あなたの周りにもきっといる「意地悪な人」の心理は、どのようなものなのでしょうか?
自分がされて嫌なことでも平気でやってのける人に対して、その気持ちを理解してあげるのはとても難しいことといえるでしょう。
しかし、意地悪をしてしまう人の心理や特徴、原因を知り、そのうえで対応策・対処法を試してみることで、あなた自身がストレスを溜める回数や頻度を減らすことができます。
そこで今回は、「意地悪」をテーマに、そもそも意地悪とは何か?から始め、意地悪な人の特徴と行動、そして自分が意地悪を受けているときの対処法を紹介していきます。
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「意地悪」の意味とは?
意地悪という言葉の意味をいまさら確認する必要もないと思いますが、一応その意味について見ていきましょう。
意地悪とは、「わざと人を困らせる、辛く当たるなどの行動」や、「そういう行動を取る人のこと」を指します。
[名・形動]わざと人を困らせたり、つらく当たったりすること。また、そのさまや、そういう人。「意地悪を言う」「意地悪な性格」
意地悪といじめの違い
最近では、「意地悪」といった言葉だけではなく「いじめ」「○○ハラスメント」という言葉で社会問題として扱われることも増えてきました。
特に「いじめ」と「意地悪」は、程度の差以外にはあまり違いがないように思えます。
いじめは、辞書によるとこのような意味になっています。
いじめ いぢめ [0] 【苛▽め・虐▽め】
自分より弱い立場にある者を,肉体的・精神的に苦しめること。 「陰湿な-」 「学校での-が問題になっている」
いじめは、「上司から部下へ」「先輩から後輩へ」「力の強い人が弱い人へ」と、立場的に弱い人に向けて与えられる、肉体的・精神的な苦痛を表します。
された側が困る、悩むという意味では同じですが、「意地悪」の場合は、立場が同じであっても不快に思うようなことや苦しいことをされた場合には当てはまると言えます。
今回の記事では、いじめやハラスメントよりも程度が軽いと見なされがちな「意地悪」について解説しています。
しかし、ひどく悩んでしまうようないじめや嫌がらせなどを受けている場合には、毅然とした対応や専門家への相談も必要になってくるということをぜひ覚えておいてくださいね。
「意地悪な人」の意味とは?
「意地悪な人」とは、「わざと人を困らせる、辛く当たるなどの行動」や、「そういう行動を取る人のこと」を指すと解説しました。
相手を困らせるようなことをする人には、大きく分けて2つのパターンがあります。
- 無意識のうちに、自然と思いやりのない言動をしてしまう人
- 悪意を持って、わざと相手を困らせることをする人
「意地悪」という言葉は、わざと相手を困らせることをさすため、1番は当てはまっていないように感じるかもしれません。
しかし、今あなたが誰かに意地悪されているという事実は、相手がわざとやっているのか、気づかぬうちにやっているのかによって変わるわけではありません。
ただし、意地悪な人にも2つのパターンがあることを知っておくと、あなたがどんな対応をするべきかがハッキリします。
意地悪をする人の心理とは?
