【明日から使える心理学】「リンゲルマン効果」の具体例と活用法

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「明日から使える心理学」では、日常生活やシゴトで使える心理学用語を解説しています。

今回ご紹介するのは、「リンゲルマン効果」。シゴト効率を考える際に重要な示唆を与えてくれる心理学知見です。また、日常生活で「集団心理」に惑わされないようにすることにも役立ちます。

「人数が増えれば、その分手抜きをする人が増える」…なぜこんなことが起こりうるのでしょうか。

 

「リンゲルマン効果」とは?

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「リンゲルマン効果」

「リンゲルマン効果」とは、別名「社会的手抜き」とも呼ばれています。

単独作業よりも、集団で作業する方が「一人当たりの作業」としてみると”低下してしまう”現象のことです。具体的には、「人間は集団になればなるほど手抜きをする」という心理を指します。(参考:社会的手抜き – Wikipedia

リンゲルマン効果を確かめるためには、実際にどのくらいの「手抜き」をしているのかを正確に数値で実証しなければいけません。具体的な実験でそれを実証したのがドイツの心理学者リンゲルマン。彼は「人数を変えて綱引きする」という実験で、この効果を実証したのです。

現代社会でも、「チームで目標を達成する」ことはビジネスでもそれ以外の活動でも必須の条件です。よって、組織をマネジメントを考える際の注意ポイントとして、この「リンゲルマン効果」をおさえておくことには重要な意味があります。

 

「リンゲルマン効果」の具体例

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さきほどご紹介したドイツの心理学者リンゲルマンは、「綱引きに参加する人数が増えるたびに、相乗効果でより大きな力が発揮される」と予想して、下記の実験を行いました。

一人で綱引きをさせるとき→2人で綱引きをさせるとき、そして3人で綱引きをさせるとき…綱引きをする人数が増えるごとに「個人が発揮するチカラの変化」を調べたのです。

結果は思わぬものとなりました。2人で綱引きをした場合は期待値の93%、3人で綱引きをした場合は85%、8人だと49%と、どんどん「一人一人のチカラが発揮されなくなる状態」になっていったのです。

ここから、「メンバーの人数が増えるほど、一人あたりの貢献度が低下する現象」が「リンゲルマン効果」となったのです。

 

「リンゲルマン効果」の活用法

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リンゲルマン効果は、その効果を知っておくだけでチーム作りに活用することができます。また、日々の生活の中でもその効果をできるだけ回避して行動することができます。

 

チーム作りではメンバー一人ひとりに「役割をふる」ことを意識する

 

たとえば、あなたが5人のチームを率いるリーダーとして、指示を出す立場にいます。

この場合、メンバー5人全員に「この作業をやってくれ!」とお願いするだけでは、「誰かがやってくれるだろう」と「リンゲルマン効果」が働いてしまいます。

それを回避するためには、「Aさんは○○を担当してください」「Bさんは○○でお願いします」と細かく明確な指示をすることが大切です。

また、「2人に協力させて一つの作業を行ってもらう」場合でも、そのうち「どの部分を担当するのか?」を明確にしておくことで、「一人当たりの貢献度」を下げずにチームの目標を達成することができるでしょう。

 

「限定」がすべてを動かす

 

たとえば、人ごみの中でうずくまって倒れている人を発見したら、周りに助けを求めますよね。その場合すぐに人を呼ぶためには、「誰か助けてください!」と呼ぶよりも、「そこの電柱の前に立っている男性の方々、助けてください!」と”限定”して呼ぶべきです。

首都圏で「人と人の関わり合いが薄い」と言われる要因は、「リンゲルマン効果」にあるとの考え方もあります。「自分は役割を果たす必要がない」と思ってしまう心理を解消することは、人とのコミュニケーション・協働の面で重要であると言えます。

チーム作りと同様に「一人に着目した貢献度」を最大限活用する方法を学ぶ。集団心理をうまく活用しつつ、自分はそれを意識して集団心理に惑わされないようにする。その第一歩として、「リンゲルマン効果」を知ることが大切です。

 

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「リンゲルマン効果」は心理学的に実証されていますが、「実体験」を通してそれを知っている方も多いでしょう。人数が多ければ多いほど、「手抜き」が作用してしまう気持ちは、感覚的に理解できますよね。

人の心理はなかなか変えがたいものではありますが、シゴトに関してはこのような「リンゲルマン効果」をなるべく抑える考え方・行動が大切です。そのためには「ものごとに取り組む際の自主性・主体性」を知る必要があります。

コチラの記事もぜひ参考にしてくださいね。

あなたは知ってますか?「自主性」と「主体性」の違いを明確にしよう

2016.07.22

 

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