「向上心を持て」とはよく言われる言葉ですが、そもそも向上心とはどういうものか、よく考えたことのある人は少ないのではないでしょうか?
向上心は、努力や自信、モチベーションなどと同じくらい一般的に使われるワードになっていますが、実際のところそれはどのようなもので、どうやって身につけるべきなのかがわかりません。
しかし、物事を継続し経験とスキルを身に着けていくためには重要な要素であることは、なんとなくイメージできますよね。
今回はそんな「向上心」のそもそもの意味を解説するとともに、向上心がなくなる原因や、向上心が高い人と言われる人の特徴、そして向上心を高めるメリットと方法を解説します。
この記事を読めば、向上心とはなんたるかが分かるでしょう。ぜひ参考にしてください。
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向上心がある/高い人と言われる人物の特徴
向上心がある人と言われる人物には、ある共通点があります。その共通点を知ることで、向上心をどうやって維持することができるのかが分かるでしょう。
1 具体的な目標がある
抽象的な目標ではなく、具体的な目標を設定してさえいれば、その目標に向かって淡々とやるべきことを継続することができます。
目標がざっくりしすぎているものだと、現状との差が分からず、達成すべき事柄もはっきりしないため、モチベーションが下がるのと同時に向上心もなくなってしまいます。
目標設定が上手になれば、向上心を持ち何に向けて努力すべきかがはっきりわかります。向上心を持ち続けられる人は、具体的な目標から逆算して行動しています。
2 継続的なモチベーションがある
向上心とモチベーションは異なるものですが、一方で密接な関係があります。
向上心は、目標を具体的に設定して、その目標の達成に向けて何を努力すればよいのかを決めることではっきりします。
モチベーションは、定期的に下がったり上がったりするものですが、向上心のようにずっと同じ水準を保つのではなく、上手に浮き沈みに対応することが求められます。
向上心がある人は、モチベーションが下がっているときにも向上心をなくさず努力することができるように、体調管理や生活習慣を一定に保っています。
3 モチベーションだけに頼らずに経験・スキルを積む
浮き沈みが激しいモチベーションだけに頼らず、仕組み化して向上心を一定に保つように努力をする人も多いです。
たとえば、「毎日仕事を始める前に同じことをして集中できる仕組みを作る」「仮眠する時間を決めておき、仕事にいつでも集中できるようにする」「寝る時間を固定にしてモチベーションに関係なくパフォーマンスが出せるようにする」といった方法です。
ただがむしゃらにやる気を出そうとするのではなく、最も効率的に向上心を燃やし目標を達成することができるかを考えることができる人こそ、本当に向上心のある人です。
4 失敗を人よりも何回も経験している
向上心がある人は、すでに何回も手痛い失敗を経験している人が多いです。
目標の途中で是説した経験を活かし、次の目標達成では同じミスを繰り返さないように準備する、失敗から得た教訓を次に生かしてさらに目標達成の行動を見直すなど、失敗を活かした行動を取ることができます。
5 自分に強く自信を持っている
楽観的であるだけではなく、自分に強く自信を持っていることも向上心がある人の特徴です。
自分が達成したい目標のためにフォーカスしているため、変に謙遜したり、必要以上に自分を卑下したりする必要はない、ということを理解して行動しています。
また、過去の失敗を活かして目標達成方法を具体的に考えているため、外部の人が批判や異論を唱えても、受け入れる、判断する、無視するといった行動をすぐ取ることができます。
6 わからないことはすぐに聴くことができる
