高度化・専門化する社会を生きるための新しいキャリア形成とは?

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若手のビジネスパーソンや学生のうちから自分の「キャリア形成」を考えることは、大変重要です。

職業の専門化が進む現代人は、とても複雑で高度なスキルを経験をもとに習得することを求められています。キャリアを形成し、キャリアアップを考えるためには、忠実にシゴトをこなすだけでは足りません。

私たちは、チャレンジし、リスクをとり、新たなことを始める努力が求められています。現代社会に生きるビジネスパーソンが自己実現の達成や、社会の役に立つことを成し遂げるためにはそういった「努力」が必要です。

今回は、IKIKATAコラムでも度々テーマとして扱う「キャリア形成」について、改めて考えてみます。私たちは、高度化・専門化した世の中でどのようなキャリア形成をすべきなのか。

 

今回のゴール

 

高度化・専門化する世の中で生きるために必要な「新たなキャリア形成」とは何かを知る

 

従来のキャリア形成の定義とは?

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今回は、高度化・専門化する現代社会における「キャリア形成」の新しい考え方を把握するというテーマを取り扱います。しかしその前に、従来の「キャリア形成」とはどういうものか、その定義を確認してみましょう。

「従来のキャリア形成」とは…

「キャリア形成」とは、このような「キャリア」の概念を前提として、個人が職業能力を作り上げていくこと、すなわち、「関連した職務経験の連鎖を通して職業能力を形成していくこと」と捉えることが適当と考えられる。(引用:「キャリア形成を支援する労働市場政策研究会」報告書 平成14年7月31日
厚生労働省職業能力開発局

このように、個人の担う職務に関して、その能力を向上させることを「キャリア形成」としているのが従来のキャリア形成の考え方です。

しかし、この「個人が担う職務に関して、その能力を向上させること」では足りないポイントが一つあります。それは、「ずっと同じ業務だけをするという前提に立っている」ということです。こういったせまい考え方ではなく、もっと広い範囲で「キャリア形成」を考える必要があります。

 

なぜ新しいキャリア形成の考え方が必要なのか?

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新しいキャリア形成の考え方は、神奈川大学のWebページ「キャリア形成」において述べられている定義が最も「現代社会におけるキャリア形成」の考え方を反映しているといえます。その部分を引用します。

キャリア形成とは「自分、将来、他者、仕事、成長といったことに主体的に向き合うことのできる力を作る=生きる力の根幹を作る」という考え方にほかなりません。(引用:神奈川大学・キャリア・就職支援「キャリア形成」

この新しい「キャリア形成」の考え方は、従来のキャリア形成の考え方よりもより「生き方」「働き方」といった広い範囲での考え方であるといえます。複雑化・専門化が進む現代社会は、一つの職務に専門性を持つだけではなく、広い知見や、「自分の価値観とマッチするか?」という視点を同時に持つ必要があります。

そのためには、自分や将来、他者、シゴト、成長といった様々な人生を決める要因に、真っ向から向き合うことが大切です。

では、「新しいキャリア形成」の考え方を、具体的にどのように実践していくかを紹介していきます。

 

「キャリア形成」を考える方法

 

新しいキャリア形成を考えるためには、上記でも述べたように「生き方」「働き方」という広い範囲のものごとを考えなければなりません。

「生き方」「働き方」を考え、新しいキャリア形成を具体的に志向していくための方法を、今回は2つ紹介します。

1.職種・業種を知る

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キャリア形成を考えるためにまずは世の中に存在する「既存の職業」を知りましょう。

既存の職種・業種を知るにはコチラを参照:「就職活動支援サイト-業種、職種一覧」

新しい職業は続々と登場してきていますし、数が少なくなってきている業種・職種もあります。

ここで重要なのは、「自分のキャリアの選択肢は、時代とともに変化する」ということです。自分の知っている情報だけで自分のキャリアや働き方を考えることは大変危険です。まずは、今ある世の中の職種・業種を知り、その上で「自分のやりたいことはどんな職種・業種に当てはまるのか?」を考えてみる。

また、あなたが「新しいものを作る」「新しい仕事を作る」ことを目指している場合も、既存の職種・業種を知ることには大きな意味があります。新しいものや仕事を作るにあたっても、「既存のものをよく知ること」が大切です。

 

2.価値観を考える

【PRAS+】現代風キャリアセミナー 価値観と役割

 

 

価値観を定めることで、様々なキャリアの形成に「軸」を持つことができます。

たとえば「家族との時間を最も大切にしたい」という価値観を持っている場合は、「どのように」「なぜ」という部分を突き詰めて考えていきます。そうすると、自分、将来、他者、仕事、成長といったこと、つまりキャリア形成の基本を自らの価値観に照らし合わせて考えることができます。

もし、自分の価値観がどういうものかがすぐに思いつかない場合は上記の図を参考にしましょう。図のように、自らの「社会的な役割」から、自分の大切にしたい価値観を洗い出す方法もあります。

価値観から、キャリア形成を逆算して考えることも重要です。

 

まとめ:新しいキャリア形成は「職種・業種」「価値観」の2つから考える

今回は、「新しいキャリア形成」という観点から、「働き方」「生き方」という広い範囲のものごとを考えるための方法を2つご紹介しました。

様々なことがらが目まぐるしく変わる社会の中では、具体的に人生設計や将来のプランを立てることよりも、広い視野で自らの視野を広げ、自分の軸を作ることが大切です。

この記事を参考にして、新しいキャリア形成を志向していきましょう。

 

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