仕事ができる人は、あなたの周りにもきっといることでしょう。「あいつは仕事ができる」と言われていることもあれば、組織の中で誰も言わなくても「あの人はできる人だ」と共通した認識を持たれている人もいます。
今回は、仕事ができる人の特徴をまとめ、その特徴を「仕事ができる条件」としてご紹介していきます。特徴・条件を知り、実践に移すことで「仕事ができる人」に一歩でも多く近づくことは、結果を出せるビジネスパーソンになるために必要なことといえます。
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仕事ができる人になればプライベートも楽しくなる
「仕事よりプライベートのほうが大事だ!」…そう考えている人がほとんどだと思います。ワークライフバランスや結婚育児に関して社会問題が多い現代社会では、私生活と仕事のバランスをしっかり考えていくことが何より重要ですよね。
しかし、だからといって「仕事ができないままでいい」ということにはなりません。それよりもむしろ、仕事ができるようになることによって、さらにプライベートで仕事のことを余計に考えることなく、私生活を充実させることができるようになるでしょう。
プライベートを充実させるうえでも仕事ができるようになることは大切なことなのです。
仕事ができる人の6つの特徴・条件
仕事ができる人の特徴と条件を6つご紹介していきます。「仕事ができる」は職種や業種、状況や周りの評価する人々によって異なり、定義付けをすることは難しいものですが、その中でも特に共通する条件としてご紹介できるものをリストアップしました。
1 レスポンス(返信・応答)のタイミングを決めている
仕事ができる人と言われる人の中には、メールなどの連絡のタイミングを決めている人と、即座に返す人の2種類のタイプがいます。どちらが優れているかは、働き方や状況によって異なりますが、レスポンスを「なんとなく」行わないという点では共通しています。
メールや電話、その他の連絡を「いつ」「どんなときに」返すのかということを事前に決めておくことで、「連絡をしていた時間が長く仕事が手につかない」という非効率化した対応を見直すことができるでしょう。
2 マルチタスクができる
複数の仕事を同時に行うことは、並大抵のことではありません。表面的には複数の仕事を同時にこなしているように思えても、ひとつひとつの仕事の質が急激に下がったり、期限内に終えられなかったりと多くの問題が出てくることが普通でしょう。
基本的には、タスクはすぐ終わるものを除き一つに絞るべきですが、それでも仕事は複数あることが普通でしょう。仕事ができる人は、仕事のひとつひとつに関して優先順位をつけていきます。また、優先順位をつけそれを管理するツールもつかいこなしています。
3 逆算思考ができる
逆算思考とは、設定したゴールから遡って今の自分の仕事をこなしていく考え方です。一定の期間にどのような成果を出すかを設定したあと、そこから期限や毎日ルーティンで行うことを細かく落とし込んでいくことで、仕事を着実に終わらせることができます。
逆算思考なしで仕事をしていくと、予定していた期限内に仕事を終わらせることができなかったり、他の仕事が舞い込んできたときにそちらに完全に気を取られてしまい、結局仕事をこなすことができなかったり…という事態になってしまいます。
逆算思考は、スケジュールを決めること以外にも役立ちます。最終的なゴールから今の自分の立ち位置や状況を冷静に分析することができれば、何もできないまま時間だけが過ぎてしまったり、目標を見失ってしまったりといったこともなくなるでしょう。
4 意思決定が速い
1では、レスポンスのタイミングを決めていることが、仕事ができる人の特徴であることをご紹介しました。それと関連して、意思決定の速度も、仕事ができるかどうかを分ける特徴になります。
意思決定とは大きな決断だけを指すことではなく、日常的なささいな決定事項全般を指します。たとえば、この仕事をやるか/やらないかといった選択も意思決定です。そういった意思決定を出来る限り迅速に行えることが、仕事ができる人の特徴と言えます。
もちろん、意思決定が速いとは「イチかバチかで物事を決めてしまうこと」ではありません。意思決定を行うためには、「選択することによってこれからすべきことは何か?」「リスクへどう対処するのか?」ということを頭の中で理解し、それを整理する論理的思考力が大切です。
その論理的思考のスピードを向上させることで、意思決定を速くすることができるようになります。言い方は変ですが、日頃から意思決定を「意識的に」行うことが大切です。「どんな理由で今これをやっているのか?」を自分自身に言い聞かせることで、論理的に破綻している行動を防ぐことができます。
5 属人的な仕事ではなくシステムを創る仕事をする
仕事ができる人は、当然ながらスキルや経験が多く、「自分一人でできること」も数多くあるでしょう。しかし、部下やチームメンバーに任せるといった「仕事をチームで行うシステム」を構築する人物こそ、本当の意味で仕事ができる人であるということができます。
それはなぜか? 自分一人でできる仕事が現場にたくさんあるからといって、自分ひとりですべてをこなしていれば、自ずと限界が来ます。一方で、ある程度仕事を分配し確実に仕事を終わらせることができる仕組みを構築することは、自分のキャパシティ以上に仕事を迅速にこなすことができることにつながるからなのです。
「自分一人でやったほうが速い」ではなく、仕事を少しずつ部下やメンバーにおろしていく工夫をしていくことが求められます。
6 ストレスをうまくコントロールまたは回避している
「どんなことにも動じない」そんなメンタルの強さは誰もがほしいもの。しかし、実際にそんな精神的な強さを持っている人は極稀です。仕事ができる人は、自分自身の精神状態をうまくコントロールすることができるからこそ、いつも安定した仕事ぶりを発揮することができているといえます。
また、自分にとってストレスの生まれやすいものは何かということを自分自身で把握しておくことで、そもそものストレスの発生原因を特定し、上手く回避することもできます。
条件を日々の仕事の中で実践していくことが大切
今回は、仕事ができる人の特徴をご紹介していき、仕事ができる人になるための考え方や行動について学んできました。すべてをすぐに身につけることは難しいことですので、まずはできる範囲でひとつひとつを積み重ねることが大切です。
今回の特徴・条件を意識しつつ日常的な実践をしていくことで、成長スピードが格段にあがることでしょう。ぜひ参考にしてください。