一瞬の恥よりも、目標達成のために何が必要かを考えることができれば、向上心を失うことはありません。
素直にフィードバックを受け入れ、自分が知らないことは素直に人に対し教えを請う姿勢を貫くことで、必要のないプライドを除外して行動することができます。
7 期限や時間、ノルマなどを必ず守る/達成する
期限や約束の時間、仕事上のノルマを必ず守り達成するのも向上心がある人の特徴です。
向上心とは、目標を達成するために持つ志です。そのため、目標を達成するために一つ一つ必要な仕事と、その期限を最大限守る努力をします。
もちろん、予測不能な自体が起きて期限を延ばす場合などはありますが、原則として期限はどのような場合でも守ると決めている人が多いです。
8 現状分析能力に長けている
目標達成のためには、現状と理想との差を明確に知っておく必要があります。その差を知っているからこそ、「その差を埋めたい」という向上心を強く持つことができるのです。
現状を偏見や思い込みを覗いて認識することができれば、目標達成にするべきことも自然と見えてくるようになります。
向上心をいつでも持ち続けている人は、正しく今の状況をチェックする分析能力に長けているということができます。
9 劣等感やコンプレックスを原動力にしている
劣等感やコンプレックスは、向上心に必ず必要なものではありません。しかし一方で、反骨精神をもとにした原動力になることも確かです。
劣等感は、自分が理想としている自分と現実の自分のギャップによって生まれます。ただ悲観するだけではなく、積極的に劣等感の原因を縮めようと努力する人は、向上心を持つことができます。
10 地道な作業や行動を継続することができる
地道な作業や、一見目的がないような仕事でも黙々と継続することができる人物にも、向上心を持つ人が多いです。
地道な作業や、一見しただけでは意味がないような仕事は苦痛です。しかし、向上心のある人は、目の前の作業や仕事が最終的な目標にどれだけ近づいているかが見えているため、手を止めることがありません。
ここまで、向上心がある人の特徴を見てきました。この特徴だけみると、自分には真似できないようなむずかしい特徴を持っているなと感じるのではないでしょうか?
しかし、毎日の積み重ねで向上心を高めることはできます。その方法を知ることが大切です。
ただ、その前に向上心がないと言われる人の特徴も見ておきましょう。自分に不足している部分を見ることは、現状分析のために大切です。
向上心がない/低い人と言われる人物の特徴
向上心がない人の特徴はどのようなものでしょうか?
一時的に失っているのではなく、向上心があると自分を振り返って感じたことがない方は、もともと向上心がわかない性格であったり、生活習慣が原因で向上心を持つことができていない可能性があります。
向上心がない人の特徴は、下記の6つです。
- なにごとにも興味がわかない
- 「やるべきこと」が重なりすぎている
- 現状に満足している
- 不平・不満が多い
- 「向上心」という言葉が嫌いである
- 生活・健康面が悪い
こういった特徴を持っている方は、そもそも向上心を高める前に、向上心を持てるように自分を変えていくことが必要になります。
しかし、「なんだか仕事にやる気がでない」「自分はこのままでいいや」と思えてしまう…そんな人はいませんか? もしかすると、その現状維持は「後退」の第一歩かもしれません。
引用:あなたは当てはまる?向上心がない人の6つの特徴と解決策!
やる気が出ない、モチベーションが湧かないという状態は現状維持の始まりですが、現状維持は後退してしまう第一歩といえますので、向上心を持てるよう日々の生活や仕事で工夫しましょう。
向上心がない人の特徴と解決策については、下記記事が参考になります。
おすすめ記事:あなたは当てはまる?向上心がない人の6つの特徴と解決策!
向上心がある人とない人の違いとは?
