人生の悩みには様々な種類があります。
仕事、恋愛、友人関係など、「人生がつらい」「人生の先が見えない」という大きな壁にぶつかって、何から始めれば良いのか分からないという方は、今の世の中たくさんいらっしゃいます。
たまに来る休日だけが楽しみ…と、そう考えている方もいるかもしれません。たしかに、休みさえあれば、一度は悩みから開放されたように感じますよね。
でも実際は、毎週、毎月、毎年と悩みのタネが必ずやってくるため、ほんとうの意味で悩みから解放されることはありません。今のあなたは、「毎回悩みながらもなんとかなれば良い。」そう考えてはいませんか?
そのような考えを抱いている方こそ、「人生は辛いことばかりで当たり前」という考えをきれいに捨て去ることが大切です。
今回は「人生で辛い理由や試すべきこと」をご紹介しています。たとえば、生活や恋愛、仕事など、様々な理由からあなたが行動を起こせるようなノウハウを解説しています。
できることからアクションを取っていくことで、少しでも前向きに行動できるキッカケをつかむことができるかもしれません。ぜひ、毎日辛いと感じている方こそ、この記事を参考にしてくださいね。
Contens
人生がつらいのはなぜなのか?
人が自分の人生に悲観的になってしまうときには、必ず具体的な悩みがあります。仕事、恋愛、結婚生活や人間関係、自分の能力のなさなど、理由は様々です。
しかしそもそも、人生においてなぜ「つらさ」が出てきてしまうのかについては、考える余裕はきっとないことでしょう。
それもそのはず、「なぜ辛いか?」を客観的に観ることは、悩んでいる本人にとってはどうでも良いことだからです。
しかし、人生においてなぜつらさ、苦しみがあるのかを大きな視点で捉えることによって、見えなかったものが見えてくることがあります。
ここでは一歩ひいて、「そもそもなぜ、人生においてつらさ・苦しみがあるのか?」について整理して考えてみましょう。
「人生のつらさ」は理想と現実のギャップである
人生がつらいと感じるのは、自分が目指していたはずの理想と今の現実の状況に大きなギャップがあるからです。
「現実的に理想を叶えるのはムリだ」と感じた瞬間から、「辛い」「苦しい」という悩みが出てきてしまいます。
たとえば、あなたは小学校の頃「〇〇屋さんになりたい」「仮面ライダーになりたい」といった、突拍子もないような将来の夢を描いていたはずです。このときは、今のように人生をつらいと感じるなんて、夢にも思っていなかったのです。
ただ、実際に「〇〇屋さん」…つまり自営業を営むのは簡単なことではありませんし、仮面ライダーに至っては「スーツアクター」「俳優」を目指さなければなれませんよね。そこに現実と理想のギャップが必ず起きます。
人には必ず埋められない理想と現実のギャップがあります。
そのギャップのうち、特に自分が人生の目標にしていた「人生のメインになる理想」にたどり着けないことがわかったとき、人は人生をつらいものと感じます。
人生にはつらい時期がある
理想と現実のギャップ以外でも、人生につらさを感じる時期というのがあります。
人生につらさを感じる時期というのは人により様々なものがありますが、おおよそ自分自身の環境が大きく変わるときです。
たとえば、下記のような時期・タイミングは人生全体が先行き暗いものに感じる原因になります。
- 家族や友人、恋人との死別
- 長年付き合っていた恋人・配偶者との別れ
- 仕事をリストラされた
- 病気を患った
こういった人生の悪い出来事は、ほとんどの場合必ず訪れるものです。
実際、若い頃にとても苦労した方がいる一方、30歳以前は幸せと感じられる生活を送っていたが、あることをキッカケに悪い状況に陥ってしまう方もいます。
