「実行力」とは、「ものごとを戦略的に遂行する能力」と言い換えることができるスキルです。その点、「結果はどうなるか分からないけれど、とりあえず動く」といったがむしゃらな行動とは一線を画します。
端的に言えば、「自分には行動力がない…」と劣等感を感じている人でも、実は「行動力」ではなく「実行力」が不足しているだけである可能性があります。
今回は、ものごと成し遂げるため、仕事で結果を出すために必要な「実行力」というスキルについて解説し、加えて、「実行力」を身に着けるためにすべきことを紹介していきます。
「実行力」を身に着けて、ものごとをしっかりと成し遂げるスキルを手に入れましょう。
Contens
実行力の意味とは?
実行力の意味
実行力とは、自分の考えや計画を実行に移すための能力です。辞書的な意味でも、その説明は至ってシンプルな概念になっています。
じっこうりょく【実行力】
自分のいろいろな考えを実行に移す能力。 「 -のある人」
自分の頭の中で考えていることや「こうしたい」と思えることを入念に準備したうえで現実のものにするための経験則・スキル、モチベーション、方法などを含めた「力」です。
そのため、ただがむしゃらに行動することは「実行力」とは言えません。
実行力の必要性|社会人・ビジネスパーソンに必ず求められるスキル
「実行力ある人だ」「実行力がなく頼りない」…社会人にとって、実行力という考え方はビジネスパーソンとしてデキる人の基準のようなものになりつつあります。
ではなぜ、実行力はそれほどまで重視されているのでしょうか?
ビジネス現場においては、常に失敗するか成功するかわからないことにチャレンジすることの継続です。たとえば、営業職の仕事ひとつとっても「成約できるかどうか?」という戦いです。
実行力は、頭の中で考えたことや計画を実際にそのとおりに現実のものにするための力です。
成果を出すためには、チャレンジの成功確率を挙げて積極的に行動し成果を掴む必要があります。そのため、実行力が必要になるのです。
もちろん、仕事ではなく日常生活で新しい趣味を始めたり、資産運用を始めたり…と、生きていく中では計画を立て実行する機会が数多くあります。
そんな状況でも、計画を立て行動することのできる「実行力」は、常に求められるのです。
実行力の例文・使い方
実行力は、ほとんどの場合「行動力」と同じような意味で使われることが多いですが、正しい使い方は下記の通りになります。
- 彼は、入念に準備して仕事をやり遂げる実行力のある人だ。
- 任されたことは必ず期待以上でやり遂げる実行力が彼にはある。
- 実行力がないと、議論したことも机上の空論で終わってしまう。
補足|企画実行力とは?
実行力をテーマにするとよく話題になるのが「企画実行力」です。本来、企画・プロジェクト運営以外の仕事でも実行力は必要なものですが、企画・マーケティングなどの分野では特に重視されます。
また、経営企画などの企業経営では、長期的な戦略や方針を大局的な視点で見て実行していく必要があります。「経営者的な目線」と企画実行力は似ています。
営業や開発、事務や製造などと異なり、企画職は抽象的なものをいかに形にするかというプロセスが多いため、アイディアは出るものの実行されなければ意味がまったくないものが多いです。
そのため、他職種と比べても、アイディアを形にする実行力が大切にされています。
しかし、企画だけではなくありとあらゆる仕事に実行力は重要であることも確かなこと。関係ない人はいません。
ここまで、実行力の基本的な意味について解説してきました。次の項目では、よく意味を混同されている実行力と行動力の違いについて詳しく解説していきます。
行動力との違いを明確にしていないと、正しい実行力を身につける方法を知ることができません。まずは行動力の意味からしっかりとおさえておきましょう。
「実行力」と「行動力」との違いとは?
行動力の意味
行動力とは「目的のために積極的に行動すること」です。行動とは「ある事を行う」という意味を持つ言葉で、それに「-力」が付いたかたちになります。
一般に、ビジネス用語などで行動力という場合は、何か目標や目的があって、それに積極的に働きかけたり、自分から行動できたりする人物のことを指すことが多いです。
実行力と行動力の意味の違い|成果を目指しているかどうか?