向上心を持っている人と持っていない人では、仕事において取り組む姿勢が全く異なってきます。ここでは、具体的に3つの観点から、向上心を有無による違いを見ていきましょう。
1 フィードバックを受けたときの姿勢
フィードバックとは、何か仕事をしたあとに、上司や先輩から良かったポイントや改善点を伝えてもらうことを指します。
このフィードバックは、自分が取り組んだ仕事について良い部分だけではなく、次回以降に改善すべき課題も示されるため、がっかりしてしまうことや、納得出来ないこともあるかもしれません。
向上心がある人は、仕事を正しく遂行し経験・スキルを身につけることや、結果を出すことに集中しているため、その場の恥を忍んでもフィードバックをより細かく受け、次回以降に活かすことができます。
一方、向上心がない人は、仕事を正しく遂行し成長することよりも目先の恥や「指摘されないこと」に集中しているため、フィードバックを正しく素直に受け止めることができません。
2 物事へ取り組む姿勢
日々の雑務であれ、大きなぷれっしゃーのかかる一大プロジェクトであれ、向上心がある人は全力で物事に取り組み、目標に向かってフルのパフォーマンスが出せるように行動することができます。
一方、向上心がないと、フィードバックのときと同じように目の前の失敗を回避したり、危険やリスクを避けたりすることに目が行ってしまい、目標に向かわず右往左往してしまいます。
3 失敗への考え方
フィードバックも、日々の仕事も、失敗なくして成功することはできません。それは、向上心がない人も向上心がある人も同じように理解しているはずです。
しかし、向上心がないと現状維持だけに目が行ってしまい、目先の失敗を回避するためにばかり気を取られてしまうことが多いです。
向上心がある人は、前回と同じ失敗を繰り返さないためには根本的に何を解決する必要があるのかを考え、目標に向かって行動することができます。
目先ではなく長い目で物事を見ることができる点においても向上心が重要になります。
向上心の意味とは
向上心とは「現在の状態に満足することなく、より優れておりより高いものを目指す心のこと」です。
こうじょう‐しん〔カウジヤウ‐〕【向上心】現在の状態に満足せず、よりすぐれたもの、より高いものを目ざして努力する心。「向上心に欠ける」
ただポジティブに、前向きに行動すると言うだけでは「向上心」とはいえません。
現在の状態を冷静に見たうえで、今の自分に不足しているものは何か、何をすれば今よりももっと良くなるのかを考えられることこそ「向上心」と呼べるのでしょう。
向上心の例文・使い方
向上心は、一般に下記のように使われます。向上心にはどんなものが当てはまるのか、具体的な用例を参考にしましょう。
- 向上心が強いことによって、途中で挫折することなく成功することができた。
- プロフェッショナルとしてのスキルだけではなく向上心があるからこそ第一人者になれた。
- 向上心がなければ、いくら優秀なコーチがいても成長することはできない。
- 向上心がなくても仕事をそつなくこなすことはできるが、伸びしろはなくなっていく。
仕事における経験・スキルや、専門分野の知識とは別に「向上心がある」ということが評価されることが多いです。
向上心の類語
向上心の類語としては、下記のような言葉があります。どれも向上心とは少しずつニュアンスは異なりますが、現状に満足せずにさらなる成長や達成目標を抱くという点では同じです。
野心(やしん)
ひそかに心の中で抱いている大きな希望や望み
抱負(ほうふ)
心の中で抱く決意や計画
大志(たいし)
将来に対する大きな希望
大望(たいぼう)
大きな望み・遠大な志
憧憬(しょうけい)
理想とする状態に達することを強く望むこと
向上心の英語表現
向上心という言葉該当する英単語はありません。親しい意味では、「Ambition(野心)」「Desire(願望)」などがありますが、自分を高めたいという意味で使うなら少しニュアンスが異なります。
そのため、英語で向上心を伝えたいなら…
I want to improve myself.(自分自身を高めたい)
が正しいでしょう。
ここまで、向上心の基本的な意味合いについて見てきました。
向上心の基本的な意味を知ったら、次は実際にどうやって向上心を高めることができるかについて学んでいきましょう。
向上心はあることに越したことはありません。最初は、向上心を持つこと自体が億劫になることがあるかもしれませんが、持つことによるメリットは計り知れません。
しかし、向上心を高める方法を知る前に、向上心がある人とない人でどのような違いがあるのかについて見ていきましょう。
向上心がなくなってしまう原因・心理とは?
