![IKIKATA [イキカタ]](http://pras.wp-x.jp/wp-content/uploads/2017/10/ikikata-logo.png){kind=logo}
「将来が不安」と感じている方はとても多いと言われています。
今では日本人の4割ほどが「今の生活に不満をいだいている」と言われており、自分自身の現在や将来に、漠然とした不安を抱えている人はたくさんいます。
将来への不安は、先行き不透明であることが普通です。しかし、自分ではどうしようもない悩みや不安を抱えることで、毎日が楽しくないと感じる状況は、できる限り早く脱したいですよね。
今回は、将来に不安を感じる原因と対処法を解説します。もちろん、あなたの行動次第ではありますが、その行動の第一歩目を踏み出せるように、解決策を準備しました。
あなたの将来への不安を解消するために、ぜひ今回の記事を参考にしてください。
Contens
将来に不安を感じる原因とは？｜お金・仕事・結婚・老後の悩み
将来に対して不安を抱くときはたくさんありますが、その原因については、あまり深く考えないという方も多いのではないでしょうか？
将来への不安を感じるときというのは、誰かに頼ったり、誰かに代わりに苦しみや悩みを背負ってもらいたいと思ってしまうほど精神的に弱ってしまうものです。
しかし、まずは自分自身がどのような不安を抱えていて、その本質的な問題は何なのかについて理解することが大切です。
ここでは、将来への不安を抱く原因のうち、代表的なものを解説しています。まずは、自分自身を分析してみましょう。
１ 将来（老後）に生活していけるだけのお金がなくて不安
将来に生活していけるかどうか不安な方は多いです。
今現在、超高齢社会を迎えている日本社会ですが、医療制度や年金制度が維持されているため、必要最低限の生活は老後も保証されています。
しかし、将来はどうなっているか誰にも分かりません。そのため、たとえ誰かに頼らずとも、貯蓄をおこなって老後に備えている方は大勢いますね。
しかし、今を生きるのに精一杯で、貯蓄なんてとてもできないという方は多いはずです。お金の悩みにうち、今はどうにかなるけど、働けなくなった将来が不安なのは無理もありません。
２ 仕事が安定せずいつ失職するか分からない不安
仕事は、正社員であれば誰もが安全といえる時代ではなくなってきました。特に今20代〜30代の方は、今の仕事をいつまで続けることができるのか、不安になっている方も多いはずです。
また、正社員、つまり正規雇用ではなく、非正規雇用のまま働いている方も不安が大きいでしょう。
派遣社員や契約社員、アルバイトやパートのみで生計を建てられているのは今のうちだけで、将来はどうなるか分からない…というのも、将来が不安になるひとつの原因なはずです。
３ 将来の夢や目標を達成できるかどうか不安
「将来は〇〇になりたい」とは誰もが小さい頃に抱くものです。
しかし、目標や夢は大人になっていくにつれて現実的なものになり、日常に振り回されているうちに「叶えるのが無理」なものになっていきます。
しかし、まだ諦められない以上、いつかどこかで一念発起して努力を始めなければいけないと感じています。
でも、毎日の仕事に忙しくゆっくり考える時間が取れなかったり、家庭の事情で行動でリスクを取る決断ができなかったり…と悩んでいる方も多いです。
４ このままこの仕事を続けていて良いのか、転職するべきかという不安
今の仕事に対して将来的な不安をいだいている人もいます。
お金の悩みや仕事の安定性といった悩みとは別に、「この仕事をずっと続ける意味はあるのだろうか？」と感じる悩みです。
たとえば、人間関係の悪い職場でつらさに耐えながら仕事を続けてしまっているという悩みや、まったくモチベーションの上がらない業務に飽きているが、転職は怖い…という悩みです。
将来の自分が、「あのときの働き方によっては、もっと楽しい人生が遅れていたかもな」と後悔してしまわないか、不安になりますよね。
５ 結婚できるか不安
恋愛や結婚願望があるのにも関わらず、結婚することができずに不安を抱く方も多いです。
特に、結婚願望を抱いているのは30代以降の方に多く、また、結婚することによるメリットではなく、「将来孤独なのではないか？」という思いから結婚を考えている方がたくさんいます。