大きくいえば、自分が理想としている人生と、現実とのギャップですが、特に時期やタイミングによって、人生は悪くも良くも感じられるということを冷静に見つめておくことが大切です。
毎日つらいと「人生すべてがつらい」と感じ、疲れてしまう
「自分の思い通りにいかない」という状況が続くと、たとえ幸せだと感じることができる出来事が起きても、結局幸福感を感じられないようになっていきます。
結果、不幸だった感覚だけが残り、全体としてまだ来ていない未来までも悲観してしまう…という悪循環に陥ってしまうのです。
一度物事を悲観的にとらえてしまうと、なかなか前向きに考えるのはむずかしいもの。
あなたがもともとポジティブな性格をしていたとしても、周りの環境によっては「どうせ〜だろう」という思考になってしまい、良い方向に考えをめぐらすことができなくなっていきます。
人の悩みは古来から変化していない
ここまで「人生はなぜ辛いのか?」について、解説してきました。人は理想と現実のギャップに悩み、そのギャップが時期やタイミングによってさらに大きくなります。
ギャップが大きすぎると人は前向きに物事を捉えることができなくなり、人生を悲観的にしか捉えることができなくなってしまうのです。
ただ、人が人生に悩むのは決して現代社会に限った話ではなく、古来からあったものです。
たとえば、「四苦八苦」という言葉があります。
これは、仏教における「人の苦しみ」を大まかに分類したものになっており…
- 生:生きていること自体の苦痛
- 老:老いていくことの苦痛
- 病:病気による苦痛
- 死:死ぬことへの恐怖や不安による苦痛
- 愛別離苦(あいべつりく):愛する人と離別する苦しみ
- 怨憎会苦(おんぞうえく):憎んでいる人に会う苦しみ
- 求不得苦(ぐふとくく):求めるものが得られない苦しみ
- 五蘊盛苦(ごうんじょうく):五蘊(人の肉体と精神)が思うままにならない苦しみ
の合計8つの苦しみが、人には根本的にあるものだと言い伝えられています。
つまり、私たちは生きている以上、多かれ少なかれ人生に悲観するものであるということを前提にして、自分の生き方を決めていく必要があるということなのです。
辛い現実ですが、できることから行動していくしかありません。
人生がつらい8つの原因とは?
人には必ず8つの苦しみがあり、それは理想と現実のギャップというかたちで悩みになります。その悩みは時期やタイミングによって現実に現れ、人生を悲観的なものにします。
ここでは、さらに具体的に、あなたの抱える人生の悩みを深掘りしてチェックしていきます。あなたが何に悩んでいるのか、まずは自分自身を振り返ることから始めましょう。
もしかすると、自分は恋愛について悩んでいたけど、本当はお金について悩んでいた…ということもありますので、一度冷静に自分が抱える苦しみを整理してみることが大切です。
1 借金などの「お金の悩み」
借金や経済的な困窮は、人生において最も現実的かつ具体的な悩みです。特に多額の借金により返済計画が立たず、借金の連鎖から抜け出すことのできない方も、大勢います。
お金の悩みは人を悩ませますが、あなたにできることはたった2つです。
- お金を節約/倹約すること
- お金を稼ぐこと
つまり、お金を使う量を減らしつつ、収入をアップさせるしか方法はありません。
これ以外の方法でお金の悩みを解決するためには、専門家への相談が不可欠です。実は、費用のかかる弁護士以外にも、お金の悩みを相談し、解決に導いてくれる窓口は豊富に存在します。
1人で悩みを抱えるのではなく、実際現実的にどのような行動を取ることができるのかを考えていきましょう。
相談窓口は、記事後半でご紹介しています。
2 仕事における人間関係
仕事における悩みは様々あると思いますが、ほとんどの場合仕事の悩みになるのは「職場の人間関係」ではないでしょうか?