実行力と行動力の違いについては諸説あります。ただし、端的にその違いを表すとすれば、以下のように説明できるでしょう。
- 実行力:ものごとを最後まで成し遂げて初めて分かるスキル
- 行動力:ものごとを始めるまでのスピード感で分かるスキル
つまり、実行力は、「ものごとを開始してから(過程)、終わる(成果、結果)までの一連の流れ」で評価できるのに対して、行動力は、「ものごとを始めるまでのスピード」で評価できます。
どちらも、目標や目的に向かって何かに取り組んだり、成果を出すために必要な概念です。
しかし、「とりあえずやってみる」ことは、ある程度の精神的強さがあればできますし、一緒に取り組める仲間がいれば、その分始めるまでの怖さも軽減するでしょう。
行動力は、ある程度”外的な要因”、つまり仲間の支援や、ポジティブシンキング、基本的な体力があれば発揮できるものなのです。
一方、実行力はただ始めるだけではなく計画性がなければいけません。また、丁寧な準備も必要なため、ただがむしゃらに行動することとは異なります。
実行力と行動力の意味の違い|計画力の有無
実行力と行動力は、見た目では同じことが多いです。たとえば、実行力のあるAさんと、行動力だけがあるBさんは、どちらもチャレンジするスピードが早いでしょう。
しかし、最後までよく観察していると違いがわかります。Aさんは計画を立て目標を明確にしてから行動し始めるのに対して、Bさんは準備せずに行動して失敗を繰り返します。
ここで分かるのは「計画力」の差です。
つまり、ただがむしゃらにぶつかって失敗を繰り返すのではなく、現時点でできる限りの計画を立てたうえで行動し、失敗を生かして再チャレンジする計画力を持つ人物が実行力のある人なのです。
実行力を身につければ行動力も自然と身につく!
「実行力」は、行動力よりも発揮することが難しいスキルです。
なぜなら、ものごとを始めるところから、結果を出すところまで、プロセスと結果を含めたすべてを評価して初めて「実行力を発揮した」と言えるからです。成果を出さなければ評価されることもありません。
一方、行動力は「やる気がある」「すぐに試せる余裕がある」等の外部条件に左右されますが、行動しているだけで評価されることも多く身につけるのはそれほど難しくありません。
しかし、行動力だけでは成果に結びつくまでに時間がかかるでしょう。
実行力を身に着けるためには、「ものごとを取り組む際に戦略を立てて、必要な資源(人・モノ・カネ・情報)を巻き込みながら行動し、明確な結果を残す」ためにすべきことを知り、実践する必要があります。
ただ、実行力を身につければ行動力と計画力を同時に身につけることに繋がるため、実行力はあるが行動力がないということにはならないでしょう。
ここまで、実行力と行動力の違いについて解説してきました。
ここで重要なのは、言葉の定義として実行力と行動力の違いを学ぶことではありません。計画性のある行動を取るために、実行力と行動力の違いを明確にすることが大事なのです。
次は、その情報を踏まえたうえで、実行力を身につけるためにすべきことを解説していきます。
実行力を身に着けるためにすべきこと
「ものごとを取り組む際に戦略を立てて、必要な資源を巻き込みながら行動し、明確な結果を残す」ための実行力を身に着けるためにすべきことを、今回は4つ紹介していきます。
1 継続とフィードバック
「実行力が大切」といっても、最初から初めて取り組むことを完璧に成功させるのはほとんど不可能です。いくら綿密な計画を立てても、「失敗」は必ず訪れるでしょう。
だからと言って、がむしゃらに行動することや、入念な調査をするだけでなかなか実行できないでいることは避けなければなりません。
失敗は怖いものですが、そこで諦めてしまえばものごとを成し遂げることはできませんよね。
そこで重要なのは「継続」と「フィードバック」です。
- 「継続」:ものごとを続けるための思考法と行動を尽くすこと
- 「フィードバック」:前回の失敗から反省点、改善策を割り出し次回に活かすこと
この2つをものごとに取り組むたびに繰り返すことが大切です。まずは、実行力を発揮するための土台を作りましょう。
参考記事:【継続力】”目標達成”のための「継続する力」に必要な10のこと
参考記事:【あなたはできていますか?】正しい”フィードバック”6つの方法
2 スケジュールを組み、行動計画を立てる
「実行力」のためには、「時間管理」が綿密にできていないといけません。
この限られた時間の中で実行できることは限られています。できていないからと言って、その日一日を伸ばすことはできません。
ものごとに対して過不足なく時間を割り当てるためには、実行するための時間をあらかじめスケジュールとして組み入れておくことが必須です。
また、行動計画を立てることも重要です。
スケジュールに「○○をやる」とだけ書いていても、いざ実行するときになって「何から始めればいいのか?」がわからなければ意味がありません。
「優先順位」「期限」「スケジュール内容」を計画として練っておくことで、実行する際のハードルが下がります。
時間管理を徹底すれば、「なんとなく今日取り組めなかった」という事態を避けることができるでしょう。
参考記事:忙しいビジネスパーソンのための「時間管理」5つの方法
3 ロジカルシンキング
ものごとを戦略的に成し遂げるためには、具体的な仕事であるほど専門的な知識が必要になります。
しかし、そういった「実行するための知識や情報」を効率よく入手して行動に移すためには、その土台として「論理的思考(ロジカルシンキング)」を身に着けておく必要があります。
論理的にものごとを考えていない人はいませんが、「初めて取り組むこと」や「難しい取り組み」を実行するためには、無謀な挑戦ではなく、論理的にものごとを考えるための知的枠組みが必要です。
参考記事:ロジカルシンキングはなぜ大切か?-身に着けるための方法2つ!