向上心は誰しもが持っている志ですが、ちょっとした拍子になくなってしまうものでもあります。一度向上心を無くすと取り戻すのは大変ですが、自分を客観視して行動すれば取り戻すことができます。
向上心をなくしてしまった…という方はぜひ下記をお読みください。
1 理想が高すぎる
向上心は、目的や目標があって初めて持つことができる志です。
しかし、求める理想が非現実的であったり、目標を達成する手段が抽象的だったりすると、それを実現するために何をすればよいか分からず、結局向上心を失ってしまうことに繋がります。
2 失敗の責任をすべて自分のせいにしている
向上心を強く持つということは、自分の行動によって周囲の環境や自分を取り巻く状況をより良くしていこうと強く思うことでもあります。
つまり、その分自分に対して与えるプレッシャーはとても大きいものになるのです。
そうすると、身の回りで起きた失敗やミスをすべて自分のせいにしてしまうことにつながり、結果として向上心自体を手放したくなってしまうことがあります。
3 新しいことにチャレンジしていない
向上心をもともと持っていた人であっても、新しいことに全くチャレンジできない環境に長い間身をおいていると、チャレンジ精神を失ってしまうことがあります。
また、「こうなりたい」「〇〇を目指したい」という目標も必要なくなるため、向上心自体を持たなくても毎日を過ごせるようになってしまいます。
向上心を高めるための方法とは
さて、向上心を高める方法とはどのようなものでしょうか?…だいそれたことはなく、毎日の少しずつの積み重ねでしか、向上心を高めることはできません。
下記を参考に、毎日の生活の中で向上心を少しずつ磨いていきましょう。
1 人生に目標を持つ
最初に重要なのは、「人生に目標を持つ」ということです。
人生に目標を持つというと、大きな夢や目標を抱かないといけないという思い込みがあります。もちろん、夢や目標は大きければ大きいほどよいのですが、最初から大きい目標を持つ必要はありません。
人生で一番大切にしたいものやことを並べてみて、それを得るためには何が必要かを上に書き出してみましょう。
そうすると、「〇〇したい」「〇〇になりたい」といった言葉が思い浮かぶはず。それが、人生の目標になります。
段階を経て、目標はアップデートすることができます。そのため、一時的なものでも良いので、人生の目標を決めてみましょう。
2 小さな成功体験を積む
「期限通りに仕事を終わらすことができた」「〇〇に挑戦して上手く行った」…こういった、細かなチャレンジをできる限り日々の中で実践できるようにしてみましょう。
小さな「成功体験」は、自分に自信を持つことに繋がります。自分に自信を持つことができれば、目標を達成できる自分が具体的にイメージできるようになります。
3 モチベーションに頼らず仕組みで解決する
モチベーションは、向上心とは異なり時期やタイミング、周りの環境によって大きく変化するものです。そのため、モチベーションに頼って努力しようとしてもうまくいかないことが多いです。
たとえやる気がなくても努力することができるように、仕組みを作ることが大切です。
たとえば、モチベーションがなくても筋トレを毎日するためには何が必要でしょうか?
「自分に全くやる気がなくても努力を続けるためには何が必要なのか?」という視点で考えると、モチベーションに頼らずとも向上心を持つことができます。
4 分からないことをそのままにせず解決する
向上心を持つということは、具体的な目標に向かって努力するということです。努力するためには、知らないこと、わからないことをそのままにせず、ひとつずつ解決することが求められます。
どんな些細なことでも、壁にぶつかったら必ず解決するように意識しましょう。面倒だなと感じても、わからないことを放置するのさえ辞めれば多くの学びを得ることができます。
5 プライドを捨てて自分を受け入れる
プライドは、向上心には必要ありません。それよりも、今の自分には何が不足しているのかを冷静に分析する能力のほうが大切です。
ある程度経験やスキルが身についてくるようになると、どうしても向上心よりプライドが勝ってしまうことがあります。
そんなときは「必要以上に自分を良く見せようとしていないか?」を問いかけてみましょう。足りない部分が何かを知ることができれば、どんなときでも向上心を持つことができます。
6 失敗を後悔するのではなく反省して次に活かす
失敗は次に活かすことに価値があります。つまり、失敗をどう受け入れるかで、向上心に活用できるかが決まります。
失敗には後悔がつきものですが、反省して次に活かすために必ず後悔が必要なわけではありません。
後悔をまったくしないのはむずかしいですが、後悔することに使う時間の一部でも、「次に活かすための反省」に使ってみましょう。
まとめ|向上心は長所である
今回は、向上心の基本的な意味からはじめ、向上心がある人とない人の違いや、向上心がある人の特徴、そして向上心を高めるための方法について解説してきました。
向上心は、一朝一夕で身につけられるものではありません。しかし、毎日の繰り返しの中で少しずつ意識していくことでいつの間にか身についているものであることも確かなこと。
今回の記事を生かして、ぜひ向上心を高めていってくださいね。
今の職場に満足してる?リスクなしで転職するための4つのコツ
ここでは、今の職場や待遇、働き方に不満を抱いている方に向けて、転職活動を始めるにあたって必ずおさえておくべきことをご紹介していきます。
転職活動というと、下記のようなイメージがあるのではないでしょうか?
