「シゴトが忙しすぎて自分の時間を確保できない」そんな悩みを持つ人は多いでしょう。特に若手のビジネスパーソンには、そういった悩みを持つ人も多いのではないでしょうか?
「自分の時間を確保できない」原因は「忙しいから」に尽きると思われがちですが、実はそれだけではありません。「時間管理がうまくできていない」ことが原因の場合も多いのです。
「時間管理がうまくできていない」方は、本当は工夫次第で自分のしたいこと、すべきことに割けるはずの時間を無意識に過ごし、「無駄にしてしまっている」可能性があります。もしかすると、あなたは忙しいのではなく、うまく時間管理ができていないだけなのかもしれません。
余暇やリラックスするタイミングとして「有意義に使える時間」を無駄にしてしまうことは、大きくとらえれば「人生の損失」であるとも言えます。また、業務時間以外でビジネスやキャリアのことについて考えたり、そのために学んだり情報収集をしたり…という時間を確保することは、現代を生き抜くビジネスパーソンにとって重要なことでしょう。
そこで今回は、忙しいビジネスパーソンが実践すべき「時間管理術」を5つご紹介していきます。自分の有意義な時間を増やすための方法を実践してみましょう。シゴトの効率化にも繋がります。
Contens
ビジネスパーソンの時間管理5つの方法
(1)「いつ、どこで、何のためにするのか」をあらかじめ決める
あなたが「意識して時間を過ごすとき」はどんなときでしょうか? きっと、「目的を持っているとき」でしょう。「~を終わらせる」「○○に取り組む」といったすべきことをあらかじめ決めておけば、目的をもって時間を確保する動機になるのです。
うまく時間を管理できない理由の一つは、「無意識で過ごしてしまう時間が多いこと」です。意識的に「コレをしよう」とあらかじめ決めてその通り実行すれば、今まで見えていなかった時間を「見える化」することができます。
まずは、今日すべきことを「いつ、どこで、なんのために」するのかを決めておきましょう。
たとえば、「業務時間外に何をするのか?」を朝のうちに決めておくと、帰宅してからの時間を有効に活用できますね。
(2)残ったシゴトを今日中にやるか、明日にやるかを即決する
「まだあれが終わってないんだよな~」と気にかけながら過ごすことは、とてももったいない時間の過ごし方であるといえます。
「今日終わらせる必要はない」ことに考えを巡らすのは時間を浪費することに繋がります。今すぐ実行するか、今日は手を付けないと決めるか。どちらに”即決”しましょう。
それでも不安が残る場合は、明日にまず最初にやるべきことを「ToDo」としてまとめるとよいでしょう。
(3)時間を制限し集中する
時間の管理がうまくできていない理由の一つとして、「だらだらとシゴトをしてしまう」ことが挙げられます。シゴトに集中するための時間は、「30分」「1時間」といった区切りごとに設定しある程度「制限する」ほうが効果的です。
シゴトだけではなく、あらゆることに「時間制限」を意識すると、細切れにした時間をうまく使うことができます。
締切や期限が差し迫って、ものすごい集中力で取り組んだ経験がある人は多いでしょう。そういった状況を自分で作り出すことで、時間を効率的に使うことができます。
しかし、焦りすぎは禁物です。ミスや失敗をしないように、時間配分を考えながら時間を決めてシゴトに取り組んでみましょう。
(4)今の時間の使い方を見直してみる
もしかすると、「今していること」「日常的にしている習慣」には無駄な作業や行動が含まれているのかもしれません。シゴトでいつもしていることや、プライベートで無意識にしていることの中にも「もっと短縮できること」や「省くことができるもの」があるかもしれないのです。
自分の生活を見直してみて、多くの時間を費やしていることの中に「余計に時間を使っていること」がないかを、確認してみましょう。
たとえば、シゴト帰りの帰宅ラッシュを避ける方法を考えたり、混んでいる時間帯にスーパーへ買い物に行かないようにしたりといった細やかな工夫も大切です。
(5)失敗や反省に時間をかけ過ぎない
「今日の反省」を習慣的におこなう人も多いでしょう。今日うまくいったこと、失敗したこと、改善したいことなどを、一日の終わりシゴトから帰ってきて見直すことは、継続的なスキルアップのためには大切なことです。
しかし、そういった反省と「いつまでも失敗をくよくよ悩む」のは別のことです。そしてそういった行動は自分が想像している以上に時間を浪費してしまっている場合があります。
そうならないためには、「ストレスを解消する」のが良いでしょう。いつまでも悩んでいても状況は変わりません。それなら、自分が活用できる時間をめいいっぱい楽しみ、大切にするべきではないでしょうか。
参考記事:【ストレスフリーな生き方】忙しい社会人のためのストレス解消法10選!
「時間」に区切りを入れて、時間を”創る”
時間管理というと、リマインダーやスケジュール管理を思い浮かべがちですよね。そういった仕組みづくりや習慣は大切ですが、それとはまた異なる「時間の区切り方」が時間管理の中では大切です。
時間を区切ることで、今まで確保できていなかった時間を”創る”ことができるようになります。
今回ご紹介した5つの方法はすべて、「時間」を意識的に活用するための方法です。自分で「自らの時間をどのように活用するべきなのか?」を考えて実行できることこそ、「自分のために時間を使うこと」と言えるのではないでしょうか?
忙しさの中に飲み込まれずに、今の時間を一生懸命意識的に楽しむためには、地道な「時間管理」が大切です。ぜひ、実践してみてくださいね。