4 リスクマネジメント(危機管理)
実行力を発揮しなければいけないものごとは、その大半が「リスク」を伴うものです。
たとえば、それを失敗することで様々な人や組織に迷惑がかかること。経済的な損失を生む可能性があることなどといった「リスク」は、実行を阻害する主な要因であると言えるでしょう。
それを怖がっていてはなにごとをも成し遂げることはできませんが、かといって、リスクを度外視した行動をすべきではありません。
リスクを適切に回避するためには、「リスクマネジメント」をする必要があります。
リスクを的確に分析し、それを回避するスキルを身に着けることで初めて、総合的に「実行力を身に着けた」と言えるのです。
「回避するべくしてリスクを回避する」ことができるようになることで、実行力の伴う行動ができるようになります。
参考記事:チャレンジングな人になるための「リスクマネジメント」
ここまで、実行力を身につけるための方法をご紹介してきました。上記でご紹介していることを実践することができれば、少しずつ実行力を身につけることができます。
ただ、常に方法から学ぼうとしてもなかなか難しいと感じる人も多いはず。
そんな方は、まず実行力のある人の特徴を真似ることから始めるのが良いでしょう。
次では、実行力のある人の特徴をご紹介していますので、あなたが日々の仕事で参考にできる部分をぜひ試してみてください。
実行力のある人の特徴とは?
1 自分でやるべきことを決めている
実行力のある人は、「他人からやらされている」という感覚を持っていません。また、意識的に持たないように努力している点も特徴といえます。
マインドセットの話になってしまいますが、責任転嫁やモチベーションの低下などはすべて他人からやらされている感覚を感じているからこそ感じてしまうもの。
実行力を身に着けている人は、まずすべてのことを「自分自身のこと」ととらえ、自分に何ができるかを日常の中で考えているからこそ、自分でやるべきことに集中することができるのです。
2 シンプルに考えている
実行力とは、目的に対して計画を立て行動することです。そのため、ただがむしゃらに行動するのではなく、入念に計画を立てて準備をしっかりおこなったうえで行動し始めます。
しかし、準備をしすぎると不安な点や注意しなければ行けない点ばかりが見えてしまい、行動し始めるまでに時間がかかってしまうことがあります。
実行力が本当にある人はすでにそのことを知っており、そのため目的を達成するために必要なことをできる限り減らしています。
つまり、シンプルに考えているということです。
人が同時に意識できることには限界があるため、覚えておくべき最低限の情報や計画だけを頭に入れておき、その他は丁寧にメモを取るなどして準備しているのです。
3 目標設定がうまい
実行力を発揮して成果を上げるためには、具体的な目標を持つ必要があります。もちろん、目の前のことだけではなく、将来のことなど「大きな目標」を持つ場合でも、具体的にする必要があります。
たとえば、10年後に年収1000万円を超えるという目標があるとします。この場合、10年後まで同じ生活を続けていては目標を達成することができませんね。
そうではなく、「10年後は何をしているか?」→「8年後は?」→「5年後は?」→「1年後は?」→「来月は?」→「今週は?」と、目標を細かくしていくことが必要になります。
実行力がある人は、大きな目標を達成するために地道な行動を獲るための計画を練っているからこそ、成果を出すことができるのです。
4 タスクの可視化ができている
人が一度に覚えておけることには限界があるため、実行力がある人はそれを分かったうえで必要最小限の情報で行動します。
また、スケジュールをきちんと把握できるように時間管理をしたり、想定されるリスクをイメージして対策を練っておくなどの準備も万端です。
実行力がある人は、何らかの方法で正確なタスクの可視化ができています。
5 一緒に働くひとやチームを第一に考えている
実行力のある人は、周りにいる人々を巻き込みながら様々な行動を起こします。しかし、周りにいる人や協力者を利用しようと考えている人はほとんどいません。
実行力が高いということは、他人を巻き込むことでさらに目的達成へと近づくことを想定しているということ。
つまり、一緒に働いてくれる人やチームのことを最大限考えておくことが、目標達成や目的の到達に一番近いということを知っています。
そのため、自分ではなく周りに合わせた計画を提案する、周りの感覚に合わせてマネジメントするなどの適切な管理をおこなうことができます。
6 物事に優先順をつけて取り組める
物事に優先順位を付けて、実行力を発揮する場面やシチュエーション、分野を絞っていることも、品等に実行力のある人の特徴です。
たとえば、副業で稼げるように努力しながら資格勉強をおこない、それと並行してプログラミングを学ぶことはできるでしょうか?