実際、お金の悩みや仕事の悩み以上に、「結婚生活ができていないこと」に悩む人は多いですし、「人はある程度の年齢で結婚するものだ」という価値観もありますよね。
ここまで、将来が不安と感じる原因についてご紹介してきました。将来が不安に感じる場合、このひとつひとつの原因のどれかに当てはまっているでしょう。
そして、多くのケースでは、悩みの原因はひとつではなく、上記の複数の原因が複雑に絡み合っていて、どこから手を付けるべきなのか分からないという状況のはずです。
漠然とした不安は突然解消されることはなく、ある程度の準備と時間が必要です。しかし、漠然とした不安を「具体的な悩み」に変えることで、解決するための行動を取ることができます。
ただし、そのままではどこから手を付けるべきかがまだはっきりとしませんし、「自分で問題を解決することなんてできない」と思ってしまうはずです。
そのため、まずはこういった漠然とした悩みをどんなタイミングで抱くのかを、冷静に分析していきましょう。
将来に不安を感じる時期・タイミングとは？
将来に対して漠然とした悩みを抱くタイミングや時期というのは必ず存在します。そして、それはおおよそ4つに分けることができます。
もちろん、4つのうち複数のタイミングが重なっている場合も存在しており、一概に全てをまとめることはできませんが、あなたがなぜ漠然とした悩みを抱えているのかについて分析できる一つの機会として活用してください。
少しだけ、自分の今の状況を冷静に見ることができるようになるはずです。
１ ピンチでありチャンスでもあるタイミング
たとえば、「転職すれば年収がアップするかもしれない」というチャンスがある一方、「今の仕事をやめて次にうまくいく保証はない」という不安を抱いているとします。
このように、あなたの漠然と抱いている悩みが「チャンスの裏返し」である可能性があります。
ほとんどの場合、チャンスというものは行動したときに訪れるものです。そして、行動した人からチャンスをつかむことができますよね。
ただ、「行動する」というのはただ自分が確実に成功する、うまくいくと実感できたときに行動するということではなく「できないかもしれない」という不安をいだきながらも動く「リスクを取る」という選択肢のことなのです。
もしあなたが、リスクを取ることに恐れを抱いているなら、無理に行動するか諦めるか、の2択ではなく、「できるだけ具体的な悩み」にしたうえで、リスクに対して準備をしておくことが大切なのです。
２ 自分だけではどうしようもない悩みを抱えているとき
たとえば、「できるだけ貯蓄しているが、老後の生活が成り立つかどうかわからない」という不安を抱いているとします。
この場合、いくらあなたが貯蓄をしていようと「老後100歳まで生きるための資金」を切り崩す生活ができるかどうかは、あなた自身だけでどうすることもできないですよね。
自分だけではどうしようもない悩みは、人は自然と意識しないで済むようになっています。たとえば、人の死は必ず訪れますが、「死ぬことへのおそれ」をずっと持ち続けている人はいません。
つまり、同しようもない悩みに対して、「本当に自分ができることは何もないのか？」が分かっていないからこそ、ずっと漠然とした悩みを抱えていることになります。
３ 行動したいのに行動できず、悶々としているとき
「実際に行動に移せば状況は変わるのに、行動することができない」という事実に悶々としているときは、漠然とした不安を抱える原因になります。
たとえば「目標に向かって資格勉強をしよう」と思いつくのは良いものの、実際にその努力が継続できないというのはよく言われることです。
ただ、周りと比べて焦ることが多い性格の人や、誰かと自分を比較しがちな人は、こういった「行動したいのに行動できない自分」に自信を持てなくなり、自分の弱さに漠然とした不安を抱くことがあります。
そうすると、「将来の自分はどうなっているのか？」という未来に希望が持てないばかりか、お金や仕事、恋愛など様々なことに不安が飛び火していくのです。
４ うつの症状が出始めているとき
