集中力は、なにごとにおいても必要なことですよね。資格勉強、受験、暗記、読書。知的活動のためには、必ず「集中」が大切です。
しかし、「集中できない」と悩んでいる方は多いでしょう。そんな人は、ただ単に「集中する能力がない」のではなく、何らかの「集中を邪魔する原因」があります。
今回は、集中できない人向けに、「集中を邪魔する原因」を紹介し、その解決策を説明していきます。
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集中できない理由・原因
(1)取り組むまでに時間がかかる
取り組みまでに時間がかかる「そもそも集中するまでにたどり着かない」タイプの方は、自分がどのような環境で集中力を発揮できるのかがわかっていないために、「集中」することができない状態です。
解決策:「同じ系統の作業を導入に入れる」
資格勉強であれば、その資格に関連する「本」を読む。読書であれば、「ラジオ」や「オーディオブック」などの「耳学問」をする。
このように、「本格的に何かを始める」前の準備体操になるものを取り入れるといいでしょう。しかし、たとえば勉強する前にゲームをするといった、「まったく関係ないもの」ではなく、「ペンやキーボード入力をするもの」など、集中すべき作業と関連する動作のものを、準備体操とします。
運動は、突然始めるよりも、ウォーミングアップをしっかりしてからのほうが体がよく動きますが、それは「頭」も同じです。
(2)音楽を聴きながら作業している
集中せず、いつの間にか動画や漫画を見ている…そんな方は、(1)の方法のほかに、「音楽」を聞きながら作業をしていることでしょう。
音楽を聴きながら作業をすることができる人がまったくいないわけではありませんが、基本的には、音楽は「思考」「集中」を途切れさせてしまいます。
中でも、インストゥルメンタルの音楽ではなく、「歌詞のある曲」ですと、集中力の邪魔になります。
解決策:音楽を止める or インストゥルメンタルだけを聴く
最も良い方法は、静かな環境や丁度よい雑音がある場所で作業に集中することですが、それほど集中できる環境にいない場合は「歌詞がない音楽」を聞きましょう。
ただ流しているだけでも、理解できる言葉は自然と頭に入ってきます。集中していない状態ですとなおさらです。
(3)机・デスクに関係ないものが置いてある
「よし!集中するぞ!」と考えていても作業をする、集中する内容に関係ないもの(たとえば、本、漫画…etc)は、集中することの「邪魔」になります。
どんなに強い意志で「集中しよう!」と思っていても、視覚情報に自分の興味・関心のあるものが入ってしまうと「誘惑」に負けてしまう可能性があります。
解決策:「デスク」はキレイに!
机やデスク周りを掃除する時間は、一見ムダなことのように思えるでしょう。確かに、自分がいま使う道具や資料は、あらかじめデスクの上に載っていたほうが探しやすいものです。
しかし、それを考慮に入れてもなお、「集中する」ためには邪魔をしてくる要因をなるべく除外できるようにしておきましょう。また、デスクだけではなく、作業場所もできる限りそういった「邪魔」を除外しておきましょう。
(4)いつも同じ場所で作業している
職場でのシゴトですと、場所を変えることはできない場合が多いでしょう。しかしそれ以外のこと(読書や資格勉強)をする場合は、自宅ですることを強制されているわけではありませんよね。
しかし、「移動時間すらも惜しい」と感じ、自宅で集中しようとした結果、まったく集中できなくて時間だけが過ぎてしまった…そんな経験がある人も多いでしょう。
解決策:「場所」を変える
休日を使って、自分はどんな場所で集中できるのかを試してみるとよいでしょう。自分が集中できる場所を何カ所か確保しておき、自宅で集中できない場合にまっすぐそこに赴けるような場所があると、集中力を任意に出すことができます。
また、その目的地にいくまでの間は、「気分転換」できるチャンスです。体を動かし、体を温めておくことで気分を良好な状態にすることができます。もちろん、集中するために必要なことです。
(5)時間を区切っていない
読書など、同じ行動をずっと続けることに関しては、「時間を決めないでだらだら」が禁物です。たとえば、あなたは休日を大切な時間だと感じているはずですが、それも「忙しい日」「働く日」があるから、休日の価値を十分に知っているといえます。
解決策:「時間を区切って集中する」
休日の価値と同じように、「時間の価値」を感じることができれば、集中できないといった「ぜいたく」をする理由がなくなります。
「この作業はあと2時間しか取らない」と決めて、自分自身の行動にタイムリミットを作ることで、集中力を増幅させることができます。
集中できない理由・原因をつぶしていく
今回は、集中できない原因を5つ紹介しました。あなたに当てはまっている原因はいくつありましたか?
集中するスキルは、決して本人の先天的なものではなく、あくまで「やり方次第」です。自分が集中できない理由」をしっかりと把握して、その解決に対処する方法に時間をかけることは決してムダなことではありません。