できるかもしれませんが、集中して取り組んでいる人には勝てませんし、下手をすれば時間の無駄、中途半端に終わってしまう可能性がありますよね。
実行力のある人は、将来の目標などから逆算して、自分が何に実行力を発揮するべきかを理解したうえで行動することが多いです。
実行力を鍛えるためのおすすめ本
『ビジネスマンのための「実行力」養成講座』 – 小宮一慶
『なぜ、わかっていても実行できないのか 知識を行動に変えるマネジメント』 – ジェフリー・フェファー、ロバート・I・サットン
まとめ|実行力は、様々なスキルのうえに立つ上位のスキル!
今回は、「実行力」を身に着けるためにすべきことを4つに分けて紹介しました。
「実行力を身に着けるためにすべきこと」と言いましたが、これは「早起きをする」「集中力を向上させる」などといったことよりも難しいことです。
すぐに実行するのは、それこそ実行力がないと難しい面もあるでしょう。
しかし、「実行力がないから実行できない」では、いつまでたってもものごとを戦略的に成し遂げる力を身に着けることはできません。
まずは、実行力を身に着ける方法を知り、実践することが必要です。
もし、あなたがこれからチャレンジしたいことや、努力したいことがあるのであれば、今回紹介した「すべきこと」を念頭に置いて「実行」することを心がけてみてください。
今の職場に満足してる?リスクなしで転職するための4つのコツ
ここでは、今の職場や待遇、働き方に不満を抱いている方に向けて、転職活動を始めるにあたって必ずおさえておくべきことをご紹介していきます。
転職活動というと、下記のようなイメージがあるのではないでしょうか?
- 「失業リスクがある」
- 「これまでに積み重ねた経験・キャリアがムダになる」
- 「転職すると給料が下がる」
- 「新しい環境に慣れるのが大変そう」
しかし、この4つの不安は下記の「4つのコツ」で解消することができます。転職したいと考えているけど、不安を解消できないと感じる方はぜひ参考にしてください。
1 転職活動に失業リスクはない!
転職活動を始めるにあたって最も不安なことは、「転職活動をすると、失業するのではないか?」というものだと思います。
一般に、仕事を辞めたり、退職して他の仕事を始めたりすることには、ネガティブなイメージを持つ方も大勢います。しかし、それは”間違い”です。
大手転職サービスを運営している「リクナビ」が公開しているデータには、こう書かれています。
20代では76%が「転職経験なし」という結果となっています。30代になると「転職経験なし」の割合は一気に減少し、半分以上の人が転職を経験。4人に1人は「転職1回」、そして約3割の人が「2回以上の転職」を経験しているという結果になりました。
20代では「10人中3人以上」、30代では「4人中1人以上」の人が転職活動を経験しています。
つまり、今では転職活動自体はそれほど珍しいことではなく、むしろそれが当たり前になってきているのが現状です。
ではなぜ、転職活動をすることができる人が増えているのでしょうか?理由は大きく2つあります。
理由1 「中途採用を積極的におこなう企業が増えた」
人材市場・転職市場の動向をアンケートをもとに調査しているリクルートワークスが公開したデータでは、近年は中途採用を積極的におこなう企業が増えたことが示されています。
2018年度の中途採用の見通しについては、「増える」(18.6%)が「減る」(4.0%)を大きく上回っている。
つまり、転職市場は「売り手市場」で、人手不足は飲食業界・情報通信業界(IT)・不動産業界を中心に活発に採用活動が行われていることを示しています。
理由2 「転職活動を在職中にできるサービスが増えた」
転職市場が売り手市場だといっても、「実際に自分のもとに内定が来るかは分からない」という不安は残りますよね。
しかし、その点についても心配いりません。今では、「働きながら転職活動をすること」がふつうです。
たとえば、一昔前までは、下記のすべての転職準備を、自分で調べながらやる必要がありました。
- 求人を探す
- 履歴書・職務経歴書を作成する
- 面接準備をして面接日程を応募企業と調整する
- 面接を1次〜3次まで突破する
- 給与条件や入社日を人事側と調整する
- 今の会社を辞めるための退職手続きや保険関係の手続きをおこなう
これだけ見ても、かなり大変であることがわかりますよね。
でも今は、「転職エージェント」を活用することができます。
転職エージェントとは、あなたの代わりに希望条件に合った求人を選び、人事側とスケジュール調整をしてくれたり、履歴書や職務経歴書の添削サポートをおこなってくれたりする無料サービスです。
そのため、転職するために仕事を先に辞める必要はありませんし、会社にバレる心配がありません。また、自分で準備するのは最小限にしたうえで転職活動をおこなうことができます。
…
以上2つの理由から、転職活動にリスクがないことがおわかりいただけたのではないかと思います。転職エージェントについてもっと詳しく知りたいという方は下記記事をご覧ください。
おすすめ記事:転職エージェントとは?おすすめの選び方と比較ポイントを徹底解説!