特になんの問題も起きていないのにもかかわらず、漠然とした不安に襲われている方の中には、精神的・肉体的な苦痛が原因で「うつ」になっている可能性があります。
うつかどうかの診断は医療機関でないと行えませんが「突然やる気を無くすときがある」「悩むだけじゃなくて睡眠不足や食欲がなくなるなど身体的不調がある」ケースでは、うつ病と診断されることもあるようです。
こういう場合は、一度診療してもらうことをおすすめします。うつ病の診断を行うことのできる病院は、下記サイトで探すことができます。
参考サイト：心の陽だまり
将来に対して漠然とした不安を抱く方のうち、時期やタイミングによって不安が増幅したり、いつもは気にしていないことが頭から離れなくなることがある、ということを解説しました。
本当に不安で日常生活や仕事がまったく手に付かないといった場合は、精神的に追い詰められている可能性があるため、医療機関に行くのもひとつの方法だということを知っておきましょう。
下記では、「お金」「老後」「仕事」「結婚」「その他」に分けて将来への不安への対処法をご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
種類別！将来に不安を感じたら実践すべきこと
ここでは、「お金」「老後」「仕事」「結婚」「その他の悩み」に分けて、不安の種類別に対照する方法をご紹介していきます。
あくまで一例ではあるものの、あなたの現状を少しでもよくするエッセンスを知ることができます。ぜひ活用してみてください。
１ お金の悩みに対する対処法
お金の悩みは、多かれ少なかれいつもついて回る問題であることを理解することが最初に必要です。そして、対処法と言っても、「今現在の悩み」「将来の悩み」の2つに分けて悩みを考えることも重要です。
- 今現在の悩み：借金、家計が逼迫している、お金がなく余暇を楽しめない
- 将来の悩み：貯金がなく将来が不安→2の老後の問題へ
お金に関する漠然とした不安というのは、おおよそ上記の2つになります。このうち、今現在お金がないことについて、不安を感じる方はとても多いでしょう。
逆に、将来や老後の生活の中で「お金」について悩んでいるのであれば、２の「将来や老後の生活の悩みへの対処法」をご覧ください。
さて、今現在お金に関する悩みを抱えている人はたくさんいると思いますが、「借金」に関しては、法テラスに相談するのが手っ取り早い方法です。
何も考えずその場しのぎで行動するのではなく、具体的に法律の側面から「借金減額ができないか？」を考えましょう。
>>借金でお困りなら 法テラス – 日本司法支援センター 法テラス
「家計が苦しい」「余暇を楽しめない」という悩みは、質問サイトなどで対処法を検索すると、「贅沢を辞めろ」「おれならこういうふうにして切り詰めた」という答えばかりで解決になりません。
そのため、具体的にどう節約していくかを自分で考える必要があります。また、あなたの持つ趣味や無駄遣いに使うお金を計算し直すことも重要でしょう。
無駄遣いを無くし、不透明なお金の流れを「見える化」すれば、ほとんどの問題を解決することができます。そこでおすすめなのは、家計簿アプリを使うことです。
たとえば、「Moneytree（マネーツリー）」というアプリでは、「銀行口座」「クレジットカード」「電子マネー・ポイントカード」「証券口座」などをすべて一括で管理することができます。
出典：https://moneytree.jp/
このように、お金の流れを見えるようにして、頭の中で考える漠然とした悩みを消すことが重要です。
そうすれば、自然とお金を節約することができるとともに、「お金が足りない」という悩みを消すことができるでしょう。
２ 将来や老後の生活の悩みへの対処法
「将来が不安」「老後の生活が不安」という悩みを解決するのはかなりむずかしいといえます。なぜなら、未来のことは誰にも決めることができませんし、何が起こるかはそもそも分からないからです。
できることは「あなたが老後どのような生活をしたいか？」を決めておくことです。
…といっても、具体的にどのようにあなたがしたい老後の生活を決めるのか分からないですよね。
老後の生活のうち、悩みとなるのは、「老後の生活の孤独」と「老後の生活のお金」になります。このうち、最も心配なのは「老後の生活のお金」でしょう。
