自己実現とはいったいどのような意味を持つ概念なのでしょうか? そして、自己実現を果たすためにはどのように考え、行動していけば良いのでしょうか?
当たり前のように使われることの多い「自己実現」という言葉ですが、その意味を正しく理解した上で、自己実現を果たそうと考えている方は少ないはずです。
しかし一方で、ただ漫然と日々を過ごすことに焦っている方もいるでしょう。自己実現の本来の意味をよく理解しておくことで、生き方・働き方を自分で決める判断力が身につきます。
そこで今回は、自己実現の意味や心理学上の定義のほか、自己実現を達成する方法についても詳しく解説していきます。
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「自己実現」とは何か?|意味・定義を簡単に解説!
ここでは「自己実現」の意味や定義、そして使い方について解説していきます。「自己実現」は、分かりきっているようで理解するのがとてもむずかしい言葉です。
ただ、ビジネスや仕事、生活にも関係する大切な言葉なので、少しでも興味をお持ちならぜひ意味をおさえておきましょう。
自己実現は心理学用語である
「自己実現(英:self-actualization)」とは「人間が自己の能力や個性を実現していき、個人ごとの目標を実現していくこと」です。
自己実現は心理学用語として有名ですが、著名な心理学者の中でも、明確な定義はバラバラです。そのため、「自己実現とは〇〇である」と確実に表現するのはむずかしいです。
ただ、ざっくりとした理解としては「自分の能力や個性を実現していくこと」と知っておけば、意味を間違うことはないでしょう。
辞書によれば、自己実現は「人間の欲求のうち最も高度な欲求」とされています。
自己実現 じこじつげん self-actualization
人間の欲求のうち最も高度であり,同時に最も人間的な欲求として,自己の内面的欲求を社会生活において実現すること。アメリカの心理学者 A.マズローは 1954年に欲求5段階説を発表した。人間には下位から順に生理的欲求,安全への欲求,社会的欲求,自尊欲求,自己実現欲求があり,下位の欲求が充足されると,より上位の欲求が人間の行動動機となるとした。
引用:自己実現 – コトバンク
このように、自己実現は様々な思想家や学者がそれぞれ定義していますが、それぞれの意味については次の見出しで解説しています。
自己実現を最も有名にしたのは、アメリカの心理学者のアブラハム・マズローです。マズローは1954年に「欲求5段階説」という説を提唱し、人間の欲求を5段階の階層に分けました。
ただし、マズローだけが「自己実現」という言葉を使ったわけではなく、ゲシュタルト心理学者・脳病理学者・クルト・ゴルトシュタインが最初に提唱した概念です。
また、ユング心理学で有名なカール・ユングなども自己実現をという言葉を論じているため、人の欲求を説明するうえで必ず必要とされるものであることが分かります。
自己実現の日常的な使い方・例文
自己実現は、心理学用語から転じてマーケティングなどの仕事など、人の心理を分析してビジネスに活かす手法にも活用されています。
また、定年後の「第二の人生」を送る際にも、「本当に人生でやりたかったことをやる」という意味で「自己実現」という言葉が使われることがあります。
たとえば、下記のような用法です。
「自己実現を果たす」
「自己実現を果たす」とは、人生におけるいちばんの目標を果たしたときに使う言葉です。たとえば、結婚、子供の成人、孫ができた…などのライフイベントが当てはまります。
また、「年収1000万円を超える」「〇〇会社を立ち上げて売上を○億円にする」など、具体的な夢や目標を指して、自己実現を果たすということもあります。
「自己実現の欲求」
自己実現の欲求とは、後から解説するように、マズローが唱えた「欲求段階説」のうち、5段階の欲求のイチバン上に来る欲求のことです。
自己実現の欲求は、衣食住などの欲求とは異なり、レベルが高く満たすことがむずかしい欲求とされているため、現代社会に生きる、恵まれた環境にいる私たちでさえ、自己実現を果たすのはそう簡単ではありません。
「自己実現」の由来とは?