さて、職場や日常生活であなたに「意地悪」をしてくる人の心理を見ていきます。
恋愛相手にしても、職場の人にしても、近所の人にしても、意地悪な人には共通する心理があります。
意地悪な人には様々な心理がありますが、おおよそここでご紹介しているものが当てはまるはずです。
1 羨ましい
意地悪な人には、性格として「嫉妬」「羨望」といった思いを強く持っている傾向が高いです。
また、劣等感やコンプレックスを自分自身に抱いていることも多い傾向にあります。
そのため、相手のことを羨ましいと思う気持ちが「意地悪」に発展してしまうことがとても多いのです。
羨ましいという感情自体は「尊敬」や「賞賛」という良い方面の影響もありますが、一方で対抗意識や反発心を生み、それが意地悪に繋がってしまいます。
2 構って欲しい
意地悪をすることで相手の興味・関心を引き、相手に構って欲しいと考えるタイプも「意地悪な人」の心理としてあげることができます。
たとえば、恋人どうしでちょっとした意地悪をすることは、愛情表現のひとつとして「いやだな」と感じる人は少ないのではないでしょうか。
しかしそれはあくまでも「お互いに信頼している」「好きである」と言う前提があってこそです。
そういった感情や思いがない相手にも「構って欲しい」と強く考えて実行してしまう心理が、「意地悪な人」にはたらいていると言えます。
3 同族嫌悪(どうぞくけんお)
「同族嫌悪」とは、自分と考え方や振る舞いが似ている人を嫌いになる心理傾向です。
同族嫌悪は、自分自身にコンプレックスを抱いている人が、「自分と似ている人を見ることで、自分を見ているようで不快に感じる」という心理が働くことで起きてしまいます。
相手のことを理解しようと言う気持ちがまったくない人は、その同族嫌悪がそのまま他人への「意地悪」に繋がってしまうのです。
4 相手に好かれたい
「構って欲しい」と似ている感情として、「相手に好かれたい」という心理が働いている場合も、「意地悪」に発展することがあります。
原因として、「好かれる」ことをそのまま「相手の印象に残る」ことと勘違いしてしまうことや、相手を思いやることを考えないうちにアプローチしてしまうことが挙げられます。
「自分にしか見せない反応」を得られることで、「好かれているのではないか」という期待感を得たいと考えている人も、「意地悪な人」になってしまう場合があります。
5 照れ隠し
「一言余計なことを言ってくる」「言う必要のないことをわざわざ言ってくる」というタイプの「意地悪な人」の場合、照れ隠しのためにそのような発言・行動をする傾向があります。
誰しも、照れ隠しで素直なことを言えないことはありますが、相手に対する思いやりよりも恥ずかしさが優先してしまう人の場合は、照れ隠しとして悪意がなくても意地悪をしてしまうのです。
6 許されると思い安心している
意地悪をする相手があまり言い返さないタイプだったり、おとなしいと言われるような性格の人だったりする場合は「意地悪しても許されるだろう」と考えていることが多いです。
意地悪な人は、照れ隠しや好きの裏返しでする場合だけではなく、「相手を困らせてやろう」という思いを持っています。
そのため、簡単に意地悪ができ、かつ自分に危害を与えないタイプの人を標的にしようという心理がはたらきます。
意地悪な人の特徴とは?
ここでは、「意地悪な人」の心理とは別に、意地悪な人に共通する特徴について詳しく見ていきます。
あなたが意地悪を受けている場合には、「これは意地悪に入るのかな?」と不安になることも多いでしょう。
特徴を知っておけば意地悪に当てはまるかどうかがわかります。ぜひ参考にしてください。
1 相手に対して配慮に欠けた言葉や皮肉を言う
普段なら絶対に言わないようなひどい言葉を投げかけるだけが意地悪ではありません。
少し傷つくような言葉や、人の劣等感を逆なでするような言葉をあえて言ってくるのが意地悪な人の特徴です。
2 相手をわざと困らせるような発言・行動をとる
言葉だけではなく、行動で意地悪な行為をしてくる人もいます。
たとえば、職場でこちらの仕事が増えるようにしてくる、などの嫌がらせ行為が当てはまります。
3 不可能なことや難しいことを当たり前のように押し付ける
無理難題や、自分にはできないことを分かっているのにもかかわらず、それを当たり前におしつけてくるのも意地悪な人の特徴といえます。
悪気があってやってくる場合が多いのですが、狡猾な人は断れない雰囲気や状況を作って押し付けてくることもあります。
4 ミスや失敗・あら探しを通して口出ししてくる
他人のミスや失敗をあら探しをして口出しをしてくるのも意地悪な人の特徴と言えます。
もちろん、上長であればミスの指摘は当然おこないますが、全く関係していない人から意地の悪い発言をされてしまう場合が当てはまります。
5 プライドが高い
プライドが高く人よりも優位に立ちたいと考えている人は、めざとく意地悪できる相手を見つけて貶めようとしたり、わざと高圧的な態度を取ることもあります。
6 裏表がある
愛想が良い人と愛想が悪い人がはっきり別れていたり、中の良いメンバー以外にはかなり冷たい態度を取るような裏表のある人は、嫌がらせや職場いじめに繋がるような態度を取りがちです。
7 人の短所を見つけることばかりに集中している
意地悪な人の大きな特徴として、「人の短所を見つけることが得意」という傾向があります。
人の短所を見つける能力は、上手に使うことができればミスを事前に防止できたり、的確なアドバイスをしたりすることができるため重要です。
しかし、それを悪い方向に使うのが「意地悪な人」なのです。
人の短所を見つけ指摘し、相手が困ったり落ち込んだりすることをあえてきつい言葉で浴びせるなどがよくある傾向です。
8 表情や人相が悪い
「顔の良し悪し」ということではなく、常に表情や人相がしかめっ面だったり、怒っているような表情をしている人も、「意地悪な人」の特徴のひとつと言うことができます。
ここまで、意地悪をしてくる人の特徴を解説してきました。おおよそ、あなたの周りにいる「意地悪な人」に当てはまるのではないでしょうか?
