日本の旧来の考え方では、「女性は結婚すればシゴトを退職し家庭に戻る」ということが固定観念として根強くありました。高度成長期時代の名残が、今でも考え方として根付いている部分もあるでしょう。
しかし、これからの社会を楽しんで生きるためには、男性/女性に関わらず「キャリアプラン」を考えていき、人生すべての段階で一瞬一瞬を満足に生きるための方法を考える必要があります。
そこで今回は、これから社会で活躍する、あるいは社会で活躍している若手ビジネスパーソンの中でも女性が考えるべきキャリアの観点を4つ紹介していきます。
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キャリアを考えるのは、男性より女性の方が難しい?
男性よりも、女性の方が将来のことや「働き方」について考えなくてはいけないことが多くあるのが現状です。
なぜならば、冒頭でも述べたように「家庭」と「シゴト」、出産や子育てとの両立などといった現実的な問題が、現代社会においてもなお残っているからです。
少子化ジャーナリストで作家である白川桃子氏は、女性の「キャリアと結婚」を問題として、下記の通り述べています。
まずは産業構造の変化ですね。1997年以来、日本では男性の雇用と給与が減り続けているんです。だから今後は、男性一人の力で一家を養ったり、子どもを育てるのは絶対に難しくなる。それにも関わらず、第一子出生後に無職にならず仕事を継続している女性は、現在でも全体の2割しかいないんです。
(引用:“キャリア”と“結婚”のプロが語り尽くす、仕事も結婚もできる女性になるためのたった3つの方法―白河桃子さん×藤井佐和子さん対談・前編)
ここで重要なことは、これは女性の意識の問題…などという簡単な問題ではないということです。
1997年以降、男性の雇用と給与は減少傾向にあると指摘されていますが、このような状況になってしまうのは、社会的な問題と、「女性の働き方」を考える視点がうまくかみ合っていないからだといえます。
しかし、他人事ではなく「自分事」として「働き方」「生き方」を見つめなおすためには、最低限おさえておくべきトピックについて考える必要があります。
そこで「働く女性が考えておくべき4つの視点」を見ていき、自分なりに「キャリアプラン」を描くための下地作りをしていきましょう。
これからを楽しく生きるための「女性のキャリアの考え方と視点」
(1)動機を見つける
女性の場合は、ライフプランの中で「結婚」「子育て」を重要視する必要があります。もちろん、女性だけが考えるべきことではなく、男性も自らのライフプランの中に出産・子育ての意識を持つことが大切です。
しかし、実際的にはシゴトとライフプランを同時に考えると、「自分の将来」を福利厚生の視点だけで考えてしまう場合もあるでしょう。社会構造としてどうにもしがたい問題であるとはいえ、それだけでは今の自分に対する動機付けがない状態になってしまいます。
それは最終的に大きなストレスとなり、自らの将来に対する悲観が広がってしまいます。それを避けるためには、「今の自分を承認する作業」が必要です。
性別に関係なく、人は「承認欲求」を満たされることで、もっと高い次元の欲求へと行動が結びつくもの。「マズローの欲求5段階説」でも、4段階目の「承認欲求」は人の心理の大切な部分を占めます。
まずは、シゴトや将来なりたい自分の姿をイメージしながら、シゴトの中で自分の”存在する意味”を考えたり、人に相談してみるのがよいでしょう。自分がシゴトの中でどんな価値を生み出しているのかを改めてゆっくり考えてみることで、将来のキャリアを描く”動機”が見つかるのではないでしょうか。
(2)女性の「ロールモデル」を見つける
結婚や子育てと、シゴトの両立の重要性は、昨今の日本社会でもようやく認識されつつあります。しかし、社会制度としても、人の意識としても、まだまだ浸透しているとはいえません。
そんな厳しい状況の中でも、シゴトと家庭の両立をし、社会の第一線で活躍されている女性ビジネスパーソンは数多く存在します。まずは、そういった方々の手法や考え方を学ぶことが大切です。
IKIKATAインタビューでは、女性ビジネスパーソンの「ロールモデル」のような方々を取り上げています。自分視点のキャリアを考えるキッカケとして参考にしてください。
「世の中にはこういう人がいる」と分かるだけでも、学びや動機付けは強まるでしょう。