上司や同僚からの嫌がらせ、パワハラ・セクハラ、職場全体の雰囲気などが自分に合わないと感じる一方、「こんな理由で会社を辞めるわけにはいかない」と感じ、まだ我慢できると耐えていないでしょうか。
仕事における人間関係は、「我慢するべきこと」ではなく、具体的に良くなるように改善していくべきことです。
もしあなたが人間関係に大きな悩みを抱えているのであれば、その関係から身を引き、自分が本当に納得できる人間関係のために、「転職」するのもひとつの方法です。
3 病気・健康への不安
病気、特に重く生命に関わる病気を患っている場合、人生に悲観的になることがあります。特に、人生が充実していた方ほど、病気になって人生を前向きなものに捉えることができなくなることが多いようです。
すでに持病のある方はご存知だと思いますが、「生活の質(QOL:クオリティオブライフ)」という言葉があります。
人の人生の充実度は、ただ生きた年数にあるのではなく、あくまでも満足のできることをいくらしたかによって変化します。
生活のクオリティを上げて過ごす1年間のほうが、もしかすると漫然と過ごす10年より、良いものなのかもしれません。
4 結婚生活
結婚生活は、「理想と現実のギャップに悩むこと」が最も多いライフイベントではないでしょうか。子育てや家事に関しては、よく話題になりますよね。
夫婦関係が上手くいっていないことが大きな原因のひとつでもあるようですが、姑との関係に悩む主婦の方がいたり、家庭で疎外感を感じている父親像が問題になったりと、結婚生活では悩みが絶えることがありません。
もし、どうしてもうまくいかないようなら、結婚生活を見直してみることを検討に入れるべきでしょう。
5 恋愛関係
恋愛関係も、結婚生活と同じくらい大きな悩みの種になります。また、特に失恋してしまったときは、「もう以前のように恋愛ができないのではないか?」と不安になるほどですよね。
恋愛関係の悲しみや苦痛は「時間が解決してくれる」と言われることが多いですが、一方で過去の恋愛の失敗がトラウマになってしまう人もいます。
トラウマを解消するのはむずかしいですが、場合によってはカウンセリングを受けるなども視野に入れるべきでしょう。
6 働き方
仕事の人間関係とは別に「働き方」に悩む方も多いです。
よくあるのが、「今の仕事は自分が本当にやりたい仕事ではない」という悩みです。
働き方は、一昔前に比べて多様な種類を選べるようになってきています。また、中途採用数も増えてきているため、「やりたい仕事」を見つけられる確率は高まっています。
しかし、今の仕事を辞めることにリスクを感じている方も多く、転職の一歩を踏み出せない方が多いようです。
7 趣味・特技がない
趣味や特技がないと、せっかくの休日もただぼーっとして終わってしまう…という日々が続きます。
必ず趣味や特技がないといけないわけではないですが、「時間を持て余しているな」と感じるのであれば、趣味・特技を作るべきかもしれません。
趣味や特技がないと、人との出会いも減りますし、自分自身にも少しずつ自信がなくなっていきます。
「自分の好きなこと」を少しでも増やすことができれば、人生を「単調でつらいもの」と感じる機会が減るでしょう。
8 友達がいない
趣味や特技があっても、実際に友達がいないと感情や楽しさをシェアすることができませんよね。友達がいない悩みは、とても深刻な悩みです。
人生の大事な局面で支えてくれるのは、家族と恋人、そして友人です。その存在が心強いほど、人はポジティブになれますし、前向きに生きようと言う気持ちを持つことができます。
9 自分には能力がないと感じている
自分には能力や才能がないと感じている方はとても多いです。
しかし「人と比べてこの点が劣っている/勝っている」という自己評価は、結局慢心か劣等感しか生みません。
そのため、自分には能力がないと感じること自体には、あまり意味がないといえるのではないでしょうか。
10 将来が不安である
ただ漠然と将来が不安と感じるのも、人生につらさを覚えるひとつのキッカケです。特に20代の若い世代の方は、これからやってくるであろう現実の厳しさに悲観的になってしまう方が多いでしょう。
年金はもらえそうにないし老後が不安…でもそれ以上に5年後、10年後の働き方や生活がまったく見えない、といった苦しみは、一昔前の若い世代よりも一層強まっているのではないでしょうか。
ここまで、人生がつらいと感じる原因・理由に関して8つご紹介してきました。
ここまで読んできたあなたは、今自分がどんな問題を抱えているのか、何となくつかめたのではないでしょうか?
