ゆるキャラ桃色ウサヒの中の人、佐藤恒平氏が語る「本当のまちおこし」とは?

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仕事で工夫していること・考えていること(職業観・ポリシー)

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「非主流型地域振興」

—大学院時代に実行した「桃色ウサヒプロジェクト」の根本にある「非主流型地域振興」とは、どのようなものですか?

「地域振興」は、「地域に住んでいる人が幸せを感じられるようにすること」だと定義できます。そして、僕はその地域振興を実行するための手法を「主流」「反主流」「非主流」の3つに分類しています。

「主流」(メインストリーム)の地域振興は、「成功した事例の方法を再現して、同様の成果を生み出していく地域振興」です。方法を再現して同様の結果を出す、ここがポイントです。山登りでたとえると、山の頂上に目的があり、誰かが開拓した道を同様に登って頂上を目指すやり方ですね。

対して、「反主流」の地域振興は、「山の頂上をみんな目指しているけれど、本当は山ではなく川を目指すべきじゃないか?」という新しい目標の提案です。今までの常識を覆すような革新的(イノベーション)な地域振興はここから生まれます。

そして、ここでやっと登場するのが、「非主流」地域振興です。

やり方としては「主流地域振興」に似ています。山の頂上である「目標」はすでに成功が確認された事例と同様の目標です。しかし、大きな違いは「すでにある道のり以外の方法で、目標へ到達できないか?」と考えること。

僕らが独自で登り方を開拓して、頂上まで登る。反主流のように、流れに逆行はしません。でも、「流れ方」は自分たちで創造して行くんです。つまり、メインストリームでもなければイノベーションでもない、3つ目の選択肢を作るための発想法なんです。

たとえば、とある団体が今から「ゆるキャラを作って地域おこしをしよう!」となったとしたらどうします?

 

—さすがに今更感がありますから、地域が盛り上げる何か別の方法を提案します。

現状を分析しつつ、地域を盛り上げるというゴールだけを目指すなら、僕もそう答えると思います。でもその団体が、「ゆるキャラで町を楽しくしたい」と考えた意欲は、とても大事なモノだと思うんです。意欲はお金では買えないので。

シンプルに削ぎ落とした目標ではなくて、「意欲」も含めて目標を考える。「着ぐるみで地域おこしをしたい」ならば、着ぐるみを使って目標までの道を開拓していく、それが「まよひが企画」の地域振興サービスです。

 

仕事をするうえでの工夫

—街づくり、地域振興のプロジェクトで活動されるときに考えていること、工夫されていることはなんでしょう?

まずは「自分の中の常識を疑っていく」ということですね。

自分のアイディアが思いついても「実際は無理だよなぁ?」と思うことが多いです。ですから、いろんな人に話して、反応を伺っています。時には、自分のアイディアを自ら否定してみたり、どんな賛同の仕方をしてくれるのか、アドバイスをしてくれるのかといったことを観察したり、仕事の中で反応を見つつやり取りしているという感じですね。

あとは「楽しんでやっている」ことをちゃんと前面に出すこと。楽しそうな仕事をしている人のところに、間違いなく仕事はやってきます。

「楽しくないことを楽しそうにやれ」という意味じゃなくて、「この仕事はどうやったら楽しくなるかな?」と考えながら仕事をしているということです。「自分のやり方で楽しくやっていく」という心持ちが大事ですね。

 

—スタッフの方々とのコミュニケーションで工夫されていることはありますか? 

スタッフたちの頑張りに対して、スタッフの周りの人に感謝を伝えるようにしています。周りの人たちから功績を知ってもらうって、かなりやりがいに繋がりますので。

 

佐藤さんのような職種・業種に必要なスキル

 

—地域おこしに携わっていきたい方の中で、学生のうちはそういう活動をしていたものの、将来の仕事は「地域おこし」に結び付きそうにないという方は多いと思います。どうやったら仕事に結びつけることができるのかを教えていただきたいです。

期待はずれなことを言うかもしれませんが、いちばんの地域振興は「子供を育てること」「仕事をして利益を生み出すこと」「新しい雇用を生み出すこと」です。なので、皆さんのご両親がされていることこそ、地域振興の本質だと僕は考えています。

そして、住みながら自分がより幸せに生きて行けるように提案をし、住民として実行して行けたら、地域振興は、なお充実したものになっていくでしょう。

もし、全国の地域課題を解決するために飛び回る仕事がしたいのなら、すでにそういった活動をしている先生の下で学ぶ。または、独自の活性化理論を提案し、実行していくのがいいでしょう。どちらも並行して行うことができます。

とっかかりとしては、地域づくりのインターンを募集しているところにチャレンジしてみるのもいいかもしれません。もちろん、ウチの仕事を体験見学したいという人も大歓迎です。

町おこしという言葉が生まれたのは、1970年代の後半。でも、現在も多くの地域が活性化の糸口を探している最中です。まだ誰も思いつかなかった方法で地域を起こすチャンスだって、たくさん眠っているはずですよ。

 

佐藤さんのような職種・業種を目指す方々へのメッセージ

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—「地域おこし」を仕事にしていきたい方々へのメッセージをお願いします。

どんどん目指してくれる人が増えてほしいと思っています。僕は、地域おこしに関する新しい理論を考えてくれる人とたくさん語り合いたいので。

 

—佐藤さんは、これから自分のような仕事が増えると思いますか? 

僕と同じ仕事の人が増えるかはまだわかりません。ただ、自分より若い世代の人が地域おこしで、自分の学んだことを最大限に活かせるように、僕はより多くのポストを作って行けるように頑張りたいと思っています。

僕の将来の夢は、地域振興を教える大学の先生になることです。でも、それはまだ先の未来の話。今は、大学や地域の現場で、地域振興を学んでいる学生さんたちのような、新しい可能性を持った人たちが、社会でそれを実践できる場を作ることが目下の目標です。

 

— 佐藤さんとは違った考えの、新しい挑戦が生まれる場を作りたいということですね。 

そうです。僕はそんなポストを作る仕事を「創職系」って呼んでいます。できれば全国を飛び回りながら、新しいポストを生み出して行く「創職系男子」になれたら良いなと思っています。

いま、この瞬間、地域振興のために思いを巡らせている学生さんから「こんな地域振興をしたいんですけど、なんか良いポストありませんか?」って尋ねてもらえるようになったら、こんなに嬉しいことはないですね。

—ありがとうございました!

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