ものごとを「習慣」にしたいと考える人は多いはずです。小さなことから大きなことまで、ものごとを習慣化することで、人は様々な能力や技術を身に着けることができます。
また、目標を定めて継続的に何かを成しえるためにも「習慣化」することは大切。ものごとを継続するためには、「頑張るぞ!」という意識だけではなく、ものごとを継続する辛さや苦しさを全く感じないように「習慣」にする必要がありますね。
そこで今回は、ものごとを習慣化するためのコツを紹介します。「人本来のクセ」を利用した習慣化のコツを紹介しますので、誰にでも活用できるものです。ぜひ実践してみてくださいね。
ものごとを習慣化する4つのコツ
(1)ハードルを下げる
ものごとを習慣化するにあたっては、なるべく精神的、身体的な負荷のかからないような工夫をすることが必須になります。
たとえば、ダイエットのために食べる量を制限するとします。それ自体はいいのですが、今まで「一日三食+間食」をしていた人が、「突然一日一食で抑える」ことを習慣にしようとしてもハードルが高すぎますよね。
ものごとに対して高いハードルを課して、それを実際に達成できる人はごくまれにいる程度です。一般的な精神力の方であれば、途中で挫折するでしょう。
まずは、いま取り組もうとしていることの「ハードル」を下げてみることを意識しましょう。
(2)時間を決める
「時間を決めて物事に取り組む」ことが重要です。
人は、限られた時間の中でパフォーマンスを発揮することができます。「まだ時間があるな」と思ってしまうと、一日の終わりまでずっとやっていなかった…という状況に陥ります。
そうならないためには、「一日のうちどの時間帯に何をするのか?」をあらかじめ予定に組み込んでおくことです。そして徐々に、スケジュールを意識しなくてもそれができるまで継続することが重要です。
(3)一つに絞る
人がいっぺんに覚えることができる量はだいたい決まっています。ですから、「ダイエットに、読書に…勉強に…」と一度に複数のものごとを習慣化するのはやめましょう。
一つ一つ無意識にできるようになってから次の「習慣化」を目指す。もしすべて途中で投げ出してしまうのなら、まずは「やるべきこと」を減らしてみましょう。
(4)無駄な習慣を省く
もうすでに習慣化しているもののうち、無駄な習慣を省くことも大切です。
人は、時間も体力も「有限」です。習慣は慣れされすればいくらでも身に着けられるとついつい感じてしまうものですが、私たちは限りある時間と労力を使って、習慣を習慣として実行しています。
新しい習慣を身に着けたいと考えているのなら、まずは無駄な習慣を省くことが大切です。新しいことに次々と手を出すのではなく、生活を全体として見直す姿勢が求められます。
習慣化は継続力を高め、辛さを和らげる
習慣化することは、ものごとを継続的におこなうために必ず必要なものです。また、ものごとを習慣化することで、最初はつらいと感じることも無意識の動作でおこなうことができるようになります。
今回は、習慣化するためのコツについて4つ紹介しました。習慣化はその都度がむしゃらにするものではなく、するべきことを踏まえてすべきことなのです。