読書は、最も確実な情報収集の方法です。また、娯楽として楽しむ人も多いでしょう。しかし、読書を新たに「習慣」として根付かせ、さらに「楽しむ」ためには、ちょっとした工夫が必要です。
インターネットでなんでも調べられる時代だからこそ、本から学び、感じ取る機会を大切にしたいものですよね。そこで今回は、読書を楽しむためのコツを4つご紹介していきます。
今回の「コツ」を参考にすることで、読書を三日坊主で止めてしまうことなく「毎日の習慣」にすることができます。また、習慣として読書を「楽しむ」ことができるようになるでしょう。記事の最後では、読書を楽しむコツとともにする「本のSNS」であるサービス「ブクログ」についても解説しています。
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読書はなぜ大切なのか? 3つの理由
検索すればなんでも情報が手に入る時代において、「本」から学ぶ必要性がないと感じる人もいるでしょう。しかし、本からしか学べないことはたくさんあります。「読書をすべき理由」を以前のIKIKATAコラムで解説しましたが、その理由とは以下の3つです。
「読書をすべき3つの理由」
1.情報収集としての価値は「本」が最も高い
2.活字に目を通すスピードが向上する
3.情報をまとめる能力が身に着く
世の中には、検索するだけでは得られない情報・知識がたくさんあります。また、ビジネススキルという点においても「読書」は習慣にすべきであると言えるでしょう。読書を習慣化させるコツは、以下の記事を参考にしてください。
今回は、習慣化する際のひとつの方法として、「読書を楽しむためのコツ」を4つご紹介していきます。上記の記事と合わせて活用してみてくださいね。
読書を楽しむための4つのコツ
(1)自分が好きなジャンルから読む
「あなたは、より深い専門性と広い知識を持ちたい」と考えているかもしれません。もしくは、「少し難しめの本だけど、頑張って読まなきゃ…」と思っているのかもしれません。読書の習慣が根付いていないうちから、このように自分にプレッシャーをかけて読書をすると、あまり「楽しさ」を感じることができません。
まずは、「自分が好きなジャンル」の本を探してみましょう。SF小説でもいいですし、哲学書でもいいでしょう。「自分が好きな分野・ジャンル」を一つ持っておくだけで、読書は「楽しいもの」として自分にインプットされます。
(2)「読書術」の本を読んでモチベーションを向上させる
世の中には、様々な読書家の方々が書いた「読書術」に関する本が数多くあります。また、速読術や暗記術を駆使した読書を実践している著名人の方も多いのです。
あなたが、読書を通じてもっと「教養の深い人間」になりたいと考えているならば、世の中の「読書術」に関する本や、ネット上の記事を読むことをおすすめします。きっとモチベーション向上になりますし、実際自分が読書をするにあたってのノウハウを学ぶことができます。
(3)本に飽きたら違う本を読む
読書の習慣が根付いていない人や、集中力があまり長く続かない人にとっては、読書を長い時間継続して行うことは難しいかもしれません。しかし、工夫次第で読書時間を延ばすことは可能です。
その工夫とは、「本に飽きたら違う本を読む」という簡単な方法です。並行して何冊かの本を用意しておき、一冊目の本に途中で飽きたらもう一冊の本を読むのです。たとえば、一冊目が「ビジネス書」の場合、二冊目は「歴史小説」など、全く違うジャンルの本を用意しておくと効果的です。
飽きてもすぐに「本を読む行為」を止めないところがポイント。ぜひ実践してみましょう。
(4)読んだ本の内容を誰かと共有する
自分が知ったこと、感動したこと、楽しかったことを他人と「共有したい」と思う気持ちは、誰にでもあるものです。そして、読書を通して「共有できる喜び」を味わうことができれば、読書はもっと楽しくなります。
読書の内容を共有するには、3つの方法があります。
1.友人や知人に話す
2。「読書会」に参加する
3.「本のSNS」を活用する
しかし、周囲に読書が好きな友人・知人がいないことも珍しくない時代ですし、読書会も地域によっては開催されることが極端に少ない場合があります。
そこでおすすめなのが、「本のSNS」を活用し、読んだ本の内容の共有や、読書好きの人とのコミュニケーションをとるという方法です。
本のSNS「ブクログ」で読書をもっと楽しくする
本のSNSとして代表的なサービス「ブクログ」
読んだ本の感想を書き込み、フォローしている友人に「シェア」することができます。また、他の人の感想・レビューを通して、読んだ本やこれから読みたい本の情報を簡単に知ることができます。
「本棚」機能では、自分が読了した本をまるで本当に本棚にとっておいているかのように一覧表示させることができます。
また、ユーザーのおすすめやまとめ、「談話室」という質問コーナーなど、読書好きのコミュニティとして便利な機能が多いことも特徴です。
「本のSNS」だけに、本に関する情報の「質」「量」が圧倒的です。読書をより楽しいものにするためにも、「ブクログ」を活用してみてはいかがでしょうか?
「読書」は楽しんだもんがち!
読書は、「習慣づけ」がされていないとなかなか楽しむことが難しい知的な作業です。しかし、だからこそ、読書を楽しむ工夫が大切です。
現在、日本人の約半分が「本を全く読まない」と言われています。文化庁の「国語に関する世論調査」を全国の16歳以上の男女3000人を対象に実施したところ、一か月に1冊も「読まない」と回答した割合が「47.5%」だったという結果になっています。
こんな「読書離れ」の時代において、情報収集や学びの機会として読書を楽しむことには、どんな意味があるのか。それは、実際に読書をすることでしか理解できません。しかし、まずは「楽しむ」ことが大切なのではないでしょうか。
今回は、読書を楽しむためのコツを4つご紹介してきました。ぜひ実践して、読書を楽しめるようになってくださいね!