「自己PR」とは、ビジネスパーソンが自分を売り込むのが一般的になった「個人の時代」に欠かせない技術の一つです。個人のスキルやその「伝え方」が重要視される世の中である以上は、「自己PRの技術」を磨く必要があります。
自己PRは、自己紹介、営業や商談、一般的な人とのコミュニケーションにいたるまで、あらゆるところで役に立ちます。しかし、自己PRを「技術」として意識せず、ただなんとなくその場の勢いでやっている…そんな方も多いと思います。
自分のスキルや「できること」をしっかりと相手に伝えるためには、「プレゼン資料」を作成する方法が最も効率的です。なぜなら、プレゼンは「限られた時間内で相手に情報を伝えるためのもの」であるからです。プレゼン資料作成の方法から学べる「自己PRの技術」はたくさんあります。
今回は、「プレゼン資料作成」の方法から導き出す「自己PR術」をご紹介します。実践すれば、プレゼンも自己PRもより効果的なものになること間違いありません。
Contens
今回のゴール
・プレゼン資料作成の方法から学べる自己PR技術の重要性を知る
・相手のことを考え、ストーリーとグルーピングを意識した自己PR技術を知る
・プレゼン資料作成やプレゼン手法の応用性を知り、自己PRに活用する姿勢を身につける
自己PRに活かせる「見やすいプレゼン資料」の特徴
(1)聴衆中心主義
みやすいプレゼンは「聴衆中心主義」です。聴衆中心主義とは、聴衆のことを第一に考えてみやすいフォント、画像、レイアウト、内容をスライドに表示し、聞き手に分かりやすく情報を伝えることをいいます。
この「分かりやすく伝えること」は自己PRにおいても最重要ポイントの1つ。
自己紹介でも、簡潔に分かりやすく自分のことを伝えることができれば、その後のコミュニケーションも円滑に進みますよね。そしてそれは営業や商談に関しても同様です。
「自己PRのときこそ、聴衆中心主義」
まずは、自分の名前・職業・趣味特技や用件などなど、相手に自分を売り込む際の情報を「分かりやすく」まとめてみましょう。実際にスライド作成で自己PR資料を作ってみるのも1つの方法です。
(2)ストーリー仕立て
プレゼンでは、「ストーリー」が重要です。伝えたいことを効率的に表現することも重要ですが、「相手に聞いてもらうため」には、相手に聞いてもらうことを第一に考える必要があります。「聴衆中心主義」の1つということもできますね。
昔話の「桃太郎」を効率だけを考えて話してみましょう。
「桃から生まれた桃太郎が鬼ヶ島で動物の仲間とともに鬼をこらしめた」
以上で終わりです。まったく面白くありませんよね。この例でわかるように、相手に「面白い」とおもってもらうやり方、「興味を持たせる」やり方を実践することが重要なのです。
そしてそれは、自己PRでも大切です。「相手に興味を持ってもらう」ことを第一に考えましょう。具体的には、「自分が今どんなことをしていて、その経緯はどういったものなのか?」を楽しく語る準備をしておくことです。
「ストーリーを付けること」の大切さは、以下のスライドで知ることができます。参照して、プレゼンでも自己PRでも実践してみましょう。
(3)グルーピング
一言で自己PRといっても、伝えたいことは様々です。「たくさんのことを伝えたい!」という人はたくさんおられるかと思います。
しかし、自分が話したいことをペラペラとしゃべってしまうことだけをしていては、「聴衆中心主義」や「ストーリーを付ける」という観点から見ても、常識的に考えても、決していい方法とは思えませんよね。
そんなときは、「グルーピング」というスライド資料作成手法が役に立ちます。スライド資料のグルーピングとは、「色分け」や「写真+文章」をくっつけてみやすくするなどの手法のことを指します。
それを自己PRに応用すると、以下のようになります。
~グルーピングによる自己PR応用の参考例~
1.「自分の最低限の情報」-名前、出身地、年齢、職業などの前提情報
2.今取り組んでいること、得意分野、趣味や特技の中でも「メイン」のもの
3.「2」以外の取り組み、得意分野、趣味など
これは参考例の1つで、これ以外のグルーピング方法も考えられます。相手が営業先だった場合は、「今回の用件」を先に述べることが考えられるように、様々なやり方がありますね。
重要なのは、「何を先に述べるべきか?」「分けて説明したほうが理解しやすい部分はどこか?」を考えることです。このグルーピングをしっかりと行うことによって、あなたの背景や情報を的確に相手に伝えることができます。
プレゼン資料の作成方法から自己PR技術を学ぶ極意
今回はプレゼン資料の作成方法から、自己PR技術をご紹介させていただきました。
他にも、「プレゼン」の技術の中には、自己PRに活かせるものが多くあります。自己PRは、人に自分のことを聞いてもらい、自分のことを相手に知ってもらうための手段です。その実践手法を1つでも多く知り、実践してみることが、将来のキャリアを考えるうえでとても重要なことです。
今回の(1)~(3)を実践し、自己PR技術を磨いていきましょう。
オススメの「転職サービスランキングTOP3」をご紹介!