- 「失業リスクがある」
- 「これまでに積み重ねた経験・キャリアがムダになる」
- 「転職すると給料が下がる」
- 「新しい環境に慣れるのが大変そう」
しかし、この4つの不安は下記の「4つのコツ」で解消することができます。転職したいと考えているけど、不安を解消できないと感じる方はぜひ参考にしてください。
1 転職活動に失業リスクはない!
転職活動を始めるにあたって最も不安なことは、「転職活動をすると、失業するのではないか?」というものだと思います。
一般に、仕事を辞めたり、退職して他の仕事を始めたりすることには、ネガティブなイメージを持つ方も大勢います。しかし、それは”間違い”です。
大手転職サービスを運営している「リクナビ」が公開しているデータには、こう書かれています。
20代では76%が「転職経験なし」という結果となっています。30代になると「転職経験なし」の割合は一気に減少し、半分以上の人が転職を経験。4人に1人は「転職1回」、そして約3割の人が「2回以上の転職」を経験しているという結果になりました。
20代では「10人中3人以上」、30代では「4人中1人以上」の人が転職活動を経験しています。
つまり、今では転職活動自体はそれほど珍しいことではなく、むしろそれが当たり前になってきているのが現状です。
ではなぜ、転職活動をすることができる人が増えているのでしょうか?理由は大きく2つあります。
理由1 「中途採用を積極的におこなう企業が増えた」
人材市場・転職市場の動向をアンケートをもとに調査しているリクルートワークスが公開したデータでは、近年は中途採用を積極的におこなう企業が増えたことが示されています。
2018年度の中途採用の見通しについては、「増える」(18.6%)が「減る」(4.0%)を大きく上回っている。
つまり、転職市場は「売り手市場」で、人手不足は飲食業界・情報通信業界(IT)・不動産業界を中心に活発に採用活動が行われていることを示しています。
理由2 「転職活動を在職中にできるサービスが増えた」
転職市場が売り手市場だといっても、「実際に自分のもとに内定が来るかは分からない」という不安は残りますよね。
しかし、その点についても心配いりません。今では、「働きながら転職活動をすること」がふつうです。
たとえば、一昔前までは、下記のすべての転職準備を、自分で調べながらやる必要がありました。
- 求人を探す
- 履歴書・職務経歴書を作成する
- 面接準備をして面接日程を応募企業と調整する
- 面接を1次〜3次まで突破する
- 給与条件や入社日を人事側と調整する
- 今の会社を辞めるための退職手続きや保険関係の手続きをおこなう
これだけ見ても、かなり大変であることがわかりますよね。
でも今は、「転職エージェント」を活用することができます。
転職エージェントとは、あなたの代わりに希望条件に合った求人を選び、人事側とスケジュール調整をしてくれたり、履歴書や職務経歴書の添削サポートをおこなってくれたりする無料サービスです。
そのため、転職するために仕事を先に辞める必要はありませんし、会社にバレる心配がありません。また、自分で準備するのは最小限にしたうえで転職活動をおこなうことができます。
…
以上2つの理由から、転職活動にリスクがないことがおわかりいただけたのではないかと思います。転職エージェントについてもっと詳しく知りたいという方は下記記事をご覧ください。
おすすめ記事:転職エージェントとは?おすすめの選び方と比較ポイントを徹底解説!