悩みや苦しみ、つらさの全体を捉えることが、実際に人生を前向きなものにするために重要になります。
次は。「人生がつらいときに必ず試してほしい10つの対策」をご紹介していますので、ぜひできることから実践してみてくださいね。
人生がつらいときに必ず試してほしい10つの対処法
人生がつらいときには、「何にもしたくない」と思ってしまうことが多いと思います。なんとか今の状況から抜け出したいと思っていても、それができないのは当然です。
しかし、人生がつらいと感じたときにやるべきことが具体的に思い浮かべば、少しでも行動することができるかもしれません。
ここでは、10つ、人生がつらいときこそ試したいことを紹介しています。ぜひできることから始めてみてください。
1 「つらいこと」を辞めるのをいとわない
「つらいこと」は乗り越えなければ意味がないと思っている方は多いのではないでしょうか?
たとえば、上司との関係性。あなたは、性格の合わない上司にも「仕事のためだから」と思考停止して、上手くやっていけば良いとだけ考えていませんか?
乗り越えるべき「辛いこと」はありますが、それはあくまでも「自分の目標のために最低限やらなければいけないこと」である場合です。
もし辛いことがあなたの行動で避けることができるのであれば、あなたは辛いことをあえて受け入れる必要はなく、自分が幸福感を感じることのできるやり方を選ぶべきです。
まずは、今人生がつらいと思ってしまう原因を突き止め、それをどうにかして辞めることができないかどうかを考えましょう。
辞めることができるとわかれば、あえて辞めないという努力をすることもできるようになりますし、いざというときの逃げ道を自分に作ることができます。
2 自分の思い込みやルールを壊して考え直す
1の「つらいこと」を辞めるのをいとわないという話にも通じますが、自分の思い込みやルールに縛られることで、人生がつらくなってしまうことが結構あります。
たとえば、「親孝行のために地元から離れることができない」という思い込み。あなたは親孝行したいと考えており、その考えはとても素晴らしいものです。
しかし、一時的に親を安心させるためだけに、あなたが地元に残る必要はありません。たとえば上京して満足のできる働き方・知識・経験を積んでからでも、親孝行をするのは遅くないのです。
このように、自分の「○○しなければならない」と考えてしまっていることをもう一度考え直すことで、人生のつらさを客観視することができるようになります。
あなたは、今「○○しなければならなくて、それがつらい」と感じているからこそ、悩んでいるのではないでしょうか?
まずは、その「○○しなければならない」自体を疑ってみましょう。
3 「誰にでも優しい」を辞める
特に人間関係で悩んでいる方に言えることですが、「誰にでも優しい」という考え方は素晴らしいようで、実は誰も幸福にすることができない考え方です。
こういうと抵抗がある方も多いと思いますが、誰にでも優しいということはつまり。結局は誰のちからにも慣れないということと同じ意味になってしまいます。
あなたが気を遣ったり、優しくしたり、助けたりすることのできる人の数には限りがあります。それならば、限定された自分の優しさをあげたい人に、集中させるべきではないでしょうか?
誰にでも平等に接するのではなく、少しわがままになるくらいでちょうどよいのです。そうすると、肩の荷がおりて、気楽に行動することができます。
4 運動する
運動は、ダイエットや健康だけではなく「精神的な健康」にも有効であることをご存じでしょうか?
運動を始めると、交感神経が活性化されることによって、人は意欲的になることが知られています。また、運動をすることで分泌される脳内伝達物質のβ-エンドルフィンは「多幸感」をもたらすと言われています。
問題や悩みの根本的な解決になるわけではありません。
しかし、やらなければいけないことがあるのになかなかモチベーションが上がらない、何となく気分がネガティブになっているという状況では、運動を始めると手っ取り早くポジティブになることができます。
5 アドバイスをもらう人を絞る
人生の悩みから具体的な悩みまで、あなたが人に相談することはあまり多くはないと思います。どちらかというと、1人で抱え込んでしまうことのほうが多いのではないでしょうか?
