「頭がぼーっとする・ふわふわする」ときの原因とは?対処法を解説!

【頭が働かない】「頭がぼーっとする状態」の原因と改善方法
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頭が働かない状態を抜け出すための対処法

頭が働かない状態を抜け出す方法

頭が働かない状態を改善し、仕事のパフォーマンスを上げる方法には、どのようなものがあるでしょうか?今回は、様々な観点から「ぼーっとする状態」を脱却するための方法をご紹介します。

また、どんな症状があるときに対処法が有効なのかも解説していくため、自分に合った方法で「ぼーっとする状態」を抜け出しましょう。

1 マイクロナップ|日中に眠気が襲ってきたとき

「マイクロナップ」とは、目を閉じて数分休むこと。ただこれだけなのですが、視界をシャットダウンして、頭を休ませるだけで、一度思考のスイッチをOFFにすることができます。

特に、「二度寝」や電車の中で眠ってしまう、ウトウトしてしまうビジネスパーソンは、この「マイクロナップ」をぜひ実践してみましょう。

会議の前や、ミスや集中力が切れてるな…と感じたときに1分ほど実践してみましょう。目をつぶる前と後で、頭のさえ方が全然違うことが分かるはずです。

2 「朝型人間」を目指す生活|慢性的な睡眠不足に陥っているとき

朝が弱い、もしくは、「夜のほうが色々はかどる」という方は結構多いですよね。

もちろん、それで翌日に差支えがなければそれも選択肢の一つ。しかし、朝方にできる限り活動することができれば、それだけ一日の中でできることは増えます。

朝はその日の予定が入る前なので、「制限された時間内に何かをする」という意識が芽生えます。

よって、”制限時間以内に何かをする”=”なるべく効率的に時間を使おうとする”という風に、自分の意識を持っていくことができるのです。

作家の佐藤優氏は、ショートスリーパーであることで知られています。なんと、深夜の12時~2時に就寝し朝の5時には起床。その後午前中を使って執筆活動に専念するとのこと(出典:佐藤優『読書の技法』)

また、芸能人の武井壮さんも45分しか睡眠時間を取らないことで有名ですよね。

佐藤さん、武井さんは特殊な例ですが「朝にすることを決めて、有意義に使う」「夜は早く寝て朝早く起きて」と決めておくことは重要なことでしょう。

たとえば読書や朝ごはんの調理など、やるべきこと、したいことを決めておき「朝方人間」を目指してみると頭を良く働かせる習慣が身につくでしょう。

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3 カフェインを取る&糖分を取ることで目が重い状態を改善する|午前中の眠気が午後まで続くとき

「眠気」に対して、カフェインが効いてくるのは時間差があります。

たとえば、カフェインを取る筆頭格としては当然、「コーヒー」ですが、そのホットコーヒーでも10分~15分と、効果が出てくるまでは時間がかかります。

ですので、仕事に入る前に、まず一息入れるなどの工夫が必要です。ただし、飲みすぎは禁物です。コーヒーブレイクの時間を取るのがいいでしょう。

また、脳のエネルギー補給として、甘いものをこまめにとることも大切です。

たとえば、チョコの原料であるカカオには、疲労回復の効果のある成分が含まれているといわれています。その加工品であるチョコレートにも、同様の効果が期待できます。

職場、デスクの上、バッグの中などに甘いものを忍ばせておくことも重要なことの一つといえるでしょう。

4 ストレスフリーになる|悩みや考えごとが多く精神的に疲れているとき(脳疲労)

身体的な症状として「頭が働かない状態」を改善することも大切ですが、精神的なストレスや悩みに対して、「自分がどうふるまうか」ということにも配慮する必要があります。

「悩んでいることがあって、仕事に手がつかない」

人は感情的な生き物ですから、どれだけロジカルな解決策やクリエイティビティを発揮していても、そういった感情の浮き沈みに対処するのは、難しいもの。

ですが、それをクリアしさえすれば、「頭がぼーっとしている状態」を”自分自身”で意識することができるようになります。感情の落ち着きがなければ、効率的に自分自身の状態を測ることもできません。