ここでは、「自己実現」がこれまでどのような人物がどのように使い、定義してきたのかを解説していきます。
覚えておいて損はありませんが、自己実現を達成するうえで必ず暗記する必要はありません。
しかし、自己実現という言葉がどのような流れで使われてきたのかを知ることで、より生き方・働き方といった人生の課題を考えるヒントを学ぶことができるでしょう。
自己実現を提唱した心理学者・クルト・ゴルトシュタイン
自己実現(Self Actualization)を最初に提唱したのは、ユダヤ系ゲシュタルト心理学者・脳病理学者であるクルト・ゴルトシュタインです。
彼はベルリン大学教授として教鞭をとっていましたが、ナチスドイツによってユダヤ人であることを理由に迫害され、アメリカへと渡り、タフツ大学の教授となりました。
その後、精神医学、神経医学分野から心理学分野へ入り、アメリカの心理学分野に大きく貢献した人物として知られています。
彼は、人の細分化された機能を分析するだけでは、人の全体像を理解することはできないと理解することで、脳に損傷を受けた患者を研究する方向性を打ち出します。
結果、彼は人の脳が損傷を受けているのにもかかわらず、現在の能力で環境に適応しようとする傾向を見出します。つまり、人は脳レベルで「自分の能力」を環境に適応させていくことができると結論づけたのです。
クルト・ゴルトシュタイン自体は「自己実現」という言葉を使っていませんが、後に説明する彼の弟子であるカール。ロジャーズが自己実現という言葉を使うキッカケを作ったといえます。
ゴルトシュタインの弟子・カール・ロジャーズによる概念化
ゴルトシュタインの教え子の1人である臨床心理学者・カール・ロジャーズは、今の「カウンセリング」の手法を始めておこなった学者として有名です。
患者をクライエントと呼び、面接内容を記録していく手法は今ではカウンセリウング研究で当たり前のことですが、それを形作ったのがロジャーズなのです。
そんなロジャーズですが、自己実現という概念を確実なものとして定義づけた人物でもあります。
彼がおこなうカウンセリングの根拠となっているのは、「非指示的カウンセリング」と呼ばれる考え方であり、面接を受ける患者(クライエント)に対して、楽観的な見方でカウンセリングをおこなう方法でした。
そういったカウンセリング手法や研究内容から、彼は「健全な人間は、人生に究極の目標を定め、その実現のために努力する存在である」と提唱しました。
そして、そのような「人が自分自身によって自分の可能性を最大限に開発して実現していく」ということを「自己実現傾向」と定義しています。
ユング心理学における「自己実現」
スイスの精神科医・心理学者・カール・グスタフ・ユングは、分析心理学創始者であり、深層心理について研究を続けた著名な心理学者です。
ユング心理学では、人の性格・傾向を分類する「タイプ論」と呼ばれる分類手法があります。
「外交的」「内向的」のどちらかであるかを分析した上で、4つのタイプにさらに分けます。合計8つの分類が出来上がります。
「タイプ論」の8分類
- 外交的思考 or 内向的思考:周りの環境 or 自分の内面について、物事を論理的に考える
- 外交的感情 or 内向的感情:周りの環境 or 自分の内面について、物事を好き嫌いで考える
- 外交的感覚 or 内向的感覚:周りの環境 or 自分の内面について、物事を細かく把握する
- 外交的直感 or 内向的直感周りの環境 or 自分の内面について、物事を全体的に把握する
ここで、上2つと下2つがそれぞれ対比・正反対の関係であることをおさえておきます。また、「外交的」「内向的」も対比関係にあります。
まず最初にこのタイプ論で自分がどの分類に当てはまるかを認識すると、自分の強みと弱みが分かります。
そして、強みをさらに伸ばすとともに、弱みの部分は発達するように努力することを「自己実現の過程」としてとらえました。
マズローの欲求段階説
自己実現を最も有名にしたのは、アメリカの心理学者である、アブラハム・マズローです。
彼が唱えた「欲求段階説」では、人の欲求を5段階に分かれることを提唱し、これを「自己実現理論」としました。
人の欲求には様々なものがありますが、それを大まかに分類すると5つの欲求にまとめられます。さらに、欲求には階層があり、ピラミッド型の階層になっていくことを示しました。
欲求段階の内訳
- 自己実現の欲求 :自分の持つ能力や可能性を最大限発揮したいという欲求
- 承認(尊重)の欲求:集団から価値ある存在と認められたいという欲求
- 社会的欲求(所属と愛の欲求):自分が社会に必要とされていると感じたいという欲求
- 安全の欲求:安全、健康、暮らし、経済的安定などの欲求
- 生理的欲求:食事、睡眠、排泄など生命を維持するための欲求
マズローは、「5→4→3→2→1」と順に欲求が満たされていくというだけではなく、人はこの順番で最終的に自己実現を満たそうとするということを提唱しています。
ここまで、自己実現がどのような流れ、内容で扱われてきたのかを見てきました。
それぞれ、自己実現の具体的内容は異なりますが、「自分の能力や可能性を発揮することを目指す欲求」は、誰にでもある欲求です。
しかし、実際に自己実現を達成しようとしても、課題・問題が山ほどありますよね。それに、そもそも自分にとっての自己実現が何か、分からないという方も多いでしょう。
そこで下記では、あなたがこれから自己実現を果たすための具体的な方法を解説していきます。
「自己実現を果たした」と考えている方が共通して述べていることをまとめてみましたので、あなたの参考になるはずです。
「自己実現」の具体的な方法と考え方とは?
