フォロワーとは、リーダーを補佐する人のことで部下やチームメンバーをさす。フォロワーシップとは、集団の目的達成に向けてフォロワーがリーダーを補助していく機能のことをいう。(引用:コトバンク

定義は「リーダーを自主的な判断や行動で支援すること」

組織を運営したり、何かの計画をうまく実行に移し結果を残すために「リーダーシップ」が必要だということは、よく言われますね。

確かに、「リーダーシップ」はある計画を実行に移す際の動機づけをイチバン最初に行い、その求心力で人々をまとめ、支持する役割を担うために必ず必要な考え方と言えます。

しかし、ここで勘違いをしてはならないことが1つあります。

世の中は、「フォロワー」によって形作られているということです。

「フォロワーシップ」の提唱者である、カーネギーメロン大学 ロバート・ケリー教授は、組織が出す結果に対して、「リーダー」と「フォロワー」がそれぞれどのくらい影響を及ぼすのかを調査しています。

その結果、「リーダー」が及ぼす影響力が「10~20%」なのに対して、「フォロワー」が及ぼす影響力は「80~90%」という、私たちの常識とは大幅に異なる数字が示されています。

(出典:学校法人 産業能率大学総合研究所

組織の成果はフォロワーが出していると言っても過言ではない。

組織の成果への「影響力」はフォロワーが出していると言っても過言ではない。

私たちは、グローバル化の進展や、多様化する価値観が渦巻く社会の中で、上司からの指示を受けるだけの姿勢や「言われたことをする」という心構えだけでは到底「生きてはいけない」ということが、この調査から理解できます。

「リーダー」としての役回りを知っておくことと同様か、もしくはそれ以上に、「フォロワー」としてどのように立ち回るべきかを知っておくことが重要だ、ということです。

「フォロワー」としての役割を明確にし、人々と「協働」しながら社会を生きていくために。

そして、その「生き方」を楽しくするために。

「フォロワーシップ」という概念から、社会の中における自分の役割をどう考え、そしてどう行動していくかの「指針」を探っていきましょう。

vision-1018104_640

組織の「ゴール」を目指すためのフォロワーシップ

 

「フォロワーシップ」の基本的な機能

aaron-burden-149691

では、「フォロワーシップ」は具体的にどう身に着けられるのでしょうか?

フォロワーシップにも、リーダーシップと同様、基本的な機能というものがあります。

ここでは、基本的な機能を5つご紹介します。

 

①指示や命令に「納得」する

 

指示や命令をする人にとっては、何よりも「納得してもらうこと」が重要ですよね。「依頼」をするときは、「依頼する理由」をキチンと相手に話すことが必要です。

また、依頼する相手方の忙しさやスケジュールに留意しつつ、、「お忙しいところすみませんが…」という一言も大切です。

しかし、組織の中で指示や命令をする「リーダー」としての役割を持つと、現場や、その指示を実行に移す役割を担う「部下」の状況を確認するのは、結構な時間もかかります。加えて、多忙だと現場に対する指示・説明が不十分であることもしばしば。

ですから、それを受け取る私たちは「納得」を促進していく必要があります。

納得できないことはきちんと明確にしておき、「リーダー」に伝える。

そして、納得のいかない部分を解消して指示や命令内容を実行する。

そうすることで、モチベーションやプロセス、その後の成果に違いが出ます。「リーダー」の役割や視点を共有し、支えること。「フォロワー」として、まず第一に求められるスキルであるといえるでしょう。

「リーダー」にとっても、現場への連絡や情報共有の効率性の観点から見て
大いに促進されるべきスキルです。

 

②見解や判断に「理解」を示す

 

①に似ていますが、この場合は指示や命令をした「リーダー」が、「苦渋の決断」をした場合の機能を指します。「リーダー」というもの、命令や指示はいつも「誰からも不満を言われない」ようにすることは到底不可能です。

様々なレイヤーやシチュエーションにおいても、意思決定・判断は難しいものであるということは避けられないものです。自分が決めたことに際して、全ての人から理解を得ることは不可能でしょう。理解してくれない人の意見を聞いて、途中でやめてしまうことも方法の1つです。

しかし、組織の中で一度してしまった意思決定・判断は、そう簡単に覆せるものではありませんし、その判断や見解が、長期的な目線でみた「リーダーの1つの答え」であることは確かです。

どうしても納得がいかない場合は、①の時点に戻る必要がありますが、「合理的な指示命令」として受け取り、それに賛同し理解を示す、という「フォロワー」としての「器量」も必要です。

「リーダー」には、意思決定・判断における一貫性や強い意志といった「器量」が求められます。対して「フォロワー」には、客観的な見地から冷静に現状分析を行うことと同時に、組織全体のモチベーションやマネジメントも考慮に入れた理解のための「器量」が求められるのです。
「リーダー」に対して、理解を示す。その行動の有無によって、リーダーの「安心度」は高められより一層の組織力強化が見込まれます。

 

③「リーダー」の取り組みに当事者意識を持つ

 

「フォロワー」「支持者」というとリーダーのサポートとしての役割が強調されがちですが、それだけではありません。

よく、仕事で失敗した場合は責任転嫁をしたい気持ちに駆られますよね。そして、その責任転嫁はある程度合理的だったりするものです。(もちろん、転嫁することが全て正しいと言っているわけではありません。)

もちろん、指揮系統で繋がっているわけですから、「リーダー」にその責任を負わせるべきである気持ちもありますよね。そして、世の中の人々の大半が、「リーダーこそが全責任を負うべき」だという意識を持っているのではないでしょうか?

しかし、責任の所在をどこに置くか、という考えは、組織としての目標の追求と達成という観点からみたとき重要な要素ではありません。責任をあいまいにしてしまうことは、もちろんしてはいけないことではあります。しかし、「移転(転嫁)する余地がある責任」というのは概して「所在があいまい」なのです。

あいまいなまま、「リーダー」に全責任を押し付けるのは、フォロワーとして「失格」と言わざるを得ません。

①②の機能を経ることができれば、その「責任転嫁」の意識は自ずとなくなります。そして更に、自分たち(フォロワー)一人ひとりが指示や命令を実現する「主体」であるとの意識をしっかりと持つことで、「チーム力」「責任感」は桁外れに高まるでしょう。

本当の「フォロワー」に不可欠な意識は、「主体性」です。

スポンサードリンク

この記事を好きなツールでストックしよう↓

転職サイトをまとめて見るなら【IKIKATA Database】

各業界の転職サイト・サービスをニーズ別にまとめたサイトです。転職を検討している方は是非ご覧ください。