総務省統計局の調査によると、70歳以上の世帯は1ヶ月あたり「約23万円」を消費支出として支払っています。つまり、2人暮らしの場合、この水準をキープすることが目安になります。
おおよそですが、現在定年退職後に老後の生活を送るには、3,000万円ほどが必要になりますが、そのためには消費支出を節約する必要も出てきますし、場合によっては働くことも考慮しておく必要があります。
二人以上の世帯の消費支出を世帯主の年齢階級別にみると，40歳未満の世帯は１世帯当たり１か月平均256,160円，40～49歳の世帯は315,189円，50～59歳の世帯は343,844円，60～69歳の世帯は290,084円，70歳以上の世帯は234,628円となった。
一般的な会社員の方と専業主婦のモデルケースの場合ですと、65歳のときに受け取れる年金額は（国民年金＋厚生年金）で月額12万円〜月額15万円の間になります。
70歳間近の生活における平均消費支出は23万円なので、単純に計算すると10万円ほどが足りなくなると考えます。この間の差をどうやって埋めるべきなのかは人それぞれですが、悩みを解決する方法として2つの方法があります。
老後のお金の稼ぎ方を知っておくこと
老後にお金を稼ぐ方法を今から模索しておくことが大切です。今では、一般的な会社員であっても、副業を奨励する流れが出てきています。
自分のスキル・経験でお金を稼ぐことがむずかしいと感じる人も多いですが、ひとつでも時代に求められる得意分野があれば、稼ぐための”練習”を今からすることは十分可能です。
たとえば、「Crowdworks（クラウドワークス）」「Lancers（ランサーズ）」「ココナラ」など、ご自身のスキルを活かした稼ぎ方も増えてきています。
また、もっと近い例としては「シルバー人材派遣センター」などの働き方もあります。
シルバー人材派遣センターとは、定年退職者にライフスタイルに合わせた業務を提供する組織で、各市町村に設置されています。
このように、老後もどうにか働ける手立てがあることを知っておくだけでも、老後に漠然とした不安を抱くことはなくなるのではないでしょうか。
老後の生活資金を今から計画しておくこと
老後の働き方を知るだけではなく、老後に向けた資金の運用を計画しておくこともひとつの方法です。
資産運用の方法は多岐に渡りますが、「老後の資金づくりに悩む」という人向けに、ファイナンシャルプランナーが相談に乗る仕組みもできています。
このように、資産づくりの方法をより具体的に計画していけば、「自分ではどうすればよいか分からない」という不安を解消することができます。
参考サイト：ファイナンシャル・プランナーに相談しよう 日本FP協会
３ 仕事やキャリアの悩みに関する対処法
仕事やキャリアに関する悩みのうち、将来に関する悩みになるのは「いつ失業するか分からない」という不安と、「このままこの仕事を続けていてもよいのだろうか？」というキャリアプランに関する不安に分けられます。
「いつ失業するか分からない」は「いつ失業してもかまわない」と考えるべき
「いつ失業するか分からない」という点に関していえば、それほど心配する必要はないかもしれません。
というのも、失業は悲しいことですが「働く場所全てがなくなる」ということはないからです。それよりも、あなたがおそれているのは、「今の生活水準が立ち行かなくなること」ではないでしょうか？
今の生活水準のうち、絶対に欠かせないと思うものだけをリストアップすることが大切です。
たとえば、「子どもと一緒に過ごす時間が増えれば、自家用車を一台減らしてもかまわない」というように、自分が人生で大切にしていきたいことを整理しておけば、漠然とした悩みは消えるでしょう。
また、失業しても働く場所はたくさんあります。今では、中途採用求人も増加傾向にあるからです。
加えて、あなたが20代〜30代の非正規雇用であれば、これまでの経験を活かして正社員転職を目指すことも可能です。
「このままこの仕事を続けていてもよいのだろうか？」という悩みは転職のキッカケである
「このまま仕事を続けるべきか分からない」と感じているということは、あなたがこの先ずっと同じ仕事を続けても、仕事に楽しさを見出すことができないと感じていることと同じです。
