これから就職活動を控える学生の皆さん、「逆求人」という方法があるのを知っていますか?
この方法を知っているか知らないかで、就活生の就活の仕方は大きく変わってきます。
今回は、これから就活を控える学生がおおさえておくべき「逆求人」とは何かを解説し、実際に「逆求人」を活用するためのサービスについて説明していきます。
「逆求人」は、どんな就活生にとって必要なのでしょうか? 一緒に確認していきましょう。
「逆求人」とは?
「逆求人」とは普通の就活における「求人」とどういった点が異なるのでしょうか?
「逆求人」とは?
企業が求人募集をかけて学生を集める従来の新卒採用活動の流れとは逆に、学生側がイベントやインターネットなどを活用して自らをアピールし、興味をもってくれた企業からのアプローチを待つしくみのことを「逆求人」と言います。
知名度は低いけれど採用意欲の高い中堅・中小企業と、人気企業にこだわらずより広い選択肢から就職先を選ぼうとする学生とのマッチングに効果を上げているといわれます。
(引用:逆求人とは-コトバンク)
「逆求人」とは、就活生の立場から考えるととても分かりやすい構図でとらえることができます。
「企業が出している求人」に対して、あなたがアクションをかける。これが通常の「求人」です。求人に対するアクションは、エントリーシート(ES)の提出や面接への参加を指します。
対して「逆求人」は、学生がイベントやネット上で、企業の「目につくところ」に自分のプロフィールを書き、話すことがファーストステップです。そして企業からの「オファー」や「アプローチ」を待ち、それに応じます。
では、逆求人を活用するメリットはなんでしょうか? 理由は3つです。
1.幅広い範囲から志望企業を探すことができる
求人サービスを活用するだけでも、志望の業界や企業を探すことはできます。しかし、大手就活情報サービスには掲載していないベンチャー企業や、人材採用に違ったカタチで取り組んでいる企業の情報を「逆求人」で見つけることができます。
これから就活をするにあたっては、志望する業界や企業が決まっていない状態で、できる限り幅広い視野を持って行動する必要があります。
2.企業と「学生個人」で直接関わり合える機会が多い
「逆求人」では、基本的に学生がネット上やイベントで自己PRを行い、それに対して企業がオファーやアプローチを行います。その分、学生個々人と企業の採用までの過程におけるコミュニケーションが密接になります。
就活は、何かと不安が多いもの。ですが、それを楽しまなければ自分の将来を考えるための準備や行動がおろそかになってしまいます。互いに興味を持った選考が可能になる点で、逆求人は就活生におすすめです。
3.「自己PR」を深く考えることができるため、自己分析に繋がる
就職活動では、求人にしても逆求人にしても、学生の「自己PR」が必要です。企業にとってみれば、選考する学生がこれまでどのようなことを考えて行動してきたか、そしてそこから今後会社内でどのようなポテンシャルを発揮するのかを知りたいのです。
ですから、どんな形であれ「効果的に自分を紹介する」スキルを磨く必要があります。
「自己PR」の技術を向上させることは、就活だけではなく、社会人としてのキャリアやスキルとしても有効です。また、実際に逆求人を行う場合は、自分のことを「言葉にして伝える」作業がありますから、その分自分と向き合う時間も持つことができます。「自己分析」にも繋がりますね。
以上、3つの理由から「逆求人」を活用すべきであることを解説してきました。この3つのメリットを得られるだけでも、「逆求人」を活用する意味があると言えます。
ベンチャー志望なら「逆求人」を活用すべき
「逆求人」を活用すべき場合は、どのようなときでしょうか?
基本的には、就活を行うすべての学生が登録しておいて損はありません。それは、先ほど述べた3つの理由から明確ですよね。
しかし、特に「逆求人」が必要な学生は、いかに当てはまる方です。
1.ベンチャー企業を志望している学生
2.就職先に首都圏を想定している学生
3.IT企業を志望している学生
「逆求人」で人材採用を行う企業の多くの割合が、首都圏、ITベンチャーであることが、逆求人サービス「OfferBox」に登録されている企業の割合から分かります。
よって、特にベンチャー志望で首都圏を就職先の視野に入れており、IT企業に興味のある学生には、「逆求人」のサービスがおすすめです。
もちろん、それ以外の方も、自分の視野を広げる一つの手段として、逆求人サービスを活用してみるべきでしょう。
逆求人サービスでおすすめの「OfferBox」
では、具体的に「逆求人」サービスをご紹介します。
「OfferBox」は代表的な「逆求人」サービス。
登録後プロフィール情報を入力することで、97%以上の割合の学生に企業からのオファーが届きます。オファーが届いたら、「承認」することで選考へと進みます。承認後、オファーをくれた企業へメッセージの返信を行うことで、基本的なビジネスマナーを習得する機会にもなります。
また、自分のプロフィールにどの業界の企業がたどりついたのかをアクセス数のグラフでチェックすることも可能です。プロフィール作成を通して、自己PRのコツをつかむことができます。
「OfferBox」は、上記のような機能の他、イベント情報や就活コラム、自己分析や適性診断のツールも提供しています。小人数制の選考で就活を進めたいなら、ぜひ登録してみましょう。
「逆求人」の際に必要な準備は「人となり」「自己PR」
「逆求人」において企業が学生に求める情報のうち、最も求められているものは何なのか分かるでしょうか?
答えは「人となり」です。あなたの過去の経験から、あなたがどのように考え、これまで行動してきたのかを知りたいのです。
次いで求められるのが「自己PR」です。自分をPRすることに抵抗感がある方も多いでしょう。しかし、自分自身を一番理解できるのは自分だけ。そして、その自分を言葉で表現し相手に伝えるのも自分なのです。
特に、逆求人においては、自分の過去の経験やPRをうまく練っていくことが必要不可欠です。そしてその「練る」作業は、あなたの将来を考えるうえで必ず必要なことです。
逆求人で必要なことは2つ
・「過去の経験」を伝えあなたの「人となり」を知ってもらうこと
・自分の長所・短所を明確にし、「自己PR」を行うこと
「逆求人」を活用して、就活を上手に進めましょう。
その他、首都圏で就活をしたいと考える地方学生向けの記事もぜひ参考にしてください。