次は、どうして意地悪な人は意地悪をしてくるのか、その原因についてまとめていきます。
意地悪をしてくる原因・理由とは?
意地悪な人は、なぜあなたや他人に対して意地悪をおこなうのでしょうか?
人に迷惑をかけるような行いをわざわざする人の気持ちを理解するのは難しいですが、あなた自身が被害を最小限に抑えるため、その原因にについて抑えておきましょう。
1 特に理由がない
理由なく、あなたや文句や嫌がらせがしやすそうな性格の人を見つけて意地悪をする。そういった、単純な動機で意地悪な行為をしてくる人は残念ながらいます。
そういった人は、すでに改善は見込めないため、最大限距離を置くように接するべきです。
2 相手よりも立場的に優位に立とうとしている
プライドが高く、人よりも自分は優れていることをはっきりさせようと意地悪をしてくるケースはとても多いです。
優越感に浸りたいと考えている人がおこなう意地悪はかなり遠回しなことがあり、自慢に見せかけて相手を批判したり、些細なことで文句を言う、強い言葉を浴びせるという行動に出ることもあります。
意地悪してくる人が仕事の上司だった場合は、指導・指摘なのか、嫌がらせなのかがはっきりしないこともあり、我慢している人も多いはずです。
3 目標がなく暇だと感じている
仕事で達成したい目標があり、仕事で忙しい人は他人に嫌がらせをしている余裕はありません。
職場で他人に意地悪をすることができる余裕があるからこそ、あなたの周りにいる意地悪な人はあなたに対して余計な口出しができるのです。
4 嫉妬心や劣等感を抱いている
相手が嫉妬心や劣等感を抱いている場合も、上司・先輩といった立場を利用して意地悪や嫌がらせをされる原因になります。
たとえば「恋人や人間関係に恵まれている」「上司に気に入られている」「仕事が自分よりもできる」など、そういった些細な嫉妬心も意地悪に繋がる可能性があるのです。
5 コミュニケーション不足
お互いのことを理解できていないことが原因で嫌がらせに発展する例もあるようです。
相手のことをよく知らないからといって嫌がらせをして良いことにはもちろんなりません。
しかしたとえば、あなたが相手に対して無意識に失礼なことをしてしまっていたり、お互いの間に何かしら問題が怒っていたりすることが原因で、職場いじめなどに発展することもあります。
6 反動形成
反動形成とは、幼少期によく現れる心理額用語です。
心の中で抱いている感情とは真逆の行動を取ってしまうことを指す用語で、幼少期によく現れる機制とされていますが、おとなになってからも反動形成が生まれることがあるようです。
相手は本当はあなたに好意を抱いているのにも関わらず、それが真逆の行動として現れるというものです。
比較的軽い意地悪程度であれば、反動形成である可能性もあります。ただし、意図的な嫌がらせやあなたが不快に思っているときは、やはりはっきりとその旨を伝えるべきでしょう。
ここまで、意地悪をしてくる原因と理由を解説しました。
「そういえば、あの人にはそういうふしがあるかも…」と思った方も多いのではないでしょうか? 原因を知れば、その原因を解消できるように工夫することもできますよね。
次は、意地悪をしてくる人との上手な付き合い方・対処法を解説していきます。
意地悪な人との上手な付き合い方と対処法
意地悪な人とは距離を置くのが一番手っ取り早い悩み解決の方法です。しかし、職場の人間関係を含め、すぐに距離を置くのは難しい、状況的に無理だ…という方は多いと思います。
そのため、近くに意地悪をしてくる人がいても、そんな人とできる限り良い関係を築けるように工夫していくことも大切なことになります。
1 目立った行動をせずおとなしくしておく
まずやるべきことは、意地悪をしてくる相手の前で目を引くような行動を避けることが挙げられます。
最初から対策するのはむずかしいのです。
しかし、たとえば「暇そうにしていると口出ししてくる」というパターンが分かれば、「その人の前では忙しく装う」などの対策を練ることができます。