転職を検討している方に向けてIKIKATAおすすめのサービスをご紹介します。
1位 求人スカウトが来る『BIZREACH(ビズリーチ)』
『ビズリーチ』の特徴
利用企業数は5000社以上。無料で利用できるスタンダード会員と、有料のタレント会員、プレミアム会員があり、会員のクラスによって閲覧できる求人や届くスカウトなどに差が出るのが特徴です。また、ヘッドハンターからスカウトが来る珍しい転職サービスです。
どんな人にオススメ?
- 会社には転職活動がバレたくない方(入力した、現在や直近に在籍していた会社情報はプロフィールに公開されないため)
- 年収をアップさせたい方
- 忙しく転職活動に時間が取れない方
2位 強みが見つかる転職力診断!『リクナビNEXT』
『リクナビNEXT』の特徴
『リクナビNEXT』の最大の特徴は、「グッドポイント診断」と呼ばれる自己分析ツールを最初に活用できる点。転職活動は、ご自身の強みや得意分野などを明確にすることが大切ですが、なかなか自分で理解するのは難しいもの。『リクナビNEXT』では、登録後に自己分析のための診断をすることができます。また、その診断結果は、実際に応募時に診断結果を添付することもできます。
業界No.1の転職実績で、転職活動の基本からサポートしてもらえるので、「転職したいけれど、何をすればいいかわからない」という方にこそオススメのサービスといえます。
どんな人にオススメ?
- 転職活動に不安があり、最初に何をすればいいか分からない転職希望の方。
- 自己分析など、転職活動に必要な情報を多く収集したい方。
- 異業種・職種への転職を希望している方。
3位『正しい転職』を助けてくれる『パソナキャリア』
『パソナキャリア』の特徴
『パソナキャリア』は、転職エージェント。手厚い転職サポートを登録後から採用まで一貫して行ってくれます。(すべて無料)
キャリアや転職に関する悩みがある方にとっては、求人案件を探すだけではなく、そもそもの働き方や求める条件を絞りこむことが大切です。『パソナキャリア』であれば、転職活動における悩みを抱えずに採用までスムーズに行くことができるでしょう。
どんな人にオススメ?
・転職活動に不安や漠然とした心配がある方。
・キャリアカウンセリングなど、転職相談を受けたい方。
・信頼感のある情報源から、求人案件を得たい方。
転職サイトの利用の流れ
転職サイト登録後の流れについて不安のある方は是非こちらを参考にしてみてください。では登録後の流れを見ていきましょう。
1.サイトの会員登録
まずは、該当する転職サイトで会員登録を行います。
このときに、氏名や電話番号など必要最小限の個人情報を入力します。長くても5分ぐらいで会員登録を完了できます。
基本的にどんなサイトでも無料ですので、気軽に登録できます。
2.プライベートオファーの登録
サイトによっては、プライベートオファーを受けることができます。
プライベートオファーとは、自分の職歴などのスキルや希望職種などを登録して、転職サイトに登録している企業側に、自分の情報を公開するすることにより、企業側よりオファーを受けることができるシステムです。
注意点としては、オファーがきたからといって必ず採用される訳ではないというところ。しかし、オファーが来ると言うことは少なからず企業側が自分に興味を持ってくれているということなので、通常応募よりは採用される確率は上がるといえるでしょう。
3.求人を探して応募
プライベートオファーを利用しつつ、自分でも積極的に求人を探しましょう。
どの転職サイトでも、勤務地や職種などの条件を細かく指定できますので、自分に合った条件で求人を探しましょう。自分の条件に当てはまる会社が少ない場合は、条件を絞って検索してみましょう。
4.書類選考
気になる会社があったら積極的にエントリーしましょう。
会社にもよりますが、最初に履歴書と職務経歴書を郵便 or メールで送付します。
5.面接
書類選考が見事に通ったら、次に面接があります。
6.合否発表
会社によっては2、3回面接を行うところもありますが、無事面接が終わると後は合否を待つだけです。合否を待っている間も、落ちたときのことを考えて転職活動は引き続き行いましょう。
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今回ご紹介した「転職サービス」以外にも、様々な転職サービスをランキング形式で掲載しています。「もっといろんなサイトを検討したい、転職求人をとにかくみたい!」と考えている方は、下記の記事から検討してみてくださいね。