そもそも向上心の辞書的な意味は
現在の状態に満足せず、よりすぐれたもの、より高いものを目ざして努力する心。(引用:goo辞書『向上心』)
「向上心」は社会人にとって必須の「モチベーション」です。
同じ仕事やタスクをしていても、その人に「向上心」があるかないかでは、パフォーマンスや長期的なキャリア形成に大きな”差”を生むことになります。なぜなら、向上心は、ただモチベーションが上がるというだけではなく、「仕事への取り組み方」「考え方や行動」に大きな影響を及ぼすからです。
複雑化、専門化する現代社会においては、自分を取り巻く労働環境や業界の推移と、日々こなす仕事を結び付けて考え、絶えず自らの職業観や人生観を見つめなおす姿勢が大切です。しかし、それにも「向上心」がなければいけません。
しかし、「なんだか仕事にやる気がでない」「自分はこのままでいいや」と思えてしまう…そんな人はいませんか? もしかすると、その現状維持は「後退」の第一歩かもしれません。
そこで今回は、「向上心がない人」の特徴を挙げ、それに対する解決策を解説していきます。項目ごとに並べ、解決策を説明していきますので、自分に当てはまる部分から読んでいっても構いません。
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向上心がない人の6つの特徴と解決策
「向上心」がない人には、どのような特徴があるのでしょうか? また、その解決策はどんなものでしょうか? ここでは、その特徴と、向上心を得るための6つの方法について解説していきます。
(1)なにごとにも興味がわかない
特徴
「趣味や関心ごとが少ない」「すぐに飽きてしまう」そんな方は、なにごとにも興味がわかない状態です。自分が何をしたいのか、何をするべきかが判然とせず、日常をただ惰性で過ごしてしまっているような感じがします。
解決策
この特徴を持つ人は、自分の関心ごとを生むものごとの探し方自体が間違っている、もしくは、純粋に不足している状態です。日々のルーティンの仕事や生活に追われてしまい、自分の内面を振り返ること時間も動機もないといえます。まずは、「違う環境に身を置く」ことを心がけましょう。
違う環境とは、たとえば地域のコミュニティや、同好会、旧友など、公式、非公式を問わず今の生活圏の外にある組織や団体、集まりです。「モノ」に興味がないなら、モノに興味を持っている人や組織に身を置いてみましょう。
(2)「やるべきこと」が重なりすぎている
特徴
自分の「するべきこと」が重なりすぎてしまい、どこから手を付けていけばいいのかがわからなくなっている状態です。頼まれたり、任されたりすることの多い管理職や、チームのリーダーは、こういった状況に陥ることが多いといえます。
また、一つのものごとに集中して取り組むタイプの方は、こういったことで向上心を失ってしまうこともあるでしょう。
解決策
「今すぐできること」「時間がかかること」「自分がしなくてもいいこと」の3つに、自分の「するべきこと」を分類してみましょう。そして、「今すぐできること」に優先順位をつけて、一つ一つこなしていきます。
その際、「時間がかかること」は、どのくらいの時間があればできるのかを、その仕事を任せた責任者に報告します。また、「自分がしなくてもいいこと」は、ほかの人に任せる提案をすべきです。「自分ひとりでこなす」という固定した考え方から、自分を脱却させることで、「この仕事をしっかりこなそう!」という向上心が生まれてきます。
(3)現状に満足している
特徴
「現状に不満は一つもない」…一見「良いこと」のように見えます。実際に良い場合もあります。しかし、そういった状況ではほとんどの場合「妥協」や「諦め」があります。そして、その妥協や諦めは、単純に「面倒だから」「時間がかかるから」「意味がないから」という理由が含まれているでしょう。
解決策
現状に満足するのは、自分を取り巻く環境のうち、「見えていない部分」があると疑う姿勢が大切です。現状に満足している状況だからこそ、「足りないもの」「目指すもの」があるということを、もう一度考えてみましょう。