まずは、自分が意地悪の対象に入らないように目を見張っておきましょう。できる限り付き合わないこと、これが原則になります。
2 「ハッキリと言い返す」という仕返しをする
ハッキリ言い返せるような間柄であったり、反論の余地があるケースでは、「相手の言い分もあるしな」と考えるのではなく、はっきりと言い返すことも重要です。
ただし、一対一で言い返しをすると、屁理屈や立場から仕返しの仕返しをされる可能性もあります。
そんなときは、他の人の前でなど、ほかに第三者がいるところであえて口に出すこともテクニックのひとつです。
ただし、あくまでも冷静に話し合いができそうな相手に限っての話です。
3 相手と同じ目線・土俵で言い争ず、聞き流す
余計な口出しをされたり、的はずれなことを言われたりすると、感情的になってしまうシーンもあるかと思います。
ただ、相手と同じ目線で言い合いをしたり、相手に強く反発するのは、相手の思うつぼです。
そうではなく、相手の言っていることはすべてシャットダウンするつもりで対応したほうが良いでしょう。
もしかすると、意地悪な行為の中には、あなたのためを思っていってくれていることも含まれているのかもしれません。
ただし、万が一あなたに落ち度があることであっても、別にその人を通して指摘して貰う必要はありません。
ほかの信頼している人からのアドバイスの方が役立つことが多いです。
4 可能であればできる限り距離を置く
同じ職場内にいる人物であれば、少なくとも一日一度は顔を合わせる関係性の人も多いはずです。
そうすると、「まったく会わない日」はなくなります。
しかし、できる限り顔を合わせないように工夫することも重要です。
人づてに連絡してもらう、上司を通して連絡するなど、できることがまだ残されているかもしれません。
5 接し方の注意点を覚える
どうしても意地悪してくる相手と接しておかなければいけないときは、できる限り接し方に工夫をしておきましょう。
相手がどのようなときに嫌がらせ行為をしてくるのかが分かれば、ある程度接し方を変えて対応する方法もわかります。
たとえば、下記のような工夫が必要でしょう。
- 自分の情報を必要以上に相手に与えない
- 余計な一言を言っていないかチェックする
- 適切な言葉遣いで話す(例:ちょっと砕けた話し方のほうが良いのか、かしこまった話し方か?)
このように、相手との接し方を少し変えてみるだけで、状況が良くなることもあります。
6 仕事上のケアレスミスを減らす
余計な口出しをされないように、仕事上のケアレスミスをへらすことも重要な観点です。
相手に有無を言わせない仕事をしてさえいれば、相手から意地悪や嫌味を言われることもなくなるでしょう。それでも言ってくる人はいますが、まったく対策をしないよりは良いでしょう。
ミスを無くす方法は下記記事を参考にしてください。
おすすめ記事:仕事のミスをなくせ!ロジカルにミスや失敗をなくす5つの方法
7 相手を立ててプライドを傷つけないようにする
相手のことを褒めるように工夫したり、自分が思っている以上に相手を持ち上げたりすることで、相手のプライドが満足することがあります。
会話のときに相槌を増やす、こちらからわからないことを質問してみるなど、あえてポジティブに接すると人間関係に変化が出ることがあります。
8 「職場いじめ」を疑う
1〜6を実践しても相手の態度がまったく変わらない場合には、上司や人事などに相談し、あなたが悩んでいることを正直に相談することが大切です。
ひとつひとつは些細な嫌がらせでも、蓄積すると大きなストレスになることも多いです。
単純で軽い意地悪ではなく、ハラスメントや職場いじめに繋がるようなことかもしれないと感じている方は、下記記事もぜひ参考にしてください。
参考記事:女性に多い職場いじめの対処法!仕返しや無視ではなく対策を練ろう
意地悪な人に絶対にやってはいけないこと
最後に、「意地悪な人」への対処法として、やってはいけないことを解説していきます。