おすすめ転職エージェントは下記記事でご紹介しています。活用法や利用の流れも解説しているので、「転職エージェントを選びたい」という方はぜひ参考にしましょう。
また、「自分で求人を探したい」「自分のペースで求人を見てみたい」という方は、こちらの「転職サイトランキング」を参考にしてくださいね。
おすすめ記事:おすすめ転職サイトランキング!選び方や登録後の流れ、活用法まとめ
2 これまで積み重ねてきた経験・キャリアは転職で活かせる
転職するときの悩みのひとつとして多くあげられるのは、「これまで積み重ねてきた経験・キャリアがムダになってしまうかもしれない」という不安です。
特に、30代前後である程度長く職場で働いてきた方や、エンジニアや金融・不動産などの専門的な営業をしてきた方は、そう感じることも多いでしょう。
これまで得てきた経験を活かすには、「同じ業界・職種/業種で活躍することができる仕事」を探すことが大切になります。
「同じ業界・職種/業種」で活躍することができる仕事を探すには、「業界・職種/業種に特化した転職エージェントや転職サイトを使うこと」をおすすめします。
あなたの経験・キャリアを正しく評価してくれる職場であれば、今の給料よりも高い金額を提示してくれます。
もしなかったら、そのときは転職をしなければ良いのです。
業界・職種/業種専門の転職エージェントや転職サイトとは、たとえば「IT業界に特化した転職サービス」「広告業界に特化した転職サービス」「看護師・保育士・介護などの転職サービス」など様々です。
業界特化型の転職サービスや、特定業界に強い転職サービスは、兄弟サイト「IKIKATA Database」のTOPページで掲載しています。
どんな経験・キャリアであっても、それを評価してくれる職場は必ず存在します。
もちろん、経験・スキルによって大幅に求人の見つかりやすさや条件は変化しますが、「今の職場に不満を感じている」のであれば、転職活動を始めてみるべきですよね。
3 転職しても給料は下がらない
「転職すると給料が下がる」と何となく悪いイメージを持っている方はいないでしょうか?
それはあくまでリストラなどが行われた過去の話です。今でもリストラの危険性がまったくないわけではないですが、自発的におこなう転職活動で給料が下がることはありません。
それはなぜかといいますと、最初に給与条件を検索できる転職サイトや、給与条件を代わりに交渉してくれる転職エージェントは無数に存在するからです。
特に、あなたの代わりに給与交渉をおこなってくれる転職エージェントに依頼することで、年収アップが可能です。
年収アップ転職をしたいと考えているなら、下記に掲載されている転職エージェントのうち、特に自分に会っていそうなものを順位1位から見てみることをおすすめします。
また、実際に今のあなたの職種・業種の求人が一般的にどの程度の年収なのかを調べることも大切です。そんな方は転職サイトに登録し、職種/業種の条件から求人を探してみることをおすすめします。
おすすめ記事:おすすめ転職サイトランキング!選び方や登録後の流れ、活用法まとめ
4 新しい環境と今の環境の比較はカンタンにできる
転職活動自体はスタートでしかなく、本当に大切なのは「実際に内定をもらい入社したあとに後悔しないか?」という不安を解消することですよね。
「こんな職場に転職するくらいなら、以前の職場にいたほうが良かった…」という後悔をしたくない方は、転職活動に後ろ向きなはずです。
しかし、今の職場に不満を持っている方こそ、転職エージェントを使うべきです。
それはなぜかといいますと、転職エージェントでは応募先企業の内情や上司の情報、会社の雰囲気や残業時間の実態などについて詳しく教えてくれるからです。
あなたは、今の職場に不満を感じているからこそ、「転職先の内情」をしっかり知ったうえで転職したいと考えているのではないでしょうか?
実際に転職するかどうかは置いておいて、今の職場をほかの職場と比較してみることで、あなたが本当に満足できる仕事を見つけることができるでしょう。
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