おすすめ転職エージェントは下記記事でご紹介しています。活用法や利用の流れも解説しているので、「転職エージェントを選びたい」という方はぜひ参考にしましょう。
また、「自分で求人を探したい」「自分のペースで求人を見てみたい」という方は、こちらの「転職サイトランキング」を参考にしてくださいね。
おすすめ記事:おすすめ転職サイトランキング!選び方や登録後の流れ、活用法まとめ
2 これまで積み重ねてきた経験・キャリアは転職で活かせる
転職するときの悩みのひとつとして多くあげられるのは、「これまで積み重ねてきた経験・キャリアがムダになってしまうかもしれない」という不安です。
特に、30代前後である程度長く職場で働いてきた方や、エンジニアや金融・不動産などの専門的な営業をしてきた方は、そう感じることも多いでしょう。
これまで得てきた経験を活かすには、「同じ業界・職種/業種で活躍することができる仕事」を探すことが大切になります。
「同じ業界・職種/業種」で活躍することができる仕事を探すには、「業界・職種/業種に特化した転職エージェントや転職サイトを使うこと」をおすすめします。
あなたの経験・キャリアを正しく評価してくれる職場であれば、今の給料よりも高い金額を提示してくれます。
もしなかったら、そのときは転職をしなければ良いのです。
業界・職種/業種専門の転職エージェントや転職サイトとは、たとえば「IT業界に特化した転職サービス」「広告業界に特化した転職サービス」「看護師・保育士・介護などの転職サービス」など様々です。
業界特化型の転職サービスや、特定業界に強い転職サービスは、兄弟サイト「IKIKATA Database」のTOPページで掲載しています。
どんな経験・キャリアであっても、それを評価してくれる職場は必ず存在します。
もちろん、経験・スキルによって大幅に求人の見つかりやすさや条件は変化しますが、「今の職場に不満を感じている」のであれば、転職活動を始めてみるべきですよね。
3 転職しても給料は下がらない
「転職すると給料が下がる」と何となく悪いイメージを持っている方はいないでしょうか?
それはあくまでリストラなどが行われた過去の話です。今でもリストラの危険性がまったくないわけではないですが、自発的におこなう転職活動で給料が下がることはありません。
それはなぜかといいますと、最初に給与条件を検索できる転職サイトや、給与条件を代わりに交渉してくれる転職エージェントは無数に存在するからです。
特に、あなたの代わりに給与交渉をおこなってくれる転職エージェントに依頼することで、年収アップが可能です。
年収アップ転職をしたいと考えているなら、下記に掲載されている転職エージェントのうち、特に自分に会っていそうなものを順位1位から見てみることをおすすめします。
また、実際に今のあなたの職種・業種の求人が一般的にどの程度の年収なのかを調べることも大切です。そんな方は転職サイトに登録し、職種/業種の条件から求人を探してみることをおすすめします。
おすすめ記事:おすすめ転職サイトランキング!選び方や登録後の流れ、活用法まとめ
4 新しい環境と今の環境の比較はカンタンにできる
転職活動自体はスタートでしかなく、本当に大切なのは「実際に内定をもらい入社したあとに後悔しないか?」という不安を解消することですよね。
「こんな職場に転職するくらいなら、以前の職場にいたほうが良かった…」という後悔をしたくない方は、転職活動に後ろ向きなはずです。
しかし、今の職場に不満を持っている方こそ、転職エージェントを使うべきです。
それはなぜかといいますと、転職エージェントでは応募先企業の内情や上司の情報、会社の雰囲気や残業時間の実態などについて詳しく教えてくれるからです。
あなたは、今の職場に不満を感じているからこそ、「転職先の内情」をしっかり知ったうえで転職したいと考えているのではないでしょうか?
実際に転職するかどうかは置いておいて、今の職場をほかの職場と比較してみることで、あなたが本当に満足できる仕事を見つけることができるでしょう。
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