「意地悪な人」は、心の中に様々な繊細な思いを抱えたうえで、意地悪をするという行動に出ています。
そのため、下手に刺激するとさらに状況が悪くなってしまうこともあります。
そうしないためには、「やってはいけないこと」を最低限知っておくことが重要になります。
1 仲間を作って「いじめ」を行う
「職場いじめ」などが代表的な「大人のいじめ」は、関係者が増えれば増えるほど責任感や罪悪感を感じる量が減っていくことがわかっています。
そのため、いくら意地悪をやめて欲しいからといって、仲間を作り個人を攻撃するようなことは、さらなる悪い状況を生んでしまいます。
意地悪な人に復讐したいと言う気持ちが芽生えることはあると思いますが、その場合でも感情的にならず、冷静に対応するべきでしょう。
2 陰口を共通の知り合いに話す
陰口や悪口を共通の知り合いに話すことで、それが意地悪をする本人にも繋がってしまう可能性があります。
信用のおけない人や、意地悪をする人の近くにいる人には、陰口は話さないようにするべきです。
噂話や陰口は、誰かの又聞きの話を通してどんどん悪い方向、大げさな方向に膨れ上がっていきます。
そうすると、あなたがストレス発散目的で話したことも、尾ひれがついて大きな嘘やデタラメを言っているとして、本人に伝わることもあります。
相談するのは、上司や信頼のおける友人、意地悪をする人から遠い関係しかない人に限定しましょう。
3 感情的になる
「冷静に言い返す」という方法は、意地悪な人にがつんと事実を伝えるうえでとても大切な方法です。
しかし、「同じ土俵に立たない」ということも解説した通り、こちらが感情的になっては相手の思うつぼです。
また、「怒り」の感情だけではなく必要に常に不安を抱えたまま毎日を過ごすことも、精神的な病の原因になります。
意地悪がまだ軽いうちに、対策を練ることを意識しましょう。
病んでいる心では、冷静な対応もしにくくなります。
4 転職やSNSのブロックをする
職場で意地悪な人がいる場合は、すぐに会社をやめたくなります。また、相手からの連絡をブロックするなども思い浮かびます。
しかし、転職は感情的にするものではありません。
また、SNS等のブロックは、あとからいじめや嫌がらせを受けた証拠が消えてしまう場合もあります。
もし「職場いじめなどの証拠になる」という場合には、スクリーンショットだけではなく、送信日時や履歴が残る「そのままの状態」を維持しておくことが重要になります。
どちらの場合も、そのときだけの感情に任せて行動するのではなく、信頼できる人や相談窓口で相談するべきです。
「職場や近所づきあいなどでのいじめ」については、ぜひ下記記事も参考にしてください。
まとめ|意地悪な人には毅然とした対応を取ろう
今回は、意地悪な人の特徴と意地悪をしてくる原因と理由、そして、意地悪をする人と上手に付き合う方法について解説してきました。
日々のかかわり合いの中で細かな工夫をしていけば、関係性が改善されることがあります。
しかし、あなただけが苦しむのはよくありません。悩む場合は上司や然るべき窓口に相談し、対策を寝ることも大切になります。
一人で悩まずに周りに助けを求めることも重要です。ぜひ冷静に対応することを心がけてくださいね。
今の職場に満足してる?リスクなしで転職するための4つのコツ
ここでは、今の職場や待遇、働き方に不満を抱いている方に向けて、転職活動を始めるにあたって必ずおさえておくべきことをご紹介していきます。
転職活動というと、下記のようなイメージがあるのではないでしょうか?
- 「失業リスクがある」
- 「これまでに積み重ねた経験・キャリアがムダになる」
- 「転職すると給料が下がる」
- 「新しい環境に慣れるのが大変そう」
しかし、この4つの不安は下記の「4つのコツ」で解消することができます。転職したいと考えているけど、不安を解消できないと感じる方はぜひ参考にしてください。
1 転職活動に失業リスクはない!
