株式会社ナチュラル 代表 藤本翔太氏 板前からIT起業 何があった!?

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仕事で工夫していること・考えていること(職業観・ポリシー)

 

「仕組み化」する

 

意識していることは、なんでも「仕組み化」するということが大事、ということですね。

たとえば、アルバイトだと「これはこうして、あれはこうする」という風にマニュアルがあって決められていますよね。入った時にはすでにマニュアルがありますけど、そのマニュアル、つまり「仕組み」を作る側の立場になった今は、改めてその「難しさ」と「大切さ」を知りました。

何事にも仕組みがないと、やっぱりシゴトは前に進まない。たとえば、Web制作の案件をいただいたら、社員にシゴトをやってもらうわけですが、一人ひとりの「作り方」「考え方」というものは当然バラバラなわけですよ。その状態でその案件を「中心的に担っていた人」がいなくなってしまったら…最初からまたやり直さなきゃいけないことになってしまいますよね。

そういったことは絶対に避けなければならないわけですから、「仕組み化する」ということが重要になってきます。

—ある程度のルールを決めて足並みをそろえるということですね。プロジェクト単位で動くとなると、やはりそこに何らかの仕組みがないといけないですからね。

 

人のつながりを大切にする

 

このシゴトをしていて思ったのは、やはり「人のつながり」って大事だな、ということです。

シゴトという関係だけではなくて、たとえば「仙台ITビジネス研究会」のような「話し合える仲間」のつながりというのはとても大切ですよね。会社の規模とかそういう面では東京、首都圏には勝てないわけですけど、そういう人とのつながりを作りやすいという点は、「地方の良さ」だと思っています。

 

「東北で会社を経営する」ことの意味

 

仙台でやるからには、「東北にはこういうのがある!」みたいな、そういう気持ちをやっぱり意識しています。独自サービスとしても、(東北ならではのものを)展開していきたいな、とも思っていますし。

まずは仙台が注目されることで、宮城や東北も盛り上がるのではないか、と。

 

—東北が盛り上がるためには、どういったことが必要だと考えていますか?

仙台の会社が展開している「独自のサービス」って、皆が知ってるようなものがないんですよね。今使っている有名なWebサービスは、そのほとんどが五大都市にある会社のサービスですし。

「誰もが知っている」「誰もが使っている」そんなサービスを、”仙台の会社”が作る。そうしないと、大学卒業してみんな(魅力的な会社がある)首都圏に行ってしまいますからね。

—東北や仙台を盛り上げるためには、魅力的なサービスと、それを作る人が不可欠だということですよね。

 

藤本さんのような職種・業種に必要なスキル

 

「資金準備」

 

—独立を考えている方に必要な考え方、スキルなどはありますか?

「独立前に何をするのか」というと、やっぱり「資金を確保すること」です。法人のみならず、個人で独立する場合もそうですが、そもそもお金がないと生活ができない(笑)

特に、我々IT企業は納品して「OK」をいただいたあと、月末、翌月末に報酬をいただくというのが普通ですから、キャッシュフローをまわすためには、そういうところを見込んだ準備をする考え方が必要かな、と思います。

 

やりたいと思ったら”やる”

 

「やりたいと思ったらやってみる」ということが大切ですね。

僕なんかも、お菓子屋ではたらいたり板前をしたりと色々なことをやりましたが、自分で学び続ければなんでもできるんですよ。先入観を捨てて、「やりたいな」と思うことをやってみる。

もちろん、実際にやってみて「(自分に)合う、合わない」はあると思うんですが、それ自体やってみなきゃわからないことですからね。

 

プログラミングは「覚えるまで」繰り返しやること

 

—藤本さんは、プログラミングはどのようにして覚えましたか?

(Web開発に必要な知識を)独学で学びましたね。基本的に、Webのことは検索すれば出てきますし。でもやはり、実際に「作ってみる」ことをしないと覚えないんですよね。

実際に作ってみる。とにかく、実際に「作る」「見る」を繰り返さないといけませんね。

このシゴトは、「好きじゃないと続かない」と思うんですよ。常に新しい情報をどんどん吸収しながらやらないといけないので。それが「苦」ではないという人こそ、やるべきだと思いますね。

 

藤本さんのような職種・業種を目指す方々へのメッセージ

 

Web開発の楽しみ

 

—今取り組まれているシゴトの中で、「いちばんうれしいとき」はなんでしょう?

そうですね、やはり「お客様に感謝されたとき」ですね。

でも、直接的じゃなくても、自分たちが作ったサービスに関して、「Webサービスはこれを使ってます」という話をされたときは「あ、これうちで作ったやつだ!」と、うれしい気持ちになりますよね。

 

「やる!」と決める

 

もう、「外堀を埋めていく」ように、周りの人にやろうとしていることを言ってしまう。そうすると、「やんなきゃ!」となるんですね(笑)

やっぱり(自分で決めたことを)「やらないといけない状況を作る」というのがいちばん大切なところだと思いますね。

—ありがとうございました!

 

<株式会社ナチュラル・藤本さんの情報>

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株式会社ナチュラル公式HP

株式会社ナチュラルFacebookページ

「全日本薬膳食医情報協会」

・「仙台ITビジネス研究会」

 

 

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