しかし、1人で悩んでいても解決しないことは山ほどあります。できれば、家族や友人などの意見を聴き、相談にのってもらうことをおすすめします。
ただ、人からアドバイスをもらうときには注意が必要です。アドバイスは、ひとつの問題につき2〜3人ほどの相談にとどめておくことをおすすめします。
特に、あなたに特有の悩み(例:結婚生活、恋愛、仕事の人間関係など)である場合は、多くの人にアドバイスを求めすぎると、逆に問題がむずかしく感じられてしまうことが多いです。
アドバイスをもらう人を絞り、正しく解決させる行動を取れるようにしていきましょう。できれば、自分と同じ境遇、状況に陥ったことのある人に話を聴くのが良いです。
6 専門家への相談を第一に考える
病気、仕事、お金など分野ごとに専門家がいるジャンルの悩みに関しては、友人や家族のアドバイスではなく、専門家への相談を第一に考えましょう。
病気であれば、家族や友人に不調を訴えるよりも病院にかかったほうが早いですよね。それと同じように、仕事や働き方の悩みであれば、キャリアカウンセラーや転職エージェントに転職相談をするべきです。
また、借金などの悩みに関しては、無料相談窓口があります。
7 逆算して目標を立てる
「人生がつらく、先行きが見えない」と感じている方は、目標設定をすることをおすすめします。
たとえば、あなたが「○○歳までに結婚したい」という希望があるとします。この場合、「○○歳までに結婚するためには、○○歳までに付き合っている人がいて、年収額は〇〇万円くらいで〜」と、目標から逆算して達成すべきことが見えてくるでしょう。
ここまではっきりさせることができれば、あとは達成したい目標を細かく分けて、毎日やるべきことを決めるのです。
目標達成の方法は、下記記事でもご紹介しています。人生を前向きにしていくためには、目標設定の方法も知っておくことも大切です。
おすすめ記事:【治し方】三日坊主とは何か?本当の意味と原因を知り克服する方法
8 不満のはけ口を簡単に作らない
不平・不満や愚痴を言い換える関係はとても大切です。あなたも、日常的に感じている不満を友だちに話したり、Twitterなどで呟いているかもしれません。
不平不満や愚痴を呟いたり、言い合ったりするのは一時的なストレス解消になります。
しかし、簡単に不平不満や愚痴でストレス解消をしてしまうクセがついてしまうと、悩みや課題への根本的な解決を忘れてしまう場合があります。
そのため、「Twitterの裏垢でつぶやけばいいや」程度で毎日の不満を解消しているつもりでも、あなたの精神は徐々にすり減っている可能性があるのです。
不満に思っていることや不平を感じていることは、少し愚痴りながらも実際に行動して解決していくべきです。
特に、仕事に関する愚痴などはあまりいいすぎず、どうしたら解決することができるか、相談できる人にアドバイスをもらいましょう。
9 一度、何もかも立ち止まる
「辛くて立ち直れそうにない」という状態まで追い込まれている方も多いと思います。そんな方は、まず一度何もかも立ち止まって考える時間を作るべきです。
たとえば、仕事が忙しすぎて健康を害している方は、キャリアカウンセラーなどに相談して失業保険給付条件を聴き、仕事を辞めてしまうのもひとつの方法です。
思い切った行動を取ることには抵抗がある方も多いと思いますが、本当に心身に危険が迫っているかどうかは、自分で気づくことがむずかしいのが現実です。
精神的、肉体的に追い詰められるより前に、自分を守るための行動に出ましょう。
10 人生を豊かにするノウハウを集める
具体的な悩みがあるわけではないけど、人生がつらいと感じる方も多いでしょう。なんとなく閉塞感に押しつぶされそうな感覚は、多くの人が感じるはずです。
そういうときに大切なのは、自分の頭だけで考え続けたり、悩み続けたりするのではなく、人生を豊かにするノウハウを、いろいろな作品から取り入れること。
たとえば、「人生に関する格言を集めた名言集を読む」「感動する名作と言われる映画を観る」「アニメやドラマを観る」「ビジネス書・小説を読む」などが良いでしょう。
つらいときに様々な作品に触れると、いつの間にか自分と登場人物を重ね合わせたり、自分の状況と照らし合わせたりしながら作品を楽しむことができます。
人生を豊かにする事のできる作品には、心に余裕が無いときほど触れるべきでしょう。
まとめ|人生がつらいときこそ楽な選択肢を選ぶべき
今回は、人生がつらいと感じている方向けに、「人生がつらいと感じている方に試してほしいこと」をご紹介してきました。
今回ご紹介した内容を是非実践していただきたいのですが、今すぐ行動できないほど悩んでいる方も多いはずです。そんな方はムリに実践しようとせず、まずはあなた自身をゆっくり振り返ることから始めてみてください。
「つらいときは、逃げて構わない」ということを覚えて頂ければ、少しでも気が楽になると思います。IKIKATAでは、いろいろな悩みを持っている方に向けて記事を更新しているので、ぜひ他の記事も参考にしてくださいね。
今の職場に満足してる?リスクなしで転職するための4つのコツ
ここでは、今の職場や待遇、働き方に不満を抱いている方に向けて、転職活動を始めるにあたって必ずおさえておくべきことをご紹介していきます。
転職活動というと、下記のようなイメージがあるのではないでしょうか?
