30代から未経験転職は可能か?失敗しない転職方法

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未経験分野・未経験職種/業種への転職は、圧倒的に20代が有利であるといえます。その理由は、20代の若手の方が新しい仕事を吸収する能力が高く、企業の文化に囚われずにチャレンジができるからです。

それに対し、30代から未経験分野に転職を検討することは、難しいといえます。なぜなら、若手に比べて他の業種・職種での経験・スキルはあっても、未経験分野での仕事に対する吸収力は劣ってしまうからです。

しかし、30代の方であっても未経験分野への転職を成功させている人は実際にいるのも事実。30代で未経験分野への転職を成功させることは、20代若手とは異なる考え方・転職活動の仕方さえ工夫すれば、不可能なことではありません。

そこで今回は、30代で未経験分野・未経験業種・職種を目指す方向けに、「失敗しない転職方法」と題して転職活動の方法をご紹介していきます。この記事を読むことで、30代からの未経験転職を成功させることができます。ぜひ参考にして頂き、実践してくださいね。

30代で未経験職種・業種に転職することはできる?

30代で未経験の業種・職種に転職することは可能なのでしょうか? まだまだチャレンジしたい!と考えることは大変重要です。しかし、実際にできるかどうかは別の話ですよね。下記のデータを見てみましょう。大手転職サイト「DODA」が調査した「未経験の業種・職種に転職した割合」のデータです。

異業種・異職種への転職割合_DODA

引用:https://doda.jp/guide/saiyo/004.html

参考:「未経験の業種、職種に転職できる可能性は何%?」採用担当者のホンネ−中途採用の実態調査 – DODA

このデータは2012年12月までのデータになりますので少々古いのですが、リーマンショック以降のデータとして参考になる資料です。最も最新の情報で、異業種への転職割合は57%、異職種への転職割合は34%となっています。

このデータから言えることは、見ての通り「異業種」へ転職する方が多いこと。30代の方がどのくらい異業種へ転職しているかどうかはこのデータで判別することはできませんが、概ね、未経験への転職を考えている方の傾向が分かります。

ここから、30代で未経験職種・業種への転職で注意すべきことは2つです。

1 「経験のある職種で異業種へ行く選択肢が良い」

30代の転職者は、20代の若手と異なり、いくつかの職種で長い経験を積みスキルを培っています。そして、その経験・スキルは、今の業種・業界だけで通用するものではなく、他業種・他業界でも活用できるものである場合が多いでしょう。

特に、マネジメントや部下の育成といったヒューマンスキルや、営業や企画といった職種ごとの経験は、業界を問わず求められているスキルであるといえます。

まずは、同職種・異業種/異業界で未経験分野への転職を検討すべきでしょう。

2 「異職種への転職は資格取得などの利点がないと難しい」

異職種への転職割合は2012年の調査の時点で34%とあまり高くありません。しかし、20代若手であればこれまでの経験・スキルが少ない分、新しい職種に対する適応能力が高いといえます。30代は、基本的には異職種への転職を20代の転職者と同じように進めることが難しいといえます。

しかしながら、未経験の場合でも関連する資格を取得していたり、専門的な知識を持っている場合は話が違ってきます。たとえば、前職で人事や部下の育成等の経験があれば、他職種への転職も可能です。

ここまで、30代の転職者が未経験分野へ転職する際のポイントをご紹介しました。最初に未経験への転職で狙うべきは、「同職種・他業種/業界」ということになります。次の項目では、30代で未経験分野の職種・業種に転職する際の注意点について解説していきます。

30代で未経験分野に転職する際の注意点

30代で未経験分野に転職する際の注意点

 

では、あなたの能力を活かせる未経験の分野を探すためには、どのような点に注意すべきなのでしょうか? ここでは、転職活動全般に渡って必要なポイントをおさえ、解説していきます。