また、人は脳疲労を起こすことでボーっとする状態に陥ってしまうことはすでに解説した通りです。

適切に頭を休めるためにも、ストレスを解消する方法をできるだけ多く知っておきましょう。

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5 ストレッチやマッサージをおこなう|頭痛・肩こりがひどいとき

肩こりや頭痛が原因で頭が働かない感覚を覚えている方は、ストレス解消や睡眠不足解消よりも先に、ストレッチやマッサージを生活の中に取り入れることが重要になります。

慢性的な頭痛を抱えている場合は、ほかの原因がある可能性があります。しかし、肩こりが原因で頭痛が起きていることが分かる場合には、下記のストレッチ・マッサージ方法を試してみましょう。

肩こりに対するストレッチ・マッサージ方法

肩こりに対して自分でマッサージをするときにはいろいろな方法がありますが、職場などでも簡単に実践できるマッサージは「両手を肩に置き肘を前後に回す肩甲骨のマッサージ」です。

出典:座ったまま出来る☆肩甲骨はがし☆簡単!3分肩こり解消  naoco yoga – YouTube

頭がぼーっとする状態を感じている人のうち、肩こりが頻繁に起きる人は最初にマッサージを試してみましょう。

6 低血圧対策をして立ちくらみや貧血を防止する|低血圧のとき

低血圧の方の場合、立ちくらみやめまいなど具体的な症状で「頭がぼーっとする」という状態が出てきます。ときには、意識が遠のくような感覚になることもあり、危険な状態でもあります。

高血圧のケースもそうですが、血圧に関して何らかの問題がありそうな場合には、一度お医者さんに見てもらったほうが良いです。

必要なときは、食生活の改善や薬の処方などをしてもらえるため、見よう見まねで血圧対策をするよりも効果が必ずあります。

ただ、どうしてもすぐに病院に行けないなどの事情がある場合は、立ちくらみや偏った食事の防止、急激に運動を始め心臓へ負担をかけるのを避けてください。

なかでも、起立性低血圧といって、立ち上がった瞬間にくらくらする症状がある場合は、ゆっくり立ち上がる、無理に立たず一度しゃがんで様子を見るなどをおこないましょう。

立ちくらみを無理やり直そうとせず、負担をかけない行動を心がけることが大切です。

7 睡眠不足を解消する|いつも疲れが取れないとき

特に大きな悩みがあるわけでもない、肩こりや頭痛、めまいといった具体的な症状がないケースでは、やはり睡眠不足が原因で頭がぼーっとしています。

しかも、朝方生活を心がけたり、マイクロナップで一時的に目をつむる、糖分を摂るなどをしているのにも関わらず改善されない場合には、特に深刻な睡眠の悩みを持っていることになります。

生活習慣病などと睡眠不足は深い関係があるため、早く治すことが大切です。睡眠不足を治すためには、下記の方法を取り入れて実践しましょう。

  • 朝起きたら日光を浴びる
  • 昼寝をお昼時間などに30分ほど仮眠する
  • 寝る前に湯船に浸かる
  • 身体を温められる飲み物を寝る前に飲む
  • ストレッチを寝る前におこない身体をほぐす
  • ランニングやウォーキングで身体を疲れさせる
  • 寝る前の読書、スマホ・PC・ゲームを辞める
  • 電気を真っ暗にする or 豆電球にして寝る

これをひとつひとつ実践するだけでも、睡眠の質はまったく違うものになります。睡眠不足がそれでも直らない場合には病院に頼ることもできますが、生活習慣の中で取り入れていくのが最も良い方法です。

【要注意】頭がぼーっとするのは心身の病気の可能性がある

【要注意】頭がぼーっとするのは心身の病気の可能性がある

日々の生活改善をおこなえば、頭がぼーっとする状態を抜け出し、冴えた頭で行動することができるようになります。

しかし、頭がぼーっとする症状を持つ方の中には、上記でご紹介してきたような理由ではなく、病気や病気の元となる症状が原因である可能性があります。

下記に当てはまる人は、今回の記事を参考にするだけではなく、実際に医者に診療をおこなってもらうことをおすすめします。

1 ひどい「めまい」の症状があるとき

めまいと言われると、あなたはどんな症状をイメージするでしょうか? 実は、めまいと言っても様々な種類があることをご存じでしょうか?