ここでは、自己実現を果たすために必要な方法や考え方をご紹介していきます。そもそも、自分にとっての「自己実現」とは何なのか、よくわからない方でも参考にしていただけるはずです。
1 他者からの評価ではなく自己評価を軸にする
他者からの評価は、マズローの欲求段階説で表現すると「承認欲求」になります。
一緒に働く同僚や上司からの評価や、家族や恋人、友人からの高い評価は、自分を価値ある存在なんだと認識させてくれます。
しかし、他人からの評価を受け取り喜ぶだけでは、自己実現をすることはできません。承認欲求を越えて自己実現を果たすためには、「自分に足りないこと」を自分自身で見つけることに集中しましょう。
あなたは自分に足りない能力は何か、はっきりと答えることができるでしょうか?
たとえば、あなた自身が「もっとITスキルを身に着けたい」と考えていても、あなたを高く評価してくれる友人は「今のままでも十分活躍できているよ」と優しく言ってくれるでしょう。
しかし、自分が足りないと感じているのであれば、他人からの評価を無視してでも、不足していることを補うために努力するべきでしょう。
2 自己の成長の前に「今の自分」をありのままに受け止める
自己実現のためには、ユング心理学で言われているように自らのタイプを知り、「強み・弱み」を自ら見つけることが必要になります。
つまり、就職活動でおこなう「自己分析」をもう一度やってみるべきなのです。あなたに足りない部分と、もっと伸ばすべき部分とは何かを、もう一度冷静に考えてみましょう。
また、自己実現と承認欲求は混同しがちです。本心ではなりたくないのに、周りから評価されたいばかりに行動したのでは、本当の自己実現には繋がりませんよね。
自己実現とは、それっぽく正しそうに見える目標を定めることではなく、本心から目指すことのできる理想状態を目指すことです。
ムリに高い目標を設定するのではなく、ありのままの自分を受け止めることが必要です。
あなたは、誰かに言われてその目標を設定していませんか?
