内定を取った後、入社までの時間を大切に過ごすことは大変重要なことです。
就活の時期から通常の学生生活に戻ってしまった途端、気が抜けて自堕落な生活になってしまったり、生活習慣が不安定になってしまったりしてしまう場合もあります。
内定をもらった後も有意義な学生生活を送れるように、今から「内定後入社までにするべきこと」を知っておきましょう。
また、内定後の流れはこちらの記事が非常に参考になるので、合わせて読んでおくと便利です。
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内定後、学生生活中にしておくべきこと10選!
(1)起きる時間・寝る時間を直す
定時の出勤時間は企業や職場によってまちまちですが、社会人としての生活では、学生時代よりも「寝起き」にともなう責任が増えるでしょう。
特に、高学年になるにつれて、平均的な大学では講義の数は減っているはず。就活の時期に起床時間や就寝時間は治ったものの、「リバウンド」してしまい、また寝起きがバラバラな生活を送ってしまう人もいるでしょう。
寝起きの習慣は、「変えよう!」と思ってもなかなか変わらないもの。入社当初は初めて覚えることばかりで精神的にもかなり疲れるでしょうから、今のうちに、「朝の忙しい時間」をできるだけ気持ちよく過ごせるように、「早寝早起き」を心がけましょう。
最近は、政府が全府省庁を対象に、夏の朝方勤務、定時の退庁を奨励する「ゆう活(夕焼け時間活動推進)」を始めたという経緯もあります。この先、「朝方勤務」がスタンダードになるかは分かりませんが、世の中の流れが「朝方」になっても対応できる社会人でありたいですね。
参考記事:政府が朝型勤務「ゆう活」スタート さらなる長時間勤務の懸念も-産経ニュース
(2)旅行
社会人ですと、業態や勤務時間、休日の多寡などによりますが、「旅行」にいける頻度やタイミングは、ほぼ必ず学生時代よりも減るでしょう。
もしあなたが「生きているうちに行きたいな」と思っているのであれば、学生であるうちに行っておくべきです。もちろん、働き方次第では、自分で自分の時間をとれるようにすることは可能です。
しかし、今の「行きたい」という気持ちと、時間が経ってからの「行きたい」という気持ちはもはや別物。年齢や経験によって、同じ場所でも感じることはまったく違うというお話もあります。
「国内」「海外」問わず、旅行にいくことはしておくべきことの一つであるといえます。
(3)読書
「学生は本を読め!」と言われることも少なくなってしまった現代の学生。確かに必要な情報はほとんどがネットで検索できますし、今更時間をかけて本を読むのは…と感じる方もいるでしょう。
しかし、読書は思考力や表現力、語彙力や速読力など、様々なスキルを身に着けることのできるツールであるといえます。また、大学や著名人がおすすめする本リストの中から推薦図書を選んで読めば、長年読まれ続けてきた名著から、様々な教養を学ぶことが可能です。
社会での様々な経験を自分のスキルに変換するためには、何よりも本人の「感受性」「吸収力」が不可欠。今のうちに読書をしておけば、キャリアやスキルアップのためにも役立つことでしょう。
もちろん、紙媒体ではなく、電子書籍でもかまいません。
(4)英語学習
「グローバル化」と言われて久しい現代社会ですが、国際交流や留学の経験がない学生にとって、それほど「英語」の必要性にかられることは今までなかったでしょう。
働く環境によっては、英語は決して必要でない場合があります。しかし、この先何十年も同じ環境で働き続けられる保証はどこにもありません。そして、その際のリスクを減らす一つの手段として、英語学習をすることが大切です。
もちろん、残り少ない学生の期間中に英語がペラペラになる必要はありません。(もちろん、可能であればそれに越したことはありません)そうではなく、「英語を学び続ける」姿勢を社会人になっても維持できるよう、習慣化することが大切です。
たとえば、「TED(Technology Entertainment Design)」は、様々な分野の第一線で活躍している人物を講師として招いて開催したカンファレンスを、動画で公開しており、英語学習の方法として活用できます。
また、英語学習をオンラインで行う方法もあります。余裕のある時間を有効活用することで、社会人として好スタートをきることができるキッカケになるかもしれません。ビジネス英会話を重点的に学ぶのも、効率的な学習としてよいでしょう。
(5)転職サイトに登録する
「内定が決まった途端に転職サイト?」と怪訝に思うかもしれませんが、労働市場や今現在の社会で「どのような人材が求められているのか?」という情報を知ることは働くうえで大変重要な情報です。
転職というとネガティブなイメージがあるかもしれませんが、もはや「人生」そのものを考えたときに、ポジティブな行動として考えられるべき選択肢です。
もしあなたが、「楽しく」「やりがいをもって」この先もずっと過ごしていきたいのであれば、自分なりに人材市場の動向を知っておく必要があるでしょう。
下記記事では、用途別・業界別に転職サービスを紹介しています。自身のキャリアを考える際には、先だっての行動が大切です。ぜひ参考にしてくださいね。
(6)趣味を増やしてみる
趣味は、学生ならだれでも持っているでしょう。音楽や楽器、映画、ゲーム、読書、サイクリング…大学生活を通して、ずっと楽しんできたものがありますね。
しかしこの時期に「新しい趣味」を広げてみるのはどうでしょうか? 今まで時間がないとあきらめていたこと、なんとなく食わず嫌いしていたこと…そういったことにチャレンジするための時間は、まだ残っているはずです。
就活を経て、「行動力がついた」という感覚を持った人も多いと思いますが、せっかく身についた行動力を、もっと自分のために活用してみるのも、「しておくべきこと」の一つであるといえます。
下記記事では、若手社会人におすすめの趣味を紹介しています。社会人になってからも自分が心から楽しめる趣味を持っておくと、仕事のモチベーションも高まるでしょう。
(7)家族、友人、恋人と過ごす
社会人になる以上は、今まで長い時間を過ごせていた恋人や家族、友人と滅多に会えなくなることも考えられます。また、就活の時期で少々疎遠になってしまったり、就活の話しかしていない人も多いのではないでしょうか?