- 「失業リスクがある」
- 「これまでに積み重ねた経験・キャリアがムダになる」
- 「転職すると給料が下がる」
- 「新しい環境に慣れるのが大変そう」
しかし、この4つの不安は下記の「4つのコツ」で解消することができます。転職したいと考えているけど、不安を解消できないと感じる方はぜひ参考にしてください。
1 転職活動に失業リスクはない!
転職活動を始めるにあたって最も不安なことは、「転職活動をすると、失業するのではないか?」というものだと思います。
一般に、仕事を辞めたり、退職して他の仕事を始めたりすることには、ネガティブなイメージを持つ方も大勢います。しかし、それは”間違い”です。
大手転職サービスを運営している「リクナビ」が公開しているデータには、こう書かれています。
20代では76%が「転職経験なし」という結果となっています。30代になると「転職経験なし」の割合は一気に減少し、半分以上の人が転職を経験。4人に1人は「転職1回」、そして約3割の人が「2回以上の転職」を経験しているという結果になりました。
20代では「10人中3人以上」、30代では「4人中1人以上」の人が転職活動を経験しています。
つまり、今では転職活動自体はそれほど珍しいことではなく、むしろそれが当たり前になってきているのが現状です。
ではなぜ、転職活動をすることができる人が増えているのでしょうか?理由は大きく2つあります。
理由1 「中途採用を積極的におこなう企業が増えた」
人材市場・転職市場の動向をアンケートをもとに調査しているリクルートワークスが公開したデータでは、近年は中途採用を積極的におこなう企業が増えたことが示されています。
2018年度の中途採用の見通しについては、「増える」(18.6%)が「減る」(4.0%)を大きく上回っている。
つまり、転職市場は「売り手市場」で、人手不足は飲食業界・情報通信業界(IT)・不動産業界を中心に活発に採用活動が行われていることを示しています。
理由2 「転職活動を在職中にできるサービスが増えた」
転職市場が売り手市場だといっても、「実際に自分のもとに内定が来るかは分からない」という不安は残りますよね。
しかし、その点についても心配いりません。今では、「働きながら転職活動をすること」がふつうです。
たとえば、一昔前までは、下記のすべての転職準備を、自分で調べながらやる必要がありました。
- 求人を探す
- 履歴書・職務経歴書を作成する
- 面接準備をして面接日程を応募企業と調整する
- 面接を1次〜3次まで突破する
- 給与条件や入社日を人事側と調整する
- 今の会社を辞めるための退職手続きや保険関係の手続きをおこなう
これだけ見ても、かなり大変であることがわかりますよね。
でも今は、「転職エージェント」を活用することができます。
転職エージェントとは、あなたの代わりに希望条件に合った求人を選び、人事側とスケジュール調整をしてくれたり、履歴書や職務経歴書の添削サポートをおこなってくれたりする無料サービスです。
そのため、転職するために仕事を先に辞める必要はありませんし、会社にバレる心配がありません。また、自分で準備するのは最小限にしたうえで転職活動をおこなうことができます。
…
以上2つの理由から、転職活動にリスクがないことがおわかりいただけたのではないかと思います。転職エージェントについてもっと詳しく知りたいという方は下記記事をご覧ください。
おすすめ記事:転職エージェントとは?おすすめの選び方と比較ポイントを徹底解説!