まずは、本心から考えていることを、周りの目や評価を考えに入れずにそのまま出してみることから始めてみましょう。
3 自己実現の前の欲求から順に満たしていく
自己実現は本来、「達成する」ことではありません。
自己実現とは、自分の強みや弱みを理解し伸ばしていくことで、自分だけではなく周りの人や社会までも幸せにできるような行動・考え方ができるようになるプロセスのことなのです。
つまり、自分の欲求を丁寧に満たしていく努力をしていくことで、最終的に社会的に価値のある人物になっていたというのが理想です。
そのためには、自己実現以前の欲求を段階的に満たすことが必要になります。マズローのいう4段階目以前の欲求です。
衣食住を満たし、安全に暮らすことができるとともに、仕事とプライベートで満足感を得ることができる。さらに、あなたという存在を認めてくれる友人や家族がいるということ。
この段階を飛ばして自己実現を目指すことはできません。目の前のことから順に満たしていくことが重要になります。
たとえば「給料が低く生活が安定しないなら転職活動を始める」など、具体的な環境づくりが求められます。
4 やりたいこと・やるべきことを見つける
自己実現というと、社会的に意味のあることをやろうと肩肘を張ってしまう人がいます。
しかし本来、自らのありのままを受け止めつつ、強みを伸ばし弱みを改善することで能力を最大限発揮する自己実現には、そういった考えは必要はありません。
それよりも、あなた自身の判断で「やりたいこと」「やりたくないこと」を決めて行動するほうが大切になります。
しかし、やりたいと思ったことは全力で取り組む必要があります。中途半端な目標を立ててしまうと、自己実現のために自分の能力を最大限発揮することはできません。
社会的意義のある目標を立てる必要はなく、周りの評価や判断ではなく自分の意思だけで「やりたい/やりたくない」を決めることから始めましょう。
実際にやってみようとすると、様々な考えが邪魔して実行に移せないことが多いです。そんなときは、目の前にある「本当はやりたくないこと」でも良いので、最大限の努力で取り組むことをおすすめします。
あなたの能力を最大限活かすためにはどんな環境が必要かは、全力を出したあとに分かってくることもあるでしょう。
まとめ|自己実現達成のために生きていこう
今回は、自己実現の意味や心理学における様々な定義のほか、自己実現を果たすための方法や考え方をご紹介してきました。
自己実現に関して深く知った今も、自己実現とは一言でいうと何なのか、よく分からないという方もいると思います。
しかし「自分の能力や個性を実現していく」ためには、何をすべきかを考えることは、日々の生活をより刺激的なものにするでしょう。
もし、「毎日に刺激がない」「目標を見失っている」という状況に陥ったときは、ぜひこの記事をまた参考にしてください。
今の職場に満足してる?リスクなしで転職するための4つのコツ
ここでは、今の職場や待遇、働き方に不満を抱いている方に向けて、転職活動を始めるにあたって必ずおさえておくべきことをご紹介していきます。
転職活動というと、下記のようなイメージがあるのではないでしょうか?
- 「失業リスクがある」
- 「これまでに積み重ねた経験・キャリアがムダになる」
- 「転職すると給料が下がる」
- 「新しい環境に慣れるのが大変そう」
しかし、この4つの不安は下記の「4つのコツ」で解消することができます。転職したいと考えているけど、不安を解消できないと感じる方はぜひ参考にしてください。
1 転職活動に失業リスクはない!
転職活動を始めるにあたって最も不安なことは、「転職活動をすると、失業するのではないか?」というものだと思います。
一般に、仕事を辞めたり、退職して他の仕事を始めたりすることには、ネガティブなイメージを持つ方も大勢います。しかし、それは”間違い”です。
大手転職サービスを運営している「リクナビ」が公開しているデータには、こう書かれています。
20代では76%が「転職経験なし」という結果となっています。30代になると「転職経験なし」の割合は一気に減少し、半分以上の人が転職を経験。4人に1人は「転職1回」、そして約3割の人が「2回以上の転職」を経験しているという結果になりました。
20代では「10人中3人以上」、30代では「4人中1人以上」の人が転職活動を経験しています。
つまり、今では転職活動自体はそれほど珍しいことではなく、むしろそれが当たり前になってきているのが現状です。
ではなぜ、転職活動をすることができる人が増えているのでしょうか?理由は大きく2つあります。
理由1 「中途採用を積極的におこなう企業が増えた」
人材市場・転職市場の動向をアンケートをもとに調査しているリクルートワークスが公開したデータでは、近年は中途採用を積極的におこなう企業が増えたことが示されています。
2018年度の中途採用の見通しについては、「増える」(18.6%)が「減る」(4.0%)を大きく上回っている。
つまり、転職市場は「売り手市場」で、人手不足は飲食業界・情報通信業界(IT)・不動産業界を中心に活発に採用活動が行われていることを示しています。
理由2 「転職活動を在職中にできるサービスが増えた」
転職市場が売り手市場だといっても、「実際に自分のもとに内定が来るかは分からない」という不安は残りますよね。
