Office アイム 代表 森川あやこ氏 女優業からセミナー講師へ ニーズに応えるために必要なこと

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今回は女優業から様々なキャリアを経て現在講師として活躍されている森川さんのIKIKATA。

講師業、そして女性の活躍に関して、その考え方に迫ります。

 

具体的な業務

 

「Office アイム」という会社の代表をしています。

Office アイムはお客様のご要望に合わせた内容でセミナー・講演等を実施する会社です。

講演は「贈りたい・届けたい・Happy」という考え方で行っていて、難しい内容じゃなくて分かりやすいものを目指しています。Happyを感じるのに難しい理論は必要ないですよね。

単にノウハウを伝えることだけでなく、参加実践型講座で受講者様自身に考えて頂き、気づきを促し、行動へと結びつけることのできるよう工夫しています。

実際、受講者の皆様に講座中実践してもらうんですよ!

例えば、相手を喜ばす言葉・リアクションだったり、呼ばれて振り向く時の表情とか。

 

—すごく面白いですね!詳細をお聞きしてもよろしいでしょうか。

建築業なんかの強面の方でよくあるのが、若い部下の方が話しかけづらいということなんです。

そういったことを解消して離職を防ぐために、講座の中で実践しています。

講座中にやると部下の方が後々に上司の方の表情等を指摘できるようになっていくんですよね。

だから「分かる」だけではなく今日から「できる」ようになる講座を目指しています。

 

—講演の対象年齢は?

高校生から90歳くらいまで幅広く行っています。基本はコミュニケーションを軸にした講演ですが。

講演のネタもその年代に合わせたものを扱っていて、そのために日頃から色んな年代に関する情報をインプットするようにしています。

 

 

今の仕事に就いた経緯・キッカケ

 

(1) 女優業から人材業界へ

 

高校生の時、TVドラマの映画化記念オーディションでグランプリを受賞させて頂いてから女優業をやっていました。

でも覚悟もないうちに選ばれてしまったこともあって、女優業は途中で辞めてしまったんですよね。

当時は「自分には向いてないんじゃないかな」と思っていたのですが、今考えればプロとしての自覚もなかったし仕事を楽しむ工夫もしていなかったなと思います。

帰りに寄り道して買い食いをするということの楽しさにそれがなくなってから気づいたんです。

17~19歳でちょっと社会が分かってきたんですね。

それから嫌がらせとか色んなことがあって正直社会は怖いな、と思いました。

でもそれも「自分が周りと上手く関係を築けていなかったからこうなったんだろうな」と気づいて。

それもあり「人とうまく関係を築くにはどうすればいいんだろう」と思って人材業界に入ることにしたんです。

 

その会社では就職情報誌の原稿を作るシゴトをしていました。

当時はシゴトができなくて残業時間の長い「頑張っている風」の社員でした。

その会社も体調を崩したせいですぐに転職してしまって、次は人材派遣業の会社に入りました。

そこでもシゴトが全くできなくて。先輩とうまく関係を築けなくて資料を隠されてしまったりだとか(笑)

 

(2) 結婚、子育て、復職へ

 

シゴトは楽しかったのですが、その後結婚して会社を辞めて、子供も生まれたので子育てをしていました。

 

—その後復職されていますが、そのキッカケは?

当時いた会社は内勤の女性が出産してからもそのままいれる環境ではなく、また夫も専業主婦でいてもらいたいと言う人だったので家にいました。

辞めざるを得ない形で仕事を辞めたので、元々は働く気はなかったんですが、あるキッカケがあってその気持ちが変わったんです。

というのも、子育ては当初は忙しかったんですけど、慣れてくると、(家の中が)がらーんとして”1人”を強く感じるようになってしまって。

人間、時間ができると、人の嫌な所が見えてくるし、夫のこともイライラしだしたりするんですよね。

そんなとき友達と電話をしていて「自分の世界を持った方がいいよ」というアドバイスをもらったんです。

最初それを言われたときはショックで。正直「大きなお世話だ!」って思いました。

でも「なんでショックだったんだろう」「自分には何ができるんだろう」ということをよく考えて。

そんな時に新聞を見たらたまたまコールセンターのパートの求人があって、人前に出ない仕事がいいなと思っていたこともあってコールセンターの仕事を始めました。

 

—復職して苦労はありましたか?

クレームを処理したりすることもあったので、最初は大変だったのですが、慣れてくるようになってからだんだんクレームをもらわなくなってきたんです。

そこから他の人と自分を見比べて、仕事のやり方を意識的に工夫するようになっていきました。パートながら現場に提案するようにもなって。

提案したりすると、意見を拾ってくれる会社だったので。

 

(3) 転職、起業へ

 

その後、コールセンターの仕事で得たスキル・知識を活かして研修会社にインストラクターとして転職をしました。

最初のころは個人で研修講師をやっていたのですが、仕事にも慣れてきて油が乗ってきた矢先に、自分の行かせてもらっていたお客様のところに継続して行けなくなってしまいまして。すごくショックでした。

そんなことがあった頃から講師としてSNSを積極的に使い始めるようになっていて、交流会等も自主開催していたんですけど、そこで会った方に「仕事がなくなったんだ」という話をしたら、「仕事がないなら自分でつくっちゃいなよ」と言われて。

そこから自分の経験や強み等を整理していって個人で仕事をするようになりました。

 

—声をかけられて起業、という感じなんですね。

そうですね。最初は前の会社に居ながら個人で仕事を取っていたんですが。

個人での活動が2,3年続いた辺りで会社から「個人的にセミナーをやってもらっては困る」と言われたので、会社を立てることになりました。

中長期的な目途があったわけではないのですが、「とりあえずやってみよう」という感じでしたね。

 

 

 

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森川あやこ(もりかわ・あやこ) Officeアイム代表 スマイル幸師® 兵庫県生まれ、大阪府吹田市在住。高校在学中17歳の時に当時大人気だったTVドラマの映画化記念オーディションで78000人の応募者の中からグランプリとフォトジェニック賞をW受賞した元女優。神戸市交通局、神戸市営地下鉄全線開通記念キャンペーンガールとしてもポスターや記念イベント業務等で活躍。
その後、人材関連業界勤務を経験。結婚出産、就業ブランクを越え社会復帰したアルバイト先である大手コールセンターで電話オペレーターの中から応対品質、顧客解約阻止率のベストスコアをおさめ、「顔の見えない電話の世界での声だけでのファンづくり」にも成功する。その経験とノウハウを活かし大手研修会社所属企業研修講師として接客力アップ、管理者育成、応対品質向上、営業力・販売力向上、クレーム対応力アップ研修等を担当。現在はOfficeアイムの代表として「笑顔」「コミュニケーション」「表現力アップ」「チームワーク」に関わる講座・講演・研修を全国各地で開催する。参加した人が元気に笑顔に幸せになれる「わかる」だけではなく今日から「できる」ようになる参加型講演が好評を得ており、講演エージェント最大手の登録講師約8000人の講師の中からビジネス講演部門では人気講師ランキングで著名人が名を連ねる中、2011年より3年連続で人気講師ベスト10入りを果たしている。著書に『愛されるリーダーのための簡単コミュニケーション術』創芸社 がある。

 

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