業界の先行きが不透明であったり、これ以上昇進や昇給が見込めなかったり…という悩みを抱いていると、何となく自分の将来も不安になってきます。
この不安に関しては、「転職活動」という具体的なアクションを取る必要があるでしょう。
なぜなら、転職活動を通してでしか、「自分が同じ仕事を続けるべきかどうか？」を判断することができないからです。
４ 恋愛・結婚に関する対処法
恋愛や結婚に関する不安のうち、将来の不安と結びつく不安といえば、「結婚をしていないことによる老後の孤独」が挙げられます。
「寂しく一人で死ぬことになるのではないか？」という不安を解消してくれそうな解決策として、結婚が一番最初にイメージとして浮かぶのではないかと思います。
ただし、そういった考えで結婚を急いでも焦りしか生まれません。そもそもあなたには「結婚生活」が必要なのかどうかを、もう一度考えてみるべきです。
もしかしたら、一人で余暇を過ごして、気の合う友達と過ごせればそれで良いのかもしれません。
今一度、本当にあなたは結婚をしたいのか、それとも将来に渡って自分を支えてくれる誰かがほしいのか、考えてみましょう。
そのうえで、素敵な人に巡り会いたいというポジティブな考え方を持つことができれば、職場や趣味などを通して素敵な相手を見る余裕が生まれるでしょう。
もしくは、友達作りのためによりいっそう人と積極的に関わることができます。
５ その他の「漠然とした不安」に関する対処法
その他、漠然とした不安を何となく抱えるケースもあります。
漠然とした不安は、あなた個人だけがもやもやと頭の片隅にしまっている悩みが原因である可能性が高いため、あなた自身が原因を見つけ、対処していく必要があります。
下記でご紹介している「すぐに実践できる不安の解決法」を試してみましょう。
また、お金や仕事、結婚についての悩みを抱えている方も、すぐ実践できる不安の解決法を知ることで、より冷静に自分と向き合うことができます。
すぐに実践できる悩みの解決法
ここでは、「漠然とした将来への不安」を抱えている方に向けて、不安を悩みに変えて解決できるようにしたり、不安を解消したりするための解決法をご紹介しています。
今すぐできることばかり紹介しているので、できるところから実践してみましょう。
１ 優先順位をつけて悩みを整理する
あなたがお金や仕事、その他様々な不安を抱えている場合、たとえ具体的な解決策が分かっていても、なかなか行動できない場合があると思います。
「お金の支払がきついし仕事も辛い」という状況では、どこから手を付けていくべきかがわからなくなりますよね。
しかし、ひとつひとつの問題自体は、それほど大きな問題ではないことも多いのです。
つまり、「優先順位」をつけて解決していこうとすれば、頭を占めているいろいろな悩みをひとつひとつ解決することができます。
たとえば「支出が多くて今月のカードの請求への支払いが滞りそうだ」という不安と「仕事が上手くいかなく、今後仕事を続けられるか分からない」という将来への不安を同時に抱えているのだとしたら、より優先して悩むべきは「請求への支払いが滞りそうだ」という悩みですよね。
将来への不安は、一度頭の片隅においておきましょう。
状況は変わらなくても、頭の中で順番を決めておくだけで、あなたが最初に行動すべきことがはっきりします。複数の悩みを抱えている方は、ぜひ試してみてください。
２ 自分一人では解決できない悩みは後回しにする
自分一人だけでは解決できない問題に関して、漠然とした将来への不安を抱えている人は多いです。それは、これまで見てきた不安の原因を見ればわかりますよね。
しかし、今回ご紹介した内容を除くと、あなたが一人で解決できる不安はほとんどありません。多くは、社会全体の問題だったり、自分以外の誰かにお願いしなければ解決しないもの。
自分にはどうしようもない不安と、自分でなんとかできそうな不安を分けて紙に書き出しましょう。
そうすると、自然とあなたが解決すべき悩みが分かってきます。
たとえば、老後の貯蓄が心配なのは今からずっと悩み続けても意味がありません。それよりも、「貯金を月5万円しておきたいのに支出が多く、お金が足りない」という不安を解消するために頭を使いましょう。