しかし、その点についても心配いりません。今では、「働きながら転職活動をすること」がふつうです。
たとえば、一昔前までは、下記のすべての転職準備を、自分で調べながらやる必要がありました。
- 求人を探す
- 履歴書・職務経歴書を作成する
- 面接準備をして面接日程を応募企業と調整する
- 面接を1次〜3次まで突破する
- 給与条件や入社日を人事側と調整する
- 今の会社を辞めるための退職手続きや保険関係の手続きをおこなう
これだけ見ても、かなり大変であることがわかりますよね。
でも今は、「転職エージェント」を活用することができます。
転職エージェントとは、あなたの代わりに希望条件に合った求人を選び、人事側とスケジュール調整をしてくれたり、履歴書や職務経歴書の添削サポートをおこなってくれたりする無料サービスです。
そのため、転職するために仕事を先に辞める必要はありませんし、会社にバレる心配がありません。また、自分で準備するのは最小限にしたうえで転職活動をおこなうことができます。
…
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おすすめ転職エージェントは下記記事でご紹介しています。活用法や利用の流れも解説しているので、「転職エージェントを選びたい」という方はぜひ参考にしましょう。
また、「自分で求人を探したい」「自分のペースで求人を見てみたい」という方は、こちらの「転職サイトランキング」を参考にしてくださいね。
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2 これまで積み重ねてきた経験・キャリアは転職で活かせる
転職するときの悩みのひとつとして多くあげられるのは、「これまで積み重ねてきた経験・キャリアがムダになってしまうかもしれない」という不安です。
特に、30代前後である程度長く職場で働いてきた方や、エンジニアや金融・不動産などの専門的な営業をしてきた方は、そう感じることも多いでしょう。
これまで得てきた経験を活かすには、「同じ業界・職種/業種で活躍することができる仕事」を探すことが大切になります。
「同じ業界・職種/業種」で活躍することができる仕事を探すには、「業界・職種/業種に特化した転職エージェントや転職サイトを使うこと」をおすすめします。
あなたの経験・キャリアを正しく評価してくれる職場であれば、今の給料よりも高い金額を提示してくれます。
もしなかったら、そのときは転職をしなければ良いのです。
業界・職種/業種専門の転職エージェントや転職サイトとは、たとえば「IT業界に特化した転職サービス」「広告業界に特化した転職サービス」「看護師・保育士・介護などの転職サービス」など様々です。
業界特化型の転職サービスや、特定業界に強い転職サービスは、兄弟サイト「IKIKATA Database」のTOPページで掲載しています。
どんな経験・キャリアであっても、それを評価してくれる職場は必ず存在します。
もちろん、経験・スキルによって大幅に求人の見つかりやすさや条件は変化しますが、「今の職場に不満を感じている」のであれば、転職活動を始めてみるべきですよね。
3 転職しても給料は下がらない
「転職すると給料が下がる」と何となく悪いイメージを持っている方はいないでしょうか?
それはあくまでリストラなどが行われた過去の話です。今でもリストラの危険性がまったくないわけではないですが、自発的におこなう転職活動で給料が下がることはありません。
それはなぜかといいますと、最初に給与条件を検索できる転職サイトや、給与条件を代わりに交渉してくれる転職エージェントは無数に存在するからです。
特に、あなたの代わりに給与交渉をおこなってくれる転職エージェントに依頼することで、年収アップが可能です。
年収アップ転職をしたいと考えているなら、下記に掲載されている転職エージェントのうち、特に自分に会っていそうなものを順位1位から見てみることをおすすめします。
また、実際に今のあなたの職種・業種の求人が一般的にどの程度の年収なのかを調べることも大切です。そんな方は転職サイトに登録し、職種/業種の条件から求人を探してみることをおすすめします。
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4 新しい環境と今の環境の比較はカンタンにできる
転職活動自体はスタートでしかなく、本当に大切なのは「実際に内定をもらい入社したあとに後悔しないか?」という不安を解消することですよね。
「こんな職場に転職するくらいなら、以前の職場にいたほうが良かった…」という後悔をしたくない方は、転職活動に後ろ向きなはずです。
しかし、今の職場に不満を持っている方こそ、転職エージェントを使うべきです。
それはなぜかといいますと、転職エージェントでは応募先企業の内情や上司の情報、会社の雰囲気や残業時間の実態などについて詳しく教えてくれるからです。
あなたは、今の職場に不満を感じているからこそ、「転職先の内情」をしっかり知ったうえで転職したいと考えているのではないでしょうか?
実際に転職するかどうかは置いておいて、今の職場をほかの職場と比較してみることで、あなたが本当に満足できる仕事を見つけることができるでしょう。
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