1 自己分析を行う

転職活動において最も重要なのが「自己分析」です。そして、30代の転職者の自己分析においてさらに重要なのがこれまでの得たスキル・経験・実績になります。

未経験分野への転職に際しても、あなたがこれまで得てきたスキルや経験は大いに活用できます。特に、基本的なビジネススキルや後輩への指導、その他マネジメントのスキルは経験が伴うことで結果に結びつくもの。だからこそ、そのスキルがどのような経緯で結びついたのかを具体的にしておくべきなのです。

あなたがこれまでどのようなスキルを得たのか? そして、得たスキルはどのような業務や経験の中で培われてきたのか? を明確にすることが、自己分析において重要なポイントです。

大手転職サイト「リクナビNEXT」では、グッドポイント診断と呼ばれる自己分析ツールが提供されています。この診断結果をもとに、自身の強みについて理解しておくことも、自己分析において役立ちます。

2 応募先企業が求めている人材を明確にする

自己分析やこれまでの自分自身の仕事内容から、あなたのスキルや経験、実績を明確にすることができます。次に重要なのは、あなたのもっているスキルは「応募先企業」が必要としているものかどうか? という視点になります。

応募先企業が求めている人材の内容は、求人の情報や採用ページを参考にすることで理解することができます。応募先企業に自己PRをする際には、すべてのことを話すよりも効果的な部分を具体的に伝えることが重要になります。

たとえば、未経験の職種に応募する場合でも、前職で未経験の分野の知識を学んだ経緯やそれをもとに成し得た実績を具体的に面接で伝えることができれば、面接官にとってあなたが採用すべき人材かどうかが明確にわかるようになりますね。

3 「未経験歓迎」がなくても諦めない

30代の方に限らず、未経験分野へ転職する際に最も気になる部分が求人内容に掲載される「未経験歓迎」の有無になります。「経験のある人しか求めていないのか」と判断してしまいがちですが、あなたの経験やスキルを求めているかどうかをこれだけで判断するのは大変もったいないといえます。

書類選考の時点で判断される場合もありますが、ご自身の強みをアピールできる面接まで行くことができればチャンスがあります。あなたの求める業種・業務内容であれば積極的に挑戦することが大切です。

4 応募先企業の業務に関連する分野の勉強を行う&アピールする

「未経験分野で仕事がしたい」と考えている方は、その分野で必要な資格、知識やスキルを少しずつ学んでいるのではないでしょうか? もししていないのであれば、今からでも学ぶ姿勢を作ることが大切です。

IT業界の場合は、ネット上でスキルを習得できるサービスが整いつつあります。また、その他の業界でも、資格取得の教材や通信講座などを活用した勉強方法を構築しておくことは大切です。

また、志望動機や自己PRを述べる面接のタイミングでモチベーションや仕事への熱意を具体的に伝えるひとつの方法にもなります。ぜひアピールしていきましょう。習熟したビジネススキルに加え、未経験分野への勉強意欲をアピールできることも、あなたの強みになります。

5 転職エージェントを活用する

30代で未経験分野へ転職することは、1〜4の注意点をおさえておくことで成功確率がグッと高まります。しかし、実際に自分と上手くマッチングできる企業を見つけることは、未経験分野の企業であれば特に難しいといえます。

そこで便利なのが、業界ごとに精通したエージェントが転職活動をサポートしてくれる「転職エージェントサイト」です。転職活動をしながら仕事を続けている場合、転職に時間を割くのも精一杯…という方は、スケジュール調整や転職相談等も請け負ってくれるエージェントに依頼することをおすすめします。

下記でおすすめの転職エージェントサイトをご紹介していますので、ぜひ参考にして頂き登録を検討してみてはいかがでしょうか。

転職エージェントの登録後の流れ

転職エージェントの登録後の流れ

転職エージェントの一般的な「登録後の流れ」は次のようになります。転職エージェントごとに細かな流れが異なる場合もありますが、大まかに流れをおさえておくことで、円滑に転職活動をすすめることができるでしょう。