３ 自己嫌悪や自己否定を辞める
漠然とした不安を抱えていると、行動ができなくなります。なぜ行動ができなくなるのかというと「自分に自信が持てなくなるから」です。
自分はやればできると考えている人と、自分はやってもどうせ無駄だと考えている人では、行動に対する熱量が異なります。
つまり、物事を続けるための継続力や、やらなければならないことを後回しにしない努力を積み重ねることができます。
そういうふうに自分を行動させるには、自己嫌悪や自己否定を辞めることが大切です。自己嫌悪や自己否定を辞めるには、「どうせ〜」「結局〜」「でも〜」といった思考を止めることです。
たとえ独り言であったとしても、こういった言葉で自分を抑え込まず、まずやってみましょう。失敗したとしても、その失敗を活かした次のチャンスがあります。
４ 仕事／資格取得／勉強をする
漠然とした将来への不安を感じていると、行動ができなくなります。それは、「自分に自信が持てなくなるから」ということは、すでに解説した通りです。
ただ、「自分に自信が持てなくなった」という原因にも様々なものがあります。自己嫌悪や自己否定だけではなく、誰か他人から否定されたり批判されたりすることで、自信を失うことがあります。
自信を回復するためには、成功体験を積み重ねることが大切です。
成功体験を積み重ねるには、「努力した結果、〇〇という成果・実績を得た」という経験が必要になります。
仕事だけではなく、勉強や資格取得を通しても成功体験を積み重ねることは可能です。成功体験を積み重ねることによって、何事にも前向きにチャレンジすることができるようになります。
前向きにチャレンジすることができれば、さらに自分に自信を持てる経験を得ることができ、将来を不安に感じないほど経験・スキルを身につけることができます。
５ 睡眠・運動・食事の３つを整える
どんなに精神的に強い人であっても、「睡眠・運動・食事」の3つが揃っていなければ本領を発揮することができません。
健康的な生活習慣は、人の精神面に大きな影響を与えると言われており、肉体の不調は精神の不調になり、精神の不調は肉体の不調となって現れます。
あなたが最近漠然とした将来への不安をいだいているのも、精神的に弱っていることが原因になっている可能性があります。
もちろん、それが全ての原因なわけではありませんが、一部である可能性もあるのです。
まずは、睡眠時間と適度な運動、食事を毎日の習慣にしましょう。
６ 世間体（親や周りの人がいうこと）を気にしない
結婚や仕事等に関する不安は、「自分はそう思わないけど、周りの人がそうだから」という基準でつくられている悩みが原因であることも多いです。
「〇〇歳は結婚適齢期だ」「まだ結婚していないの？」「ちゃんと安定した職種につきなさい」…といった言葉は、あなたも言われたことがあるのではないでしょうか？
親や友人の助言を借りて、自分の進みたい道を極めるのもひとつの方法です。しかし、そういった世間体だけが人生ではありません。
「自分がやりたいようにやる」という覚悟を持つには時間がかかりますが、漠然とした不安を解消するためには、世間体に振り回されない考え方が重要になります。
７ 悩みを具体的な課題に落とし込み解決策を考える
最後です。漠然とした不安は、漠然としていることにこそ問題があります。漠然としていると、「どういうふうに行動すれば悩みが解決されるのか？」が分かりませんよね。
「不安→悩み→解決策」と、物事を突き詰めて考えなければ、不安は根本的に解決しません。
「将来に不安がある」とは、あなたの場合何を指しているのか、それを整理しましょう。そのうえで、悩みを解決策にするのです。
たとえば「将来は孤独で寂しい生活が待っているのでは？」という不安を「彼氏・彼女がいない」「友達がいない」「家族が遠くはなれているところに住んでいる」と悩みに変換します。
そうすると、あなたがこの悩みを解消するために何をすべきか、見えてくるのではないでしょうか？
まとめ｜将来への不安は具体的な悩みに変換すること
今回は、「将来への漠然とした不安」を抱えている方に向けて、不安の原因と対処法、そして今すぐ実践できる解決策をご紹介しました。
