山形にUターン 期待に応えるプランドハップンスタンス(計画的偶発性)な生き方とは?

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具体的な業務

 

キャリアクリエイトは人材紹介、企業研修、キャリアカウンセリング、ヤマガタ未来ラボの4つの事業があり、すべてに関わっていますが、中心は企業研修事業を担当しています。

個別企業に対する研修プログラムの提案から実施、事後フォローという一連の活動、自社開催の公開型講座の告知から実施運営などが主な仕事ですかね。講師だったり、運営スタッフだったり、営業担当だったり、役割はいろいろありますが、ほぼ全てやります。

プログラム内容は、それぞれの企業の課題にあったものを都度提案して実施するのと、マネジメントと会計に関する講座などは自社主催で定期的に実施しています。業界で括れば、「人材業界」ということになりますね。

 

-山形という「地方」で人材系の業種ではたらく、ということ自体がけっこう少ない、珍しい、ということがあると思います。でも、山形を含め、地方でもそういった人材教育・育成を行う職種を目指す方々は必ずいるはずだと思うんですよね。

確かに人材系の企業は少ないかもしれませんね。

特に人材育成の会社となると、山形ではあまり聞かないかも……名刺には「人材育成部CDA」と書いてありますが、仕事は人材育成だけですか?と聞かれればそんなことはなく、他の事業についても色々やっていますし。

総務的なことだったり、システム的なことだったり、もちろん営業活動もやりますし・・・。掃除、雪かき、その他大なり小なりいろいろ(笑)

 

今の仕事に就いた経緯・キッカケ

 

Uターンを決める前

-以前、東京から「Uターン」して現在の仕事をすることになった…というお話を聞いていたのですが、その経緯について教えていただけますか?

私は中学時代から「学校の教師も面白そうだな」というなんとなくの思いがあって、大学に進学する際に教育学部を選びました。

そこで教育実習にも行ったのですが、どうも教師の職が自分に合っていないような気がして、教員免許を取ることに魅力を感じなくなってしまって免許の取得も途中で辞めちゃいました。

で、大学を留年したのですが、卒業直前になっても結局やりたいことなんて見つからなかった(笑)

卒業する段階になっても企業選びができず、とりあえず使っていた就職サイトの運営会社にいってみようと思って、幾つか受験した結果、当時はまだ小さかった株式会社マイナビではたらくことになりました。当初は就職情報事業の営業をしていましたが、5年目に企業研修事業の立ち上げに携わることになり、それが今の研修や人材育成領域の仕事に携わることになったきっかけです。

研修事業に携わってしばらくして、30歳くらいのときに一度自分の将来やキャリアを見直すタイミングがありまして、そのときに「この先どうしようか?」とか「どこで自分は死ぬのかな」といったことを考えてみたんですね。

そうすると、やはり親の顔が浮かんできたり、家とかお墓とかどうすんだろ、と思ったり…それで、山形に戻ってくることに決めたんです。

 

Uターンを決めた後

転職サイトを使って山形の会社を探してみたりはしていましたが、なかなかピンとくる企業が見つからなくて。高校時代の同級生が偶然にも同じようにUターンを考えていて「山形にも人材紹介会社があるよ!」と登録を勧めてくれたのが、今の会社でした。 転職エージェントとして山形の企業を紹介してくれることを期待したのですが、何度か面談した後に代表の原田から「うちで一緒にやろうよ」と言っていただいて入社に至りました。

今振り返って考えると、「プランドハップンスタンス(計画的偶発性)」だな、と思いますね(笑)

-けっこう、若い人の世代って、「これ今必要ないな…」というスタンスを持っている人が多いですよね。でも、佐藤さんのキャリアの積み方って、それこそ、偶然が重なった結果を計画的に活用していく、ということになっていますよね。「必要ない」という考え方ではなくて。

「これをやろうぜ!」っていうときに、「自分には必要ない」と思ってしまう人は当然いるとは思いますが。やろうぜって声をかけられたら、なんか期待されているのかな、と思ってやってみる前提で考えておこうかなと。

 

プランドハップンスタンスセオリー(計画的偶発性理論)とは?

「個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される」とし、その偶然を計画的に設計していこうという考え方。プランドハップンスタンスを実践するためには5つの要素がある。

(1)「好奇心」 ―― たえず新しい学習の機会を模索し続けること
(2)「持続性」 ―― 失敗に屈せず、努力し続けること
(3)「楽観性」 ―― 新しい機会は必ず実現する、可能になるとポジティブに考えること
(4)「柔軟性」 ―― こだわりを捨て、信念、概念、態度、行動を変えること
(5)「冒険心」 ―― 結果が不確実でも、リスクを取って行動を起こすこと

 

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佐藤 大輔(さとう だいすけ)
大卒後、総合人材サービス企業に入社。首都圏で企業規模、業種を問わず幅広く多数の企業の採用の支援に携わり、求人広告媒体の提案ならびに採用の基準設計から内定フォローに至るまでの採用業務を企画・経験する。
その後、新規事業として企業内研修サービス事業の立ち上げに参画。事業計画の立案、販売促進活動から企業向け研修の企画開発、実施運営に携わるとともに、自らも講師としての登壇を経験する。
2013年、故郷山形に戻り、県内を中心に企業向け研修の企画提案や講師として登壇する傍ら、大学生の就職支援セミナー等の求職者支援にも携わる。
■職歴 株式会社マイナビ2003年 - 2013年(10年5ヶ月)大手総合人材サービス(採用活動に関するコンサルティング、人材派遣、人材紹介) ■学歴 東北大学教育学部教育科学科2003年3月卒業 ■免許・資格 キャリアデベロップメントアドバイザー(JCDA認定)MGインストラクター(西研究所認定)   

 

仕事で工夫していること・考えていること(職業観・ポリシー)

 

-自然と、仕事をするうえで考えていることや、こういうやり方が好き、といった仕事上の考えなどをお願いします。

 

「期待」に応える

-仕事の内容として、「何かをお願いされる」っていうことが多いと思うのですが、そのときに工夫していることや考えていることってありますか?

