ジャイロ総合コンサルティング 講師 渋谷雄氏「クライアントが困ったときに、自分に仕事をお願いしてもらえるような関係づくりを意識していますね]

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販促・営業コンサルタントとして活躍されている渋谷雄大さんのIKIKATA。

セミナー・研修・コンサルティングなど様々な方法でクライアントの課題解決をサポートする渋谷さんは、どのような考え方でシゴトをしているのでしょうか。

今回は、営業・販促の最前線でコンサルティングをおこなうときの思考と”マインド”に迫ります。

 

具体的な業務

 

「JAIRO-ジャイロ総合コンサルティング-」の営業コンサルタント・中小企業診断士として仕事をしています。現在、主に2つの仕事があります。

1つ目は講演・研修です。講演は不特定多数、様々な場所で行います。研修は1つ決まったテーマで行います。

2つ目はコンサルティングです。特定のテーマについてだけコンサルをするというわけではなく様々なコンサルティングをしますね。

例えば、営業トーク。営業マン向けに、「アポイントの取り方」「プレゼン講習」そのほか、「ソーシャルメディアの活用法」や、「販促チラシの作成方法」などです。

 

—SNSの広告戦略のコンサルティングもされているんですね。

時代は変わりますから、その時々で効果のあるものをコンサルティングするように努めています。コンサルタントとして仕事をするためには、「一過性のもの」だけを専門にしないようにすることが必要。

僕のブランディングの話ですが、「特定のサービス専門のコンサルタント」として活動してしまうと、いざ、そのサービスが無くなったり、使われなくなったりしたときに、「この人、軸がないな…」となりますよね。そうならないようにしています。
—一過性のもの、はやりのものではなくて、効果的なものをコンサルティングしていく、ということですね。では、「一過性のものかどうか」はどうやって判断されているのですか?
一過性のものかどうかは、僕だって分からない。しかし、「特定の名詞」を使わないということに関して注意しておくことはできます。息の長いコンサルタントとして仕事をしていくためには、「流行りモノに頼らない視点」がとても重要です。「○○コンサルタント」という固有名詞を用いたブランディングをしない、ということですね。
—その場合仕事を請け負う際、「渋谷さんだからお願いされる」ということが多くあると思うのですが、「仕事の取り方」はどうされていますか?
仕事をいただく機会は様々ですが、やはり「講演」というカタチが多いですね。SNSを使うようになってからは、2〜3年という長い期間で仕事をさせていただくことも多くなりました。

「クライアントが困ったときに、自分に仕事をお願いしてもらえる」ような関係づくりを意識していますね。結局、仕事は「人間関係」ですから。
—関係性の持続が大事ということですね。
関係性の持続という面では、講演などは特にそうなのですが、「一回目で仕事が終わらないように」ということを意識しています。講演で話す内容にしても、たくさん話し過ぎてしまうと聞いてくれる人は吸収できませんから。

—プロとして「この人から何か学びが得られる」と感じてもらえることが大事なのですね。
講演を聞きに来ていただくお客様の課題はそれぞれ違いますから、話す中でお客様にも考えてもらって…と、講演の中でもコンサルティングをしているカタチになります。

 

今の仕事に就いた経緯・キッカケ

 

もともとは、訪問販売の営業マンでした。今でいうブラック企業でしたし(笑)

その後独立して仕事をしていたのですが、コンサルタントって、仕事をとるために営業をしているとコンサルとしての本業ができないんですよね。そこで、「JAIRO-ジャイロ総合コンサルティング-」とのパートナーとして活動することになりました。

何かをやりたいと思っていても、何も知らないうちから「やりたいことをやる」のは不可能だと考えていて、とりあえずやれることをやっていくということを心がけてきました。

様々なことをやっていくうちに自然と「偏り」が出てくる。その自然と出てきた偏りを選んで、自分のやることを決めていくというやり方です。その結果、「専門分野ができあがってくる」と考えています。
—やりたいことを決めつけずに、様々なことをやっていく、ということですね。
自分にとって「何が合うか?」はわからない。だからこそ食わず嫌いをしてはいけません。コンサルタントという仕事から考えても、たとえば10年前のコンサルタントは、理論を語っていればよかったけれど、今は「勉強しながら」仕事をしていかなくてはなりません。