時間は、過ぎ去ってからその尊さを感じるものです。ですが、後悔はできるだけ減らしたほうがいいでしょう。
特に、勤務地が親元や友人、恋人と離れてしまう人はより多くの時間を共有しておくべきでしょう。もしかしたら、今の時期にしか話せないこともたくさんあるかもしれません。
20代は大切な時間です。社会人として活躍するとともに、「今の時間をどう過ごすべきなのか?」をしっかり考えておくことも重要でしょう。
(8)人に会う(初対面)
「この人には会っておきたい!」「話しておきたい!」
あなたには、そういう「会いたい人」はいますか?もしいるのであれば、就活を経て身についた行動力を使って、すぐに会いに行くべきです。
それはたとえば就活でお世話になった方でもいいですし、地元や大学でお世話になった人でもいいですが、何よりも「初対面の人」と会うべきでしょう。
「誰かに興味を持ち、話を聞きに行く」そういう姿勢が、社会人マナーの本当の「源」です。また、相手の話やアドバイスを聞き取る能力は、今後さらに必要になってきます。
また、アドバイスをこれまでお世話になった人からもらう際には、「この人から学べることは何か?」をこれまで以上に考えておきましょう。せっかく築くことができたこの関係は、これからもきっと活かせるはずです。
(9)自分の夢や理想を改めて考え、話す
「理想と現実」という言葉にもあるように、社会は学生のうちに描いていた夢を打ち砕くもの。それに挫折してしまう人も少なくありません。
それは、机上の空論として片づけられ、学生が考えた淡い夢…といってしまえばそれまでですが、そもそも机上の空論、淡い夢と呼ばれる理由は、その夢や理想が本人の中で固まっていないことが挙げられます。
なんとなく「有名になりたい」「頭がよくなりたい」「幸せな家庭を築きたい」では理想や夢が現実のものとなる可能性はないでしょう。しかし、それを具体的にしていく姿勢を持てば、状況は変わっていきます。
もし現実をつけつけられても、その現実にどう対処して理想を求めるのか、それを考えることが、これからビジネスパーソンになる方に必要な能力であるといえます。
そのためにはまず、今抱いているふわふわした夢や理想を、「しっかりと考えておく」ことが大切です。人に話すと、より固まってくるでしょう。また、挫折しかけたときにこそ、「失敗から学ぶこと」が重要です。ロジカルに失敗から学ぶ方法を下記の記事で紹介しています。
(10)学びたい分野や、興味のある分野を勉強する
社会人になっても、コンスタントに資格や教養のための学習を続けてられる人はいます。やる気と時間管理がうまくできれば、不可能なことではないのです。
しかし、そういうやる気や時間管理をコントロールできるようになるまでには、少々時間がかかります。また、やる気や時間管理がうまくできるようになってもそのころには、今学びたい分野への興味は薄れているかもしれません。
旅行などと同じように、「今、学びたいもの」をこの先ずっと学びたいと思い続けられる保証はどこにもないのです。
今学びたいもの、勉強したいものを見つけているのであれば、すぐに始めましょう。
また、「いつかキャリアアップのために資格を取ろう」と考えている人も、実際にこれから始めるという行動力を持つことが大切です。実際に社会に出てからは、毎日の忙しさが当たり前になり、自分の未来について考える時間が無くなる場合もあります。
今のうちから、「勉強する」ための習慣づくりのために学習を始めることも一つの方法です。社会人としての生活が始まっても続けられるような学習方法も数多くあります。
内定後の学生生活は一生モノ
内定後に残された学生生活を有意義に使えないで、後悔している方は、結構多いものです。「後悔」とまではいかなくとも、「あれをしておけばよかったな」と思う人はたくさんいるでしょう。
この記事を見ている就活生の皆さんは、そういった「後悔してしまうかもしれないこと」を今回の記事で発見したことになります。
時間は限られ、できることも限られますが、ぜひ参考にしてくださいね。この時期の経験は、きっと一生の間残るものになります。
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