将来への不安は、先行き不透明な未来に対して抱く悩みであることを忘れないようにしましょう。もともと、将来への不安は抱く必要はなく、今できることを積み重ねることによって、自然と解決するものです。
「どんな人生を送りたいのか？」という目標を決め、そこから具体的な行動に落とし込んでいく必要があります。
そして、目標を達成するための課題を悩みにして、不安を解消するための解決策に頭を悩ませることが大切です。
IKIKATAでは、ほかにも具体的な悩みに対する解決策コラムを掲載しています。ぜひ、ご自身の漠然とした不安を解消し、一歩先へ進めるように、この記事を参考にしてください。
今の職場に満足してる？リスクなしで転職するための4つのコツ
ここでは、今の職場や待遇、働き方に不満を抱いている方に向けて、転職活動を始めるにあたって必ずおさえておくべきことをご紹介していきます。
転職活動というと、下記のようなイメージがあるのではないでしょうか？
- 「失業リスクがある」
- 「これまでに積み重ねた経験・キャリアがムダになる」
- 「転職すると給料が下がる」
- 「新しい環境に慣れるのが大変そう」
しかし、この4つの不安は下記の「4つのコツ」で解消することができます。転職したいと考えているけど、不安を解消できないと感じる方はぜひ参考にしてください。
１ 転職活動に失業リスクはない！
転職活動を始めるにあたって最も不安なことは、「転職活動をすると、失業するのではないか？」というものだと思います。
一般に、仕事を辞めたり、退職して他の仕事を始めたりすることには、ネガティブなイメージを持つ方も大勢います。しかし、それは”間違い”です。
大手転職サービスを運営している「リクナビ」が公開しているデータには、こう書かれています。
20代では76％が「転職経験なし」という結果となっています。30代になると「転職経験なし」の割合は一気に減少し、半分以上の人が転職を経験。4人に1人は「転職1回」、そして約3割の人が「2回以上の転職」を経験しているという結果になりました。
20代では「10人中3人以上」、30代では「4人中1人以上」の人が転職活動を経験しています。
つまり、今では転職活動自体はそれほど珍しいことではなく、むしろそれが当たり前になってきているのが現状です。
ではなぜ、転職活動をすることができる人が増えているのでしょうか？理由は大きく2つあります。
理由１ 「中途採用を積極的におこなう企業が増えた」
人材市場・転職市場の動向をアンケートをもとに調査しているリクルートワークスが公開したデータでは、近年は中途採用を積極的におこなう企業が増えたことが示されています。
2018年度の中途採用の見通しについては、「増える」（18.6%）が「減る」（4.0%）を大きく上回っている。
つまり、転職市場は「売り手市場」で、人手不足は飲食業界・情報通信業界（IT）・不動産業界を中心に活発に採用活動が行われていることを示しています。
理由２ 「転職活動を在職中にできるサービスが増えた」
転職市場が売り手市場だといっても、「実際に自分のもとに内定が来るかは分からない」という不安は残りますよね。
しかし、その点についても心配いりません。今では、「働きながら転職活動をすること」がふつうです。
たとえば、一昔前までは、下記のすべての転職準備を、自分で調べながらやる必要がありました。
- 求人を探す
- 履歴書・職務経歴書を作成する
- 面接準備をして面接日程を応募企業と調整する
- 面接を1次〜3次まで突破する
- 給与条件や入社日を人事側と調整する
- 今の会社を辞めるための退職手続きや保険関係の手続きをおこなう
これだけ見ても、かなり大変であることがわかりますよね。
でも今は、「転職エージェント」を活用することができます。
転職エージェントとは、あなたの代わりに希望条件に合った求人を選び、人事側とスケジュール調整をしてくれたり、履歴書や職務経歴書の添削サポートをおこなってくれたりする無料サービスです。
そのため、転職するために仕事を先に辞める必要はありませんし、会社にバレる心配がありません。また、自分で準備するのは最小限にしたうえで転職活動をおこなうことができます。
…
以上2つの理由から、転職活動にリスクがないことがおわかりいただけたのではないかと思います。転職エージェントについてもっと詳しく知りたいという方は下記記事をご覧ください。
