(3)スキルを身に着ける
性別に関係なく、これからの社会は「一人ひとりの生産性」と「スキル」が重要視される社会になります。
たとえば、フリーランスやノマドワーカーの増加や活動分野の広まりは、そういった時代の流れを感じさせてくれますよね。
そういったこれからの時代においては、「スキル」を身に着けることが重要です。とはいうものの、資格を多く持っていればいいということではありません。たとえば、今いる職場であなたはどんな役割をはたしているのか、これからどういったことをこなせるようになりたいのか。そういった現場の視点で、一つ一つキャリアアップしていく考え方が重要です。
将来が不安だからこそ、「どうせ何年で辞めるし…」という考え方ではなく、具体的なところから実直に邁進することが大切なのです。
もし、在宅ワークやフリーでの活動を考えているのであれば、「クラウドワークス」 「ランサーズ」などのクラウドソーシングでスキルを高めてみてはどうでしょうか。
(4)目先の不安を”ハッキリ”させる
(2)でも述べたように、女性はライフプランの不安を常に抱えています。どの段階で自分はどうふるまうべきなのか、どの時点でどういった働き方や生き方を選ぶのがベストなのか。正解は探してもなかなか見つかるものではありません。
将来のことは誰にも分りませんが、目先の不安をハッキリさせるだけで、キャリアに対する考え方も広がっていきます。
昭和女子大学学長の坂東眞理子氏は、以下の通り述べています。
こんな時代だからこそ目先の不満で仕事を辞めるべきではありません。私自身の体験を振り返っても、目先のことばかりでなく長期的な視野で判断してきたことがキャリアに大きく活きています。
(引用:成功する女性キャリア、落ちる女性の働き方)
坂東氏は「将来のキャリアにアドバイス」をくれる”メンター”がサポートしてくれたことで、広い視野を持ったキャリア選択を決断することができたと言います。誰にも、将来のことは分かりません。恋愛も子育ても、シゴトも確たる保証はないのです。それでも、そんな悩みを相談し客観的にアドバイスをくれるメンターを持つべきなのです。
メンターと言っても、キャリアアドバイスを的確にしてくれる方でなくてもいいのです。ポジティブにあなたの将来を考えてくれる、そんな近しい友人や仲間、そして恋人に一度相談してみてはいかがでしょうか。
女性のキャリアはこれからもっと重要になる
女性ビジネスパーソンを取り巻く環境は、高度成長期時代から劇的に変化してきています。産業構造の変化から、意識の変化まで、ありとあらゆることが新しい考え方へと変わっていくのです。
そんな時代の中で、自らのキャリアの選択をまっすぐ貫くためには、キャリアについて志向し、常に情報をキャッチアップする姿勢が大切です。そして、情報のキャッチアップには、今回ご紹介した4つの考え方・視点が重要になってきます。
今日から、自分のキャリアプランとライフプランを考えていきましょう。