ですから、僕には仕事における「こだわり」みたいなものはなくて、「とにかく、一生懸命やっていく」という仕事のやり方を通しています。

 

 

 

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渋谷雄大(しぶや・たけひろ)神奈川大学卒業後、訪問販売会社にて最年少トップセールスを樹立。2002年、サプリメント専門チェーン店の事業責任者として、SCや百貨店などへの出店戦略、人材育成、プロモーション・広報などを一手に引き受ける。2003年、同社が倒産、経営幹部としてサプリメント専門チェーン店の譲渡交渉を行い、2004年、自然派化粧品会社へ吸収合併。同社で感動接客実践のノウハウを学ぶ。2005年、同社を退職後、Webを活用したプロモーションを実践し、現在は営業強化、店舗戦略、人材育成、販売促進、Webコンサルティングなど幅広い分野でコンサルティングを行う。 講演数は年間150回を超える人気講師である。中小企業診断士。最新著書「繁盛店が必ずやっているチラシ最強のルール」

 

 

 仕事で工夫していること・考えていること(職業観・ポリシー)

 

○「人間関係」

講演では、まず「当事者意識」を持ってもらうことを意識しています。お話を振って参加してもらうというやり方です。また、仕事における関係づくりでは、名刺管理をきとんとして、手書きのお礼状を送らせていただいたり、SNSを活用した関係づくりをしていますね。

○正面突破をしない

コンサルティングでは、様々な業界の中で専門的な仕事をしている方々に対して「ほかの業界」を例に出して話し、サポートさせていただくようにしています。

また、経営者の方のサポートをさせていただく場合、「その人なりの考え方」を尊重するようにしています。ご本人の「仕事における方向性」をこちら側が修正してしまうことは、、その人の「核(コア)」の部分をずらしてしまうことに繋がりますからね。
—では、コンサルティングの際には、「やりたいことを否定せずに、なおかつ異業種・異業界の例を提示する」というやり方をされているということですね。
私自身、様々な業界の勉強などはしていますが、それにも限界があります。「正面突破」しようとせずに、自分がカバーできる部分を増やす、という考えで仕事をしていますね。

 

渋谷さんのような職種・業種を目指すために必要なスキル

 

—コンサルタントとしてのマインド面で必要なスキルとはなんでしょうか?

○自分の「軸」

コンサルタントや中小企業診断士って、一人で仕事をしている分”不安になる”んですよ。そうすると、自分の価値観が分からなくなったり、必要な情報が頭に入ってこなくなったりします。ですから、自分の軸を持っておくことはとても大事です。

中小企業診断士の資格はできるだけ早くとっておいたほうがいいですね。自分の軸を持つための「早めの行動」が重要だと思います。

○誠実さ

そもそも、コンサルタントや中小企業診断士が「胡散臭い」のはいけません。そうならないためには、「嘘をつかない」ということが重要です。「誠実である」ことを意識した仕事が信頼を得ることに繋がります。

○マネをする

人のすべてをマネすることですね。自分の師匠を見つけて「守破離」する。マネをして、それを自分のものにしていくことが重要ですね。

○頼み上手

様々な情報をもって初めてコンサルタントは「頼れる存在」になります。コンサルはすべての分野に精通することはできませんが、その分、「人に頼める」と仕事を有利にすることができます。「頼み上手」な方は、コンサルタントに向いているといえます。

 

渋谷さんのような職種・業種を目指す方々へのメッセージ

 

「やりたいことを思った時にやる」ということですね。”やりたい”と思った瞬間に始めなければ、人は必ず不安になります。すぐやることが重要です。

また、先のことを勘ぐりすぎないようにすることが重要です。それよりも、素直に自分のできることをやっていく。余計なことを考えない、ということが大切です。
—ありがとうございました!

 

<掲載リンク 渋谷さんの諸活動について>

 

渋谷雄大公式WEBSITE

ジャイロ総合コンサルティングWEBSITE

渋谷雄大著『繁盛店が必ずやっている チラシ 最強のルール』

アマゾンリンク(著書のページ)

 

 

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