【あなたはできていますか?】正しい”フィードバック”6つの方法

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皆さんは、「フィードバック」の意味を知っていますか?

フィードバックとは、ビジネスの場でよく用いられる言葉で、「ある行動の結果から、その反省点を指摘し改善する一連の流れ」を指します。

仕事の進め方や、個人の能力開発のためにこのフィードバックを組織や企業が取り入れる場面も、もはや一般的なものとなりましたね。

このフィードバックは、私たちが「失敗から学ぶ」うえで重要な役割を担っています。しかし、適切な方法を知らないと、フィードバックをした気になっているだけで終わってしまい、本来得られたであろう「失敗からの学び」を見過ごしてしまう可能性もあります。

そこで今回は、私たちがシゴトや生活で行うべき「正しいフィードバックの方法」を説明します。失敗から学ぶためには、失敗を適切な形で「反省」し、次回につなげることが不可欠です。正しいフィードバックの方法を見ていきましょう。

 

フィードバックをする意味

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フィードバックには大きく分けて2つの意味があります。

 

(1)セルフフィードバック

 

セルフフィードバックとは、達成したい目標や、未来を見据えたうえで自分自身の現状を改善することです。

たとえば、「このストレスを抱えた状態で半年間後どうなっているだろうか?」を考え、「ストレスで今のシゴトを辞めているだろう」と予測。そして、その予測を回避するためにストレス解消の手立てを講じていく…という一連の流れはセルフフィードバックの一例になります。

 

(2)他人からのフィードバック

 

こちらは、よりフィードバックとして一般的です。自らが実行したことについて、「○○の部分が良かった」「ここは改善したほうがいい」と指摘を受けるときには、フィードバックを受けていることになります。(そこから学ぶことができるかどうかは、また別の話です。)
どちらも、自分自身を考えたときに、「結果」から改善すべき点を見出して、もともとの「実行したこと」を改善していくことという意味では同じです。

要するに、「失敗」からいかい学べるポイントを抽出し、それを具体的な策として講じることができるかが、「カギ」になります。

 

正しいフィードバックの6つの方法

 

ここでは、自分自身や誰かに対して「フィードバック」をするときに、気を付けておくべきポイントや方法についてご紹介していきます。フィードバックをする際は、これらを意識しておくことが必要です。

 

(1)「行動の結果、起きた事実」を客観的にとらえる

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フィードバックは、結果から反省点を指摘し、次回以降の具体的なアクションへとつなげる役割を担います。よって、その反省は、最大限「客観的なもの」である必要があります。

たとえば、あなたが自分自身のプレゼンに関するフィードバックをする場合、「時間配分」「発表した内容の量」「プレゼンした相手の人数」といった「数字」を意識することと、「どの部分が失敗したのか?」「逆に、どの部分は成功といえるか?」といった具体的なポイントを事実ベースで押さえておくことが大切です。

完全に客観的な事実だけを拾い上げることは不可能ですが、「数字」と「失敗・成功の部分」に留意すれば、事実ベースでフィードバックをすることができます。

 

(2)「結果が及ぼした影響」を”そのまま”伝える

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自分に対して反省するときも、誰かに対して伝えるときも「結果、何が発生したか?」を客観ベースで伝えることが重要です。

「この点については、たぶん”よかった”だろう」「この部分については、ケースバイケースだから判断する意味はないだろう」といった思い込みや偏見をできるだけ排除して考えましょう。

 

(3)主観は、「客観」の後に入れる

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(1)、(2)で、「客観ベース」でフィードバックをすることの重要性を解説しました。しかし、セルフフィードバックであれば特に、「主観」はどうしても入ってしまいます。

たとえば、あなたの業務効率が悪く、期限内にタスクを終わらせることができなかった場合は「資料作成の期間」「時間配分」「ほかのタスクとの優先順位」などを考慮に入れるでしょう。

それをまず洗い出してから、「このタスクにはやる気が起きなかったからかもしれない」と、自分の主観的な部分を”あとから”付け足すのです。

「事実」に基づいて問題点をはっきりさせてから、「主観」を入れる。この順序が大切です。この順序を逆にしてしまうと、主観ベースだけで、思い込み的なフィードバックに終始してしまうでしょう。

 

(4)非日常に持ち込まない

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部下や仲間に対するフィードバックの機会を設けようとすると、「改めて席を設けて」しまうことがあります。

「反省会」のような機会を設けることは間違いではありませんが、「改善し続ける」必要があるものごと-たとえば、「プレゼン」「営業」など、ある程度の場数が必要なこと-に関しては、日常的なフィードバックが必要です。

日常的なフィードバックとは、つまり、いつもの「雑談や会話」をするときにそれを指摘するということです。

「楽しい会話をしているのに、突然指摘を受けるなんて嫌だ!」 そう考える人もいますから、突然フィードバックをし始めるのは問題です。しかし、「さっきのプレゼン、すごくわかりやすかったよ!でも、ひとつ気になる点があったんだけど…」と、相手の気持ちが「構える」前にフィードバックすると、相手の印象に残ります。

その際は、「事実ベース」であることを念頭に置き、偏見や思い込みを避けた指摘をしましょう。また、「言い方」にも注意する必要があります。フォローアップは忘れずに行うべきでしょう。

自分自身に対するフィードバックも、「後でいいや…」と考えず、自分で気づいた点はすぐメモを取り、忘れないようにすることが大切です。

 

(5)プロセスを評価する

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フィードバックはあくまでも、結果と結果が与えた影響をもとに、次回以降の改善点を見つけ、それを実践することです。しかし、「結果がすべて!過程は関係ない!」というものではありません。

適切なフィードバックをするためには、過程(プロセス)にも留意する必要があります。そして、そのプロセスをきちんと評価することが大事なのです。

「こんなに頑張ったけど、”結果”がこれじゃあな…」という評価には、必ず評価者としての主観が入ります。それを避けるためにも、「プロセス」にしっかりと目を向けてきちんと評価し、次回以降の行動にも結び付けるべきでしょう。

 

(6)具体的な行動を起こす

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フィードバックはあくまでも「反省」であり、それ単独で今後の状況が劇的に変わるようなものではありません。よって、フィードバックには、それに付随した具体的な行動をきちんと考える必要があります。

その際は、きちんと「事実ベース」で考えます。また、自分自身でフィードバックをしている場合は「ほかの人」、誰かにフィードバックを受けているときは、さらにほかの「だれか」に再度フィードバックを受けます。

そうして「反省材料」がそろったら、事実ベースの問題点に、最も効果があると考えられる「改善策」を当てはめていきます。

自分だけのフィードバックや、相手一人からにのみフィードバックを受けた場合よりも、複数人からフィードバックを受けた場合のほうが、「改善策」は見つけやすいでしょう。

 

失敗を活かすためのフィードバック

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今回は、失敗からしっかり学び取るためのフィードバックを正しく行う方法について解説しました。この(1)~(6)の方法をおさえておくことで、失敗から多くを学び、成果を出せるようになることができるでしょう。

「失敗から学ぶこと」は、当然誰もがすることです。しかし、その学び自体の効率を上げていけば、あなたの成長角度を格段に高めることができます。

そしてそのためには、正しいフィードバックを繰り返すことが大切です。

 

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