デスクワークというと、現代のビジネスパーソンなら誰しもが行う業務です。その際に「姿勢」を意識することはありますか?
ない方は、ちょっと注意が必要かもしれません。デスクワークによる姿勢がどのようなものかによって、肩こりや腰痛、仕事の非効率に繋がることがあります。
今回は、知るだけで実践できる(特別なグッズは必要なし!)の「デスクワークの姿勢」で注意したいポイントを4つ紹介します。
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デスクワークの姿勢は健康悪化に繋がる?
デスクワークが多い方の「職業病」としては、「肩こり」「腰痛」が挙げられます。若いうちは大丈夫だろう…と思っていても、蓄積した疲労や痛みが突然やってくる可能性もあるので、注意が必要です。
また、デスクワークは長時間行うのが一般的です。よって、最初は背筋を伸ばしていても次第に頬杖をついたり、腰が曲がっていたり…と、無意識のうちにそういう「悪い姿勢」になってしまうことがあります。
その繰り返しが、職業病としての「肩こり」「腰痛」といったことに繋がっていきます。
姿勢は、仕事の効率やモチベーションにも影響する?
デスクワークにおける姿勢の良し悪しは、健康面だけではなく「仕事の効率」や「モチベーション」にも影響を及ぼします。
仕事の効率と姿勢の関係
姿勢によって作業効率があがることが知られています。たとえば、背筋を伸ばす行為などは、心拍数を上げることに繋がります。それはすなわち「頭に血が巡る」→「集中力UP」ということを意味します。
参考記事:2秒で作業効率アップ!姿勢を正すことで得られる「驚きの効果」
モチベーションと姿勢の関係
仕事に対するモチベーションも、姿勢と関係があります。悪い姿勢は、身体的な健康面だけではなく、精神的な健康、つまり、仕事に対するやる気やモチベーションの低下へと繋がります。
よって、デスクワークにおける姿勢に関して、「注意ポイント」を抑えておくことが、デスクワークに関して重要であるということですね。
デスクワークの姿勢での4つのポイント
姿勢を正すためのグッズや家具はたくさんありますが、そのようなグッズを使わなくても、姿勢に注意し、「職業病」を避ける方法はあります。
今回は、すぐ実践できる方法を4つ紹介します!メモとしてとっておき、デスクの見える位置に貼っておくと、より意識的になれますので、ぜひ試してみてください。
(1)足の裏を床につける
足を組むことが癖になってしまうと、姿勢の悪化に繋がります。姿勢をまっすぐ保つためには、まず机の下の「足」に注意しましょう。床に対してしっかりと足の裏をつけて、作業を続けるのが大切です。
(2)アゴをひく
猫背の状態は、背筋をまっすぐ伸ばすことを意識するだけでは改善されません。大事なのは、「アゴをひく」ことです。
アゴを引くと、自然に背筋が伸びてくることが分かります。デスクワークはPCが主な作業道具ですが、目線やイス、デスクの高さを「アゴを引いてちょうどいい」くらいに設定しておくと、なお姿勢の改善が見込めます。
(3)背もたれとおしりをぴったりつける
作業に集中してしまうと、イスの手前の部分で前かがみになってしまうことがあります。この座り方は、姿勢を悪くする原因です。
背筋を伸ばすためには、イスの背もたれの部分にちょうどおしりがぴったりつくくらいがちょうどいいのです。座り方一つでも、全然違ってきます。
(4)30分に一度、席を外す
これは「デスクワーク」における精神的な姿勢といえます。作業の集中力が高まってくるにつれて、姿勢が悪くなってしまうのは共通の悩み。でも、集中力を途切れさせたくはない…そう考えてしまいます。
しかし、集中力、仕事の効率という観点から見ても「小休憩」をとることでパフォーマンスが増すということが、人間工学の研究で知られています。
背筋を伸ばす、少し歩く、といった小刻みな休憩が重要です。
デキるビジネスパーソンは「姿勢」がいい!
デスクワーク以外の仕事ぶりでもそうですが、「仕事ができる人」は姿勢がいいですよね。仕事ができる人と、姿勢の相関関係はわかりませんが、傍目で見た時に姿勢の良さは好印象になります。
また、今回ご紹介したように「姿勢の良さ」は健康面、仕事の効率、モチベーションといった複数の観点から重要です。
姿勢を意識したデスクワークを心がけましょうね。