何かしら、仕事で声をかけられるというのは「期待されている」ということなので、しっかりと期待を仕事で返せるように、という気持ちはいつも持っています。

もちろん、すべて自分だけでは返せないレベルのものもありますので、最初からあまり大きなことは言わずに。なんでもできるとは限らないので、謙虚に受ける、ということも大事でしょうか。

 

「新しい知識」を得る

-「何かをお願いされたとき」「依頼されたとき」に、仕事において期待に応えていく、ということが大事だということですけれど、あとから省みて、「あのときは苦労したな、大変だったな」という気持ちになるときってありますか?

苦労はありますが、「何かを期待してもらえる」そしてそれに応えようとする…ということを繰り返していくことで、自分の幅が広がっていく感覚の方が強いですね。

たとえば、新しく企画した研修を受けてくれた方から「受けて良かった」と言っていただいたとき、そのときはまた自分の幅がまた広がった、と感じます。

私は正直、仕事をするうえで「絶対これしかやらない」というものはないんですよ。「こっちの方向を向いていなければならない」みたいな考えはなくて。「これやってみたら?」と提案されたら、それもやってみる、という感じで。

ですが、やはり好きなことはあって、それは何かというと、そういった仕事の中で「新しい知識が得られるもの」や「自分で考える必要があるもの」が好きですね。

自分なりの興味や好奇心がわいてくる仕事が好きなんです。

 

「自分の考え」を入れる

-お話をうかがっていると、「自分でやる仕事」が好きな一方、今の仕事に至るキッカケは「偶然」が重なって起きた…そのキッカケに対しての「柔軟性」が大事なのか、と思いました。

基本的に私は、「こだわり」みたいなものがあんまりないんです(笑)私生活もわりと「なんでもいい」だから家で怒られてしまうこともあるのですが…(笑)

-でも、だからこそ「頼みやすい」ということもあると思います。僕も初めてお会いした時から「お話しやすいな」と感じましたし。その理由を考えていたんですが、きっと佐藤さんの醸す「話しやすさ」の要因はその「こだわり」のなさとか、そういう部分にあるのではないかと思います。

こだわりはあんまりないのですが、「自分の考えを仕事の中に入れていく」「言われたことをそのままやるだけで終わらせない」ということを考えるようにしています。

そうして「なんか相談できそう」「この人に相談してみたら何かあるかも」という風に思ってもらえたら、それが次のチャンスになるなのかな、と思っています。

 

佐藤さんのような業種・職種を目指すために必要なスキル

 

計画的偶発性

必要なスキルというわけではありませんが、「新しい仕事を受ける」際にどういう風に仕事をこなせるかも、プランドハップンスタンスの5つの要素が大切かなと思います。

最終的には「なるようにしかならない」のですが、それを通して仕事のやり方や考え方を「変化」させていくこと。これが成長につながるんだと思います。

 

「人に寄り添うこと」

-人材業界でいうところのスキルでいうと、何かありますか?

「人材業界に入ること」自体は誰にでもできる、といえるのですが、やはり「人に興味がない」と人材業界ではたらきつづけるのは辛いのではないでしょうか。

人材業界を目指す、といっても業界自体が幅広いですから、特に人材育成とキャリアカウンセリングに関していうと、人材育成の面では、人に「教えること」はある程度は誰でもできるようになると感じているのですが、人を「育てる」のはすごく難しいことだなと感じます。

人が育つ、というのは結局「本人の意識」次第です。当人が意識していなければ、こちらから働きかけてできることにはおのずと限界があります。

ですから、その相手が「何を意識しているか?」ということを考えなければならないし、「相手を理解するためのコミュニケーション」が欠かせないと思います。

キャリアカウンセリングの面では、「その人を映し出す『鏡』になることができるか?」ということです。キャリアの相談に来ていただく方の鏡になって、価値観を映し出していくことができる人は、これからの人材業界の中で貴重な存在になってくると思います。

そのためには、他人の価値観を包括できる人にならなければなりません。「どちらの考えが正しい/正しくない」というのではなくて、異なる価値観も含めた「包括力」を持つ、ということですね。

 

 

佐藤さんのような業種・職種を目指す方々へのメッセージ

 

-人材業界を目指す方々へのメッセージをお願いします。

「人の役に立ちたい」という思いはもちろん重要なのですが、やはり「実態をよくみる」ことも重要ですね。

興味がある業務だけではなく、それに付随する業務がたくさんあって、入社後にギャップを感じて辞めてしまう人も少なくない。つらいこと苦しいこと、「リアル」な部分も知っておいた方がいい。

-ギャップをできる限り見据えておく、ということですよね。

理想やイメージと異なる部分は少なくないですよ。どんな職種、業界でも(笑)

また、これからは「はたらくこと」に関する変化がさらに激しくなっていくと思うので、そんな社会の中では「しなやかに生きる」ことが大事じゃないかと考えています。そのためには、様々な人に話を聞きに行くのがいいかなと思います。

「話を聞いてみたいな」と思う企業の人や人事の人に話を聞いてみること。

学生に対して話をしてくれる方はたくさんいますので、ぜひ、話を聞きに行ってみるべきだと思いますね。

-ありがとうございました!

 

 

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