「就職活動を何度も体験した」という人はいません。ですから、周りと「どういう風にしてる?」と情報を共有したり、ネットで服装、イベントや説明会の情報など、様々なことを調べたりして、”就活”に臨みます。
しかし、初めてのことをすべて効率よく上手くこなすことはできません。「あのとき準備しておけばよかった…」と思うことも多いでしょう。
そこで今回は、「”就活中”にやっておきたいこと・意識的にしておきたいこと」を7つご紹介します。就活は精神的にも体力的にも負担がかかりますが、それに翻弄されずに今回紹介することをぜひ意識的にしてみてくださいね。
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就活中にやっておくべきこと7つ!
(1)他人と自分を比較しない
グループディスカッションや面接、そして内定まで…長い道のりです。その道のりの中では、「他人(ほかの就活生)と比較して自分の就職活動の進行度を測ろうとしてしまうこと」があります。
しかし、「他人と比較して就活をする」ということ自体が無意味であることを、いつでも意識的にしておきましょう。所属する場所も、やりたいことも何もかも異なる人と比べても、自分のためにはなりません。
それだけではなく、人と比べることで余計な劣等感が生まれることすらあります。そうならないために、まずは「周りと比べて自分は…」という比較をやめてしまうことが大切です。
(2)本を読む/ニュースを観る
「就活は情報戦」と言われます。それはその通りで、自分が志望する企業や自分がやりたいこと、やるべきことを短期間で考えだし、それを的確に表現できるようになるためには「情報収集」が欠かせません。
「そんな暇があるなら、ESや面接対策を!」と焦る気持ちは重要です。いつでも臨戦態勢でいるほうが、本番でもうまくいく場合が多いのは事実です。しかし、「気持ちの切り替え方」をしっかりと身に着けておくことも、同じくらい重要です。
「何を読むか?」「どんなニュースを深堀りするか?」ということはそれほど重要ではありません。そうではなく、「就活という初めての経験」の途上でも「余裕」と「気持ちの切り替え」が可能な人を目指すことが重要です。
(3)SNSに気をつける
”就活”は、説明会や面接、自己分析や業界研究だけではありません。SNSに掲載されている「個人のプロフィール」や、投稿にも気をつけなければなりません。
しかし、ただ単に「よく見せよう」という意味で、”気をつけよう”と説明したわけではありません。たとえば、Facebookには、「個人のプロフィール(学校名や活動団体などの情報)」を入力する欄があります。これを入力していない場合、就活の上で関わりをもった方々に対して、自分の関心ごと、所属する学校や団体を「知ってもらう機会」を逃してしまう可能性もあります。
当然ながら、「公序良俗に反する発言」「就活に関するネガティブな情報」を流すことは慎むべきですが、それ以上に、適切にSNSを用いること自体にも、きちんと良識を持っておく必要があります。
(4)スケジュール管理
多くの就活生は、多くのエントリー企業を選択することになるでしょう。確かに、モチベーション維持や、「自分の志望する企業」に入るためには、積極的な行動が欠かせません。「百聞は一見に如かず」ということわざがあるように、実際に見た・聞いた情報というのは、就活中のみならず、今後のキャリア、将来を考えるうえでも多くの示唆に富むことは事実でしょう。
しかし、そういった行動だけが先行してしまって、「予定が合わない」「予定がブッキングする」ということがないように注意したいところです。「自分はこの企業にエントリーするべきか?」「この説明会に時間を割くべきか?」ということを、参加する前にしっかりと考えることも重要です。
また、就活に関するスケジュール帳を作ることも大切です。リマインダーやタスク管理アプリを使いこなして、自分の頭の中が混乱しないように努めておくことも、就活中のみならず、今後の働き方に影響することの一つといえるでしょう。
(5)自分を偽らない
「自分を偽る」というのは、就活においてはご法度、といっても過言ではありません。確かに、人事受けするように自分を「作ろう」という気持ちになるのは、就活生すべてに共通する悩みポイント。
ですが、人事の方はそういった面も含めて就活生を見ています。また、偽りの自分には限界が来ます。逆説的ですが、偽りの自分を通して得られた結果が、最終的な「いい結果」につながることはないでしょう。自分を消さずに努力できる人こそ、自分の最良の選択ができるということを忘れずに行動することが大切です。
(6)質問の型を作っておくこと
質問は、必ずする機会があります。特に面接で、こちらから質問をする機会にしっかりと聞きたいことを、相手に聞きやすい形で伝えられることはとても重要です。
ですから、自分なりに「こういう聞き方が聞きやすいな」「こういう入りで質問しよう」という「型」を、あらかじめ作っておくことが重要です。また、企業の採用面接ではある程度、就活生側で想定質問を準備することができます。ただし、質問内容だけではなく、「聞き方」「姿勢」「話し方」といった具体的な動作を確認しておくのも、効果のあることといえます。
(7)息抜きをする
就活に限ったことではありませんが、「息抜き」はとても大事です。特に、情報共有がてら、仲間や友人と近況を共有することや、ご飯を食べに行くなど、そういった日常が切羽詰まった気持ちを緩和させてくれます。
詰め込みすぎず、適度に休む。そうすることで、自分の最高のパフォーマンスを発揮することができます。予定に「息抜き」も含めてスケジュール化してしまえば、「ムダな時間」として感じにくくなるので、予定張に書き込んでしまうのも一つの方法ですね。
就活は「とらわれすぎないこと」が重要
ここまで、就活中にやっておきたいこと・意識的にしておきたいことについて7つご紹介してきました。
「考え方」と呼べるものから、具体的なことまで様々ですが、どれも必要なことといえます。就活中は、「就活だけにとらわれること」こそ最も避けるべきことです。自分を誰かと比較せず、自然体としての気持ちをもって、やるべきことを着々とこなす態勢を整えておくようにしましょう。