転職活動を始めるにあたって最も不安なことは、「転職活動をすると、失業するのではないか?」というものだと思います。
一般に、仕事を辞めたり、退職して他の仕事を始めたりすることには、ネガティブなイメージを持つ方も大勢います。しかし、それは”間違い”です。
大手転職サービスを運営している「リクナビ」が公開しているデータには、こう書かれています。
20代では76%が「転職経験なし」という結果となっています。30代になると「転職経験なし」の割合は一気に減少し、半分以上の人が転職を経験。4人に1人は「転職1回」、そして約3割の人が「2回以上の転職」を経験しているという結果になりました。
20代では「10人中3人以上」、30代では「4人中1人以上」の人が転職活動を経験しています。
つまり、今では転職活動自体はそれほど珍しいことではなく、むしろそれが当たり前になってきているのが現状です。
ではなぜ、転職活動をすることができる人が増えているのでしょうか?理由は大きく2つあります。
理由1 「中途採用を積極的におこなう企業が増えた」
人材市場・転職市場の動向をアンケートをもとに調査しているリクルートワークスが公開したデータでは、近年は中途採用を積極的におこなう企業が増えたことが示されています。
2018年度の中途採用の見通しについては、「増える」(18.6%)が「減る」(4.0%)を大きく上回っている。
つまり、転職市場は「売り手市場」で、人手不足は飲食業界・情報通信業界(IT)・不動産業界を中心に活発に採用活動が行われていることを示しています。
理由2 「転職活動を在職中にできるサービスが増えた」
転職市場が売り手市場だといっても、「実際に自分のもとに内定が来るかは分からない」という不安は残りますよね。
しかし、その点についても心配いりません。今では、「働きながら転職活動をすること」がふつうです。
たとえば、一昔前までは、下記のすべての転職準備を、自分で調べながらやる必要がありました。
- 求人を探す
- 履歴書・職務経歴書を作成する
- 面接準備をして面接日程を応募企業と調整する
- 面接を1次〜3次まで突破する
- 給与条件や入社日を人事側と調整する
- 今の会社を辞めるための退職手続きや保険関係の手続きをおこなう
これだけ見ても、かなり大変であることがわかりますよね。
でも今は、「転職エージェント」を活用することができます。
転職エージェントとは、あなたの代わりに希望条件に合った求人を選び、人事側とスケジュール調整をしてくれたり、履歴書や職務経歴書の添削サポートをおこなってくれたりする無料サービスです。
そのため、転職するために仕事を先に辞める必要はありませんし、会社にバレる心配がありません。また、自分で準備するのは最小限にしたうえで転職活動をおこなうことができます。
…
以上2つの理由から、転職活動にリスクがないことがおわかりいただけたのではないかと思います。転職エージェントについてもっと詳しく知りたいという方は下記記事をご覧ください。
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転職するときの悩みのひとつとして多くあげられるのは、「これまで積み重ねてきた経験・キャリアがムダになってしまうかもしれない」という不安です。
特に、30代前後である程度長く職場で働いてきた方や、エンジニアや金融・不動産などの専門的な営業をしてきた方は、そう感じることも多いでしょう。
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3 転職しても給料は下がらない
「転職すると給料が下がる」と何となく悪いイメージを持っている方はいないでしょうか?
それはあくまでリストラなどが行われた過去の話です。今でもリストラの危険性がまったくないわけではないですが、自発的におこなう転職活動で給料が下がることはありません。
それはなぜかといいますと、最初に給与条件を検索できる転職サイトや、給与条件を代わりに交渉してくれる転職エージェントは無数に存在するからです。
特に、あなたの代わりに給与交渉をおこなってくれる転職エージェントに依頼することで、年収アップが可能です。
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また、実際に今のあなたの職種・業種の求人が一般的にどの程度の年収なのかを調べることも大切です。そんな方は転職サイトに登録し、職種/業種の条件から求人を探してみることをおすすめします。
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4 新しい環境と今の環境の比較はカンタンにできる
転職活動自体はスタートでしかなく、本当に大切なのは「実際に内定をもらい入社したあとに後悔しないか?」という不安を解消することですよね。
「こんな職場に転職するくらいなら、以前の職場にいたほうが良かった…」という後悔をしたくない方は、転職活動に後ろ向きなはずです。
しかし、今の職場に不満を持っている方こそ、転職エージェントを使うべきです。
それはなぜかといいますと、転職エージェントでは応募先企業の内情や上司の情報、会社の雰囲気や残業時間の実態などについて詳しく教えてくれるからです。
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実際に転職するかどうかは置いておいて、今の職場をほかの職場と比較してみることで、あなたが本当に満足できる仕事を見つけることができるでしょう。
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