ストレスが溜まっている状態は、シゴトのパフォーマンスを大きく低下させます。また、精神衛生上も「ストレスをため込む」のは避けたいですよね。
時間をとって趣味を満喫したり、休日を使ってストレス解消を図れる方は、比較的ストレスフリーな生活を送ることができますが、忙しい社会人の方ですと、そうはいきません。
また、若手のビジネスパーソンは特に、日々新しいことだらけでより疲れが溜まっているのではないでしょうか?
そこで今回は、短時間で実践できるストレス解消法を10コご紹介します。自分に最もあう方法を実践して、ストレスをため込まない生活を送りましょう。きっと、シゴトのやる気やパフォーマンスもアップするはずです。
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ストレス解消10の方法!
(1)紙に書く
「頭を悩ましていること」「今日あった嫌なこと」をすべて紙に書き出しましょう。人は、自分の意識にあるものをいったん外部に出すことで、ものごとを客観的に見ることができるようになります。
また、具体的に現在進行形で悩んでいる場合は特に、「紙に書き出す」ことが有効です。今起きている問題を箇条書きで整理し、一度「気持ちを静め、思考を整理する」ようにしましょう。
「書く」という動作を行うことで、混乱した頭がスッキリしてきます。
(2)瞑想
「瞑想」とは、一般的に想像されるような「無心」になる必要はありません。後悔したり、悲しんでいる状態や、怒りや憤りを感じている場合に、「無心」になることは不可能だからです。
しかし、もし今のストレスがたまった状態では何にも手が付きそうにない、と感じるならば、何もせず「瞑想」しましょう。瞑想し、時間を「何もせず」過ごすことで、より時間を長く感じることができます。
その際は、「呼吸」に意識を集中させましょう。深呼吸に気持ちのタイミングを合わせることで、ゆったりとした気持ちを持つことができます。
(3)部屋の掃除
気分転換として散歩や「旅」をすることはよくあげられますが、そうそう散歩や旅に出れる社会人はいませんね。散歩も、気分転換するためには結構長い時間がかかってしまいます。
そこで、いつも過ごしている自宅の模様替えや掃除をしてみましょう。自分の環境をいったん「リセット」することで、自分の思考と感情に新たな風を吹き込ませることができます。
(4)自己正当化する
まじめな人であればあるほど、「理性的」に、「合理的」にものごとを考えなければならないと思いがちです。しかし、自分の感情をストレスから解放するためには、理性だけに頼るのは間違っています。
一度、自己本位、自己中心的にものごとを考えてみましょう。これを「自己正当化」と心理学では呼びます。人は自分の精神的な危機を避けるために、自己防衛として自己正当化などの「防衛機制」が働きますが、それを逆に利用するのです。
いったん、自己正当化で自分を認めたあとに、ロジカルな考えをし直せばいいのです。忙しいあなたこそ、「急がば回れ」の考え方が重要です。
(5)泣く
これは最もスタンダードなストレス解消法の一つです。「泣く」ことで、自分の気持ちに素直になることができます。「自己正当化」でも同じことがいえますが、一度自分を単純に「認めてしまう」のが、ストレス解消の上では最も効果があります。
(6)読書
読書は、人を「活字」や「イメージ」に集中させる効果があります。その際は、簡単に読める小説や漫画が最適です。新書など、頭を使いながら読む本は、ストレスを余計にため込んでしまう可能性があります。
活字やイラストに集中して、一度頭をリフレッシュする。できれば、ストレス解消に最も適したものを手元に置いておくのがよいでしょう。読書は、インプットのためだけではなく、ストレス解消としても活用できるのです。
(7)音楽を聴く
音楽は、気持ちを動かしてくれる最高のツールといえるでしょう。
もちろん、暗く悲しい音楽を聴いてしまうことは避けたいところですが、「ポジティブ」「明るい」曲調の歌や、歌詞が好きな曲を聴き、気持ちをリフレッシュするのは、簡単で手っ取り早い方法だといえますね。
(8)食事に気をつかう
ストレスを解消し、イライラを鎮める作用のある成分は
・ビタミンB1(玄米、豚肉など)
・ビタミンC(レモン、ピーマンなど)
・カルシウム(小魚、チーズなど)
があげられます。
食事の中に、これらの成分が含まれている食品を取り入れてみてください。「お!効いた!」という即効性はないかもしれませんが、明日にストレスを引きずらないようにするためには、効果がある方法です。
(9)運動する
運動といっても、がっつりスポーツをする必要はありません。たとえば、お風呂あがりのストレッチやマッサージなど、身体の血流をよくするための運動を、生活の中に取り入れることが大切です。
ストレスは、精神衛生上のみならず、様々な身体の部位に影響することがありますし、逆に、身体的な負荷が精神的なストレスになる可能性もあります。
精神と身体、ともに「健康」でいることが大切ですね。
(10)単純作業をする
単純作業をすることで、余計な思考から意識をそらすことができます。単純作業とは、「目、耳、鼻、手足」など、体の一部分に意識を集中させること全般を指します。
ガムをかむ、内職をする、パズルをする…などなど、自分の好きなことからストレス解消法を見つけてみましょう。
自分にあったストレス解消法を探そう
今回は、時間がない人でも実践できる「ストレス解消」の方法を10コご紹介しました。どれも、今の環境のままできることだと思います。
重要なのは、感情的なストレスをできる限りすぐ解消することと、ストレスになる根本原因の解決策をロジカルに考え、実践することです。しかし、感情的、精神的に不安定な状態では、解決策を導くことはできません。
自分にあった解消法を見つけてくださいね。