「自分の理想とする人物像を目指すとき」「身に付けたい能力や知識があるとき」「たどり着きたい成果があるとき」には、必ず”努力”が必要になります。
物事に取り組むときのほとんどは、必ず努力という言葉が使われます。また、世の中の成功者の多くは、「努力をしてきた経験」「努力が実った経験」を持っている人物です。
しかし、努力はほとんどの場合無駄に終わってしまいます。努力はただがむしゃらに何かを継続したり、何か思いつきで始めたりすることではないのにも関わらず、世の中の人は正当な努力をしていないことによって目標を達成できません。
そこで今回は、あなたの努力を無駄にしないための心構えとして6つのポイントをご紹介します。どれも、努力をしていくためには必要な項目です。
Contens
努力を無駄にしないための6つの心構えとは?
この記事を読んでいる方のほとんどは「努力することに意味はない」という悲観的な考え方をしようとは思っていないはずです。
しかし一方で「ただがむしゃらに頑張るだけで必ずうまくいくわけではない」という現実も知っているでしょう。
私たちが正しく目標に向かって努力するためには、下記で解説している心構えが重要です。がむしゃらな努力よりも、冷静・着実に努力することの方が難しいですが、確実な努力ができるでしょう。
1 同じ目的・意志を持つ仲間・チームを見つける
努力で成功を収めるためには、必ずと行って良いほど「同じ意志や目的を持つ仲間」が必要です。
仲間やチームととともに努力することができれば、切磋琢磨したり、助言をくれたりする仲間がいれば間違った努力の軌道修正をしてくれるはずです。
あなたが何かの分野で目標を達成したいなら、同じ分野に取り組んでいる人とは積極的に交流を深めるべきです。
2 進捗管理・進行度を計測する
努力には目標設定が不可欠ですが、目標を設定するだけで進捗管理ができていない、進行度がわからない状態ではなんの意味もありません。
たとえ一人で行う努力であっても、必ず「何%目標に近づいたのか?」を計測し、記録するように心がけましょう。
努力は、目標が間違っていなくても「方法」が間違っている時があります。たとえば、ダイエットです。運動をたくさんしていても、食生活を見直さないことには改善が見込めません。
そういった方法の間違いは、進捗管理を行うことで気づくことができます。間違っている方法では、いつまでたっても目標に近づくことはありません。
3 目標は日々のToDoに落とし込む
進捗管理を行うためには、そもそも大きな努力目標を「毎日取り組むTodo」に落とし込む必要があります。
たとえば、英語学習で「ネイティブと会話できるようになる」という目標を設定しているとします。
この場合、ネイティブスピーカーと会話できるようになるためには何が必要かを考えるだけでは、目標への正しい努力を実行することは不可能です。
たとえば…
- 英語を聴き取れるように「リスニング力」を鍛える
- 相手に言葉が伝わるように「スピーキング力」を鍛える
- ネイティブスピーカーと会話する機会を設ける
少しブレイクダウンしただけでも数多くの「やるべきこと」が出てきます。さらに、毎日リスニングを鍛えるには何をすれば良いか…とさらに細かくTodoに落とし込んでいく必要があります。
ただ行動するのではなく、Todoベースで目標に対する努力を行うことが重要になります。
4 物事をシンプルに考える
目標に到達するために行うべき努力の方法は、必ず正解があるわけではありません。特に、新しく何かを始める際や、前例のないことにチャレンジする際には、正解は絶対にありません。
そこで必要なのは、物事をシンプルに考えることです。より具体的には、「選ぶべき選択肢を減らす」ということになります。
たとえば、英語をネイティブレベルに使いこなすことができるようになる方法を検索すると、様々な講師や英語話者が様々な勉強法を公開していることがわかります。
その中で少しずつ色々な方法を試してみても「英語勉強マニア」にはなれるかもしれませんが、英語話者になることはできないでしょう。
あなた自身が正しいと思える方法をあらかじめ絞った上で、目標到達の努力方法を選びましょう。
5 冷静かつ論理的に行動・思考する
努力は熱心に行うべきものですが、冷静かつ論理的な態度で継続することも重要です。また、努力が実らないことに感情を揺さぶられないようにするための判断力も重要になります。
特に努力の失敗で陥りがちなのは、「もう無理だ」「こんなこと不可能だ」と感じてしまうときです。
ネガティブになったり、自分に自信を失ったりしているときは、自分自身が冷静になっていると勘違いしてしまいますが、実際はただ悲観的な感情に揺れているだけです。
うまくいかないときこそ、「現状で何%ほど目標に近づいているのか?」「これまでやってきたことの中で間違っていることはないか?」を考えましょう。
6 行動は迅速に始め後回しにしない
「機が熟してから」と考え思いついたことや努力しようと思えたことを後回しにする人に対して、「機が熟するタイミング」はやってきません。つまり、チャンスはないのです。
目標へ到達するための努力ができるのは、行動を始めた人だけであり、だからこそチャンスを得ることができます。
行動は早ければ早い程よく、方法が間違っていて失敗するならできる限り早い方がダメージが少なくてすみます。後回しは原則NGと考え、すぐに行動に移しましょう。
ただし、「何も考えずにとにかくやってみること」と、「迅速に行動に移すこと」は全く違うことである点に注意しましょう。
まとめ
今回は、正しい努力を行うための心構えについて解説してきました。
努力して目標を達成しようと考えるときには、自分に自信を持ち、モチベーションが高い状態のときでもあります。
ただ、本当に大事なのは、どんなときでもぶれないマインドで努力を続けられるかどうかや、努力する方法をたえず冷静に見直すことができるかどうかです。
今回ご紹介した6つのポイントを参考に、ぜひ挫折や失敗を防ぐ正しい努力を続けてくださいね。