おすすめ記事：転職エージェントとは？おすすめの選び方と比較ポイントを徹底解説！
おすすめ転職エージェントは下記記事でご紹介しています。活用法や利用の流れも解説しているので、「転職エージェントを選びたい」という方はぜひ参考にしましょう。
また、「自分で求人を探したい」「自分のペースで求人を見てみたい」という方は、こちらの「転職サイトランキング」を参考にしてくださいね。
おすすめ記事：おすすめ転職サイトランキング！選び方や登録後の流れ、活用法まとめ
２ これまで積み重ねてきた経験・キャリアは転職で活かせる
転職するときの悩みのひとつとして多くあげられるのは、「これまで積み重ねてきた経験・キャリアがムダになってしまうかもしれない」という不安です。
特に、30代前後である程度長く職場で働いてきた方や、エンジニアや金融・不動産などの専門的な営業をしてきた方は、そう感じることも多いでしょう。
これまで得てきた経験を活かすには、「同じ業界・職種／業種で活躍することができる仕事」を探すことが大切になります。
「同じ業界・職種／業種」で活躍することができる仕事を探すには、「業界・職種／業種に特化した転職エージェントや転職サイトを使うこと」をおすすめします。
あなたの経験・キャリアを正しく評価してくれる職場であれば、今の給料よりも高い金額を提示してくれます。
もしなかったら、そのときは転職をしなければ良いのです。
業界・職種／業種専門の転職エージェントや転職サイトとは、たとえば「IT業界に特化した転職サービス」「広告業界に特化した転職サービス」「看護師・保育士・介護などの転職サービス」など様々です。
業界特化型の転職サービスや、特定業界に強い転職サービスは、兄弟サイト「IKIKATA Database」のTOPページで掲載しています。
どんな経験・キャリアであっても、それを評価してくれる職場は必ず存在します。
もちろん、経験・スキルによって大幅に求人の見つかりやすさや条件は変化しますが、「今の職場に不満を感じている」のであれば、転職活動を始めてみるべきですよね。
３ 転職しても給料は下がらない
「転職すると給料が下がる」と何となく悪いイメージを持っている方はいないでしょうか？
それはあくまでリストラなどが行われた過去の話です。今でもリストラの危険性がまったくないわけではないですが、自発的におこなう転職活動で給料が下がることはありません。
それはなぜかといいますと、最初に給与条件を検索できる転職サイトや、給与条件を代わりに交渉してくれる転職エージェントは無数に存在するからです。
特に、あなたの代わりに給与交渉をおこなってくれる転職エージェントに依頼することで、年収アップが可能です。
年収アップ転職をしたいと考えているなら、下記に掲載されている転職エージェントのうち、特に自分に会っていそうなものを順位1位から見てみることをおすすめします。
また、実際に今のあなたの職種・業種の求人が一般的にどの程度の年収なのかを調べることも大切です。そんな方は転職サイトに登録し、職種／業種の条件から求人を探してみることをおすすめします。
おすすめ記事：おすすめ転職サイトランキング！選び方や登録後の流れ、活用法まとめ
４ 新しい環境と今の環境の比較はカンタンにできる
転職活動自体はスタートでしかなく、本当に大切なのは「実際に内定をもらい入社したあとに後悔しないか？」という不安を解消することですよね。
「こんな職場に転職するくらいなら、以前の職場にいたほうが良かった…」という後悔をしたくない方は、転職活動に後ろ向きなはずです。
しかし、今の職場に不満を持っている方こそ、転職エージェントを使うべきです。
それはなぜかといいますと、転職エージェントでは応募先企業の内情や上司の情報、会社の雰囲気や残業時間の実態などについて詳しく教えてくれるからです。
あなたは、今の職場に不満を感じているからこそ、「転職先の内情」をしっかり知ったうえで転職したいと考えているのではないでしょうか？
実際に転職するかどうかは置いておいて、今の職場をほかの職場と比較してみることで、あなたが本当に満足できる仕事を見つけることができるでしょう。