具体的には、「ステップアップ」をするために何をするべきかを考えることです。たとえば、あなたはある企業の事務職です。様々な仕事を同時並行でこなすスキルを身に着けていますが、その仕事の中で特に力が入るジャンルの仕事はどのようなものか、を考えてみる。
このように、現状を分析して「自分が欲しているが、まだ手に入れていないもの」を理解することが、「向上心」を得るための方法になります。
(4)不平・不満が多い
特徴
同じ組織の同僚や仲間が、組織内全体や特定個人に対して不平や不満を述べています。この状況は、聞かされている自分にとって、あまり気分のいいことではないでしょう。しかし、「誰かに不平不満を言う」ことを抜きにしても、そういった不平・不満を持っている人はたくさんいます。
不平・不満の中でも、一概に「自分のせいではなく、だれかや仕組みそのもののせいだ」と決めつけている方は、今の現状を自分の力ではどうすることもできないという偏見を持っていることがあります。
解決策
「当事者意識」を持ちましょう。
具体的には、「人のせいにしない」ということです。「自分の力で何とかできるのではないか?」という気持ちを維持できるところから、向上心は実を結びます。もし、今の現状や環境に不平、不満があるのなら、まずは「自分に起因することか?」を考えましょう。
また、自分に起因しないことであると結論付けてそれで終わりではなく、その環境を改善するためにどのような行動ができるかを考えなくてはいけません。
(5)「向上心」という言葉が嫌いである
特徴
「ものごとを疑った目で見る」ことは、「クリティカルシンキング」として重要な思考です。間違った前提や思い込みを批判的に検討する姿勢は、議論の場で大いに活用できるスキルです。
しかし、「向上心があっても実力が伴っていないと…」「そもそも向上心あっても仕方ないだろう」という思考は、健全な批判精神とはいえません。このように、自分の感情的な思いや、経験則で「向上心は必要ない」と思い込むのは、大変危険ですし、自分の伸びしろを過小評価していることになります。
解決策
このように、ものごとを「斜に構える」姿勢を持つ人は、納得のいくまでそのものごと自体(ここでは「向上心」の意味や効果)を検討することが重要です。
たとえば、自分の上司や先輩、そのほか違う場所で活躍している人に「向上心を持つ意味」を聞いてみる。そしてその成果をほかの人の経験を通して確認することが必要です。それは、直接お話を聞くのも、Webメディアのインタビュー記事を通した情報収集でも構いません。
(6)生活、健康面が悪い
特徴
たとえば、「睡眠時間が短い(長すぎる)」「時間を決めて仕事をしない」「食事が不健康」などといった、生活、健康面に問題がある人は、「向上心」を精神的に持ちえない状況になっているといえます。
ここでは、どういった生活習慣が精神的な悪影響を及ぼすのかを検討しませんが、「不安定」「先行き不透明」な生活習慣は、個人のモチベーションや仕事への取り組み方に悪影響を及ぼすのは必至といえます。
解決策
睡眠時間や、仕事に取り組む姿勢に一貫していえることとしては、「時間を決めて取り組む」ことが重要です。
たとえば、睡眠時間でしたら「何時間眠る」や「寝る時刻は11時」とあらかじめ決めておくことです。生活に関しては、ある程度の「ルーティン」が、コンスタントな仕事や生活を維持するために不可欠です。そういった部分から、自分を「律する」姿勢が、精神的な「向上心」に結びつきます。
向上心は自分を理解するところから
今回は、「向上心がない人」の特徴を6つ挙げ、それらに対する解決策を解説しました。今回見てきたように、「向上心」は大切なものですが、それを失う、もしくは、「ない」要因には様々なものが考えられます。
自分にはなぜ「向上心」がないのか? ということを自分自身が理解するところから、向上心を得る第一歩は始まります。今回の記事を参考に、自分のことを見つめなおす機会を持ちましょう。
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