  1. 個人情報入力後、エージェントからカウンセリング(転職の相談)の日程調整の連絡が1〜2週間で来る。
  2. エージェントとのカウンセリング(転職の相談)を行う。
  3. 相談を踏まえてエージェントが求人を紹介してくれる。
  4. 履歴書などの書類準備&応募する企業を決める。
  5. 面接準備をエージェントと相談しながらする&面接本番。
  6. 内定後、入社日や給与などの条件交渉をエージェントを通じて行う。

カウンセリングや相談のタイミングで、「面接前の不安事項」「内定後の入社日や給与交渉」「退職の調整」の方法はどんどん質問し、出来る限りエージェントから情報を受け取りながら転職活動を進めていきましょう。

転職成功のための「転職エージェント」まとめ

エージェントサイトは、必要項目を入力し登録完了した後、メールや電話等であなたの日程に合わせて転職支援を行ってくれます。「今仕事が忙しい!」「時間がないかも…」と不安な方も心配せずにまずは登録してみましょう。あなたの転職成功率がグンと上がります。

また、転職エージェントは複数活用することをおすすめします。

エージェント会社により、持っている求人数や種類に差があります。また、複数のエージェントを活用することで、より年収アップが期待できる求人を多く見つけることができます。

自分に合ったエージェントを「2〜4つ」登録しておくと良いでしょう。

リクルートの転職サービス『リクルートエージェント』

リクルートエージェント

引用:リクルートエージェント

『リクルートエージェント』の特徴

「リクルート」が運営するエージェント型転職サービス。最大の特徴はリクルートのパイプを活かした多数の求人案件にあります。業界ごとに精通したアドバイザーが、給与等の条件や面接対策などといったサポートをしてくれますので、転職に不安があるが、選択肢は多く持ちたい方が活用できる転職サービスです。

どんな人にオススメ?

・転職活動の条件などの交渉に不安がある方(代行してやってもらえます)

・面接や選考の書類など、具体的な転職活動の準備が不安な方。

・自身のスキルやPRポイントなどがよくわからず、転職に悩んでいる方。

『正しい転職』を助けてくれる『パソナキャリア』

パソナキャリア

引用:パソナキャリア

『パソナキャリア』の特徴

『パソナキャリア』は、転職エージェント。手厚い転職サポートを登録後から採用まで一貫して行ってくれます。(すべて無料)

キャリアや転職に関する悩みがある方にとっては、求人案件を探すだけではなく、そもそもの働き方や求める条件を絞りこむことが大切です。『パソナキャリア』であれば、転職活動における悩みを抱えずに採用までスムーズに行くことができるでしょう。

どんな人にオススメ?

・転職活動に不安や漠然とした心配がある方。

・キャリアカウンセリングなど、転職相談を受けたい方。

・信頼感のある情報源から、求人案件を得たい方。

大手求人サイト!『DODA転職支援サービス』

DODA

引用:DODA

『DODA」の特徴

DODAでは登録者に対して、サイトに公開されていない求人をキャリアカウンセリングの中でご紹介しています。業界・職種に精通した専任のキャリアアドバイザーがあなたのキャリア、お持ちのスキルを総合的に判断し、 現在の転職市場において強みとなる部分、弱点となる部分を整理します。

どんな人にオススメ?

・キャリアカウンセリングを希望する方。

・履歴書の書き方や模擬面接対策など、手厚いサポートが欲しい方。

・自分にあった企業がなかなか分からない方。

「転職サービスランキング」も掲載中!

ほかにも、転職エージェントは大手から中小まで様々なものがあります。基本的には、求人数の多い大手エージェントを使うべきですが、特定の業界に強い特徴を持つサービスなどもあります。

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まとめ|30代の転職は注意点をおさえ慎重に行いましょう

まとめ|30代の転職は注意点をおさえ慎重に行いましょう

今回は、30代の転職者に向けて転職で注意すべきポイントをまとめご紹介しました。30代での転職は「カンタンだ」とは言えませんが、上手に進めることでこれまで以上にあなたの生活と働き方を改善することに繋がるでしょう。

今回の記事を参考にして頂き、あなたのスキル・経験を活用できる未経験分野への転職をぜひ成功させてくださいね。

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