おすすめ転職エージェントは下記記事でご紹介しています。活用法や利用の流れも解説しているので、「転職エージェントを選びたい」という方はぜひ参考にしましょう。
また、「自分で求人を探したい」「自分のペースで求人を見てみたい」という方は、こちらの「転職サイトランキング」を参考にしてくださいね。
おすすめ記事:おすすめ転職サイトランキング!選び方や登録後の流れ、活用法まとめ
2 これまで積み重ねてきた経験・キャリアは転職で活かせる
転職するときの悩みのひとつとして多くあげられるのは、「これまで積み重ねてきた経験・キャリアがムダになってしまうかもしれない」という不安です。
特に、30代前後である程度長く職場で働いてきた方や、エンジニアや金融・不動産などの専門的な営業をしてきた方は、そう感じることも多いでしょう。
これまで得てきた経験を活かすには、「同じ業界・職種/業種で活躍することができる仕事」を探すことが大切になります。
「同じ業界・職種/業種」で活躍することができる仕事を探すには、「業界・職種/業種に特化した転職エージェントや転職サイトを使うこと」をおすすめします。
あなたの経験・キャリアを正しく評価してくれる職場であれば、今の給料よりも高い金額を提示してくれます。
もしなかったら、そのときは転職をしなければ良いのです。
業界・職種/業種専門の転職エージェントや転職サイトとは、たとえば「IT業界に特化した転職サービス」「広告業界に特化した転職サービス」「看護師・保育士・介護などの転職サービス」など様々です。
業界特化型の転職サービスや、特定業界に強い転職サービスは、兄弟サイト「IKIKATA Database」のTOPページで掲載しています。
どんな経験・キャリアであっても、それを評価してくれる職場は必ず存在します。
もちろん、経験・スキルによって大幅に求人の見つかりやすさや条件は変化しますが、「今の職場に不満を感じている」のであれば、転職活動を始めてみるべきですよね。
3 転職しても給料は下がらない
「転職すると給料が下がる」と何となく悪いイメージを持っている方はいないでしょうか?
それはあくまでリストラなどが行われた過去の話です。今でもリストラの危険性がまったくないわけではないですが、自発的におこなう転職活動で給料が下がることはありません。
それはなぜかといいますと、最初に給与条件を検索できる転職サイトや、給与条件を代わりに交渉してくれる転職エージェントは無数に存在するからです。
特に、あなたの代わりに給与交渉をおこなってくれる転職エージェントに依頼することで、年収アップが可能です。
年収アップ転職をしたいと考えているなら、下記に掲載されている転職エージェントのうち、特に自分に会っていそうなものを順位1位から見てみることをおすすめします。
また、実際に今のあなたの職種・業種の求人が一般的にどの程度の年収なのかを調べることも大切です。そんな方は転職サイトに登録し、職種/業種の条件から求人を探してみることをおすすめします。
おすすめ記事:おすすめ転職サイトランキング!選び方や登録後の流れ、活用法まとめ
4 新しい環境と今の環境の比較はカンタンにできる
転職活動自体はスタートでしかなく、本当に大切なのは「実際に内定をもらい入社したあとに後悔しないか?」という不安を解消することですよね。
「こんな職場に転職するくらいなら、以前の職場にいたほうが良かった…」という後悔をしたくない方は、転職活動に後ろ向きなはずです。
しかし、今の職場に不満を持っている方こそ、転職エージェントを使うべきです。
それはなぜかといいますと、転職エージェントでは応募先企業の内情や上司の情報、会社の雰囲気や残業時間の実態などについて詳しく教えてくれるからです。
あなたは、今の職場に不満を感じているからこそ、「転職先の内情」をしっかり知ったうえで転職したいと考えているのではないでしょうか?
実際に転職するかどうかは置いておいて、今の職場をほかの職場と比較してみることで、あなたが本当に満足できる仕事を見つけることができるでしょう。
おすすめ記事:おすすめ転職エージェントランキング!選び方や注意点・活用法まとめ