めまいの種類の代表例

  • 身体がフラフラする、ふわふわする
  • 目が回る、周囲の景色が回る
  • 目の前が暗くなる、気が遠くなる
  • 足がふらついてまともに歩けない

このうち、どれが危険と断言することはできませんが、何度も何度も現れ頻繁に体調を崩すめまいや、立ちくらみなど一瞬で終わらず長い間症状が続く場合、耳の異常や心臓・脳の異常の可能性があります。

以前と違って今までなかったようなめまいが出てきた場合、あなたがこれまで経験してきた理由とは別の原因でめまいを引き起こしているのかもしれません。

2 熱中症や密室・閉鎖空間での意識障害

夏になってくると増えるのが「熱中症」です。

熱中症によって、顔がほてり頭がぼーっとするほか、めまいや立ちくらみなどが起きます。もっとひどくなると、倦怠感が身体に現れ、吐き気や頭痛が出てくる場合もあります。

熱中症が原因の場合、今回ご紹介した方法で頭がぼーっとする状態を改善することはできませんので、日陰に身を移して水分補給をおこなうなど、すぐに行動しましょう。また、状況によっては救急車を呼びます。

また、暑い場所だけではなく閉鎖空間(狭い部屋やエレベーター)などでも、熱中症と同じような「意識障害」に見舞われることがあります。

呼びかけても反応しない、反応がおかしい、歩けないなどが起きるので、少しでも具合が悪くなったら誰かに声がけをしておくことが大切です。

熱中症と比べ、閉鎖空間の意識障害は寒い時期でも普通に起こることがあります。頭がぼーっとするな…と感じる人のうち、いつも狭い部屋にいるなどは特に注意しましょう。

空気の入れ替えや休憩時に外に出るなど、具体的な対策が必要です。

3 過去に大きな病気になったことがある

過去に一度心臓に関する病気を患ったことがある方は、今の生活で再び心臓に負担を感じ、動悸が不自然になったり血液が正しく循環していなかったり…という状況になっている危険もあります。

この場合、睡眠不足などは関係なく病気が原因である可能性が高いです。自分で対処しようとせず、すぐに病院に行くことをおすすめします。

「頭がぼーっとする」ときに行くべき病院は何科?

頭がぼーっとする状態が続く場合は、病院で診療してもらったほうが何かと安心です。しかし、頭がボーっとするといっても内容は様々なものがあり、どの診療科に行けばよいか分かりません。

そこでここでは、具体的な状況別に行くべき診療科をご紹介します。

耳鼻咽喉科

「めまいが頻繁に起こる」「視界がぐるぐる回る」といった感覚が続く場合は、平衡感覚を司る中耳など、耳に問題がある可能性が高いため、耳鼻咽喉科を受診します。

また、耳鳴りが併発している場合も同様です。

神経内科・脳外科

「めまいと同時に意識が朦朧としている」「上手く話せない」「体の一部が動かしにくい」に当てはまる場合は、神経内科・脳外科を受診します。

ただし、このような症状は自分で気づくのがとても遅いものでもあります。

そのため、少しでも頭がぼーっとしているなと感じたら、隣の席の同僚や家族などに伝えておき、「もしものことが会ったら頼みます」とお願いしておくと良いでしょう。

整形外科

骨や筋肉、神経の組織を扱う整形外科であれば、姿勢や筋肉・骨の痛みから起きるめまいや頭がボーっとする状態の原因を診てくれるでしょう。

受診前にある程度、自分が抱えている肩こりはどのような症状なのかをチェックしておくとともに、頭が働かないなどの悩みも医師に共有することをおすすめします。

補足|薬の副作用で頭がぼーっとすることもある

あくまでも補足ですが、睡眠不足でも病気でもなく、ただ単に「薬の副作用」で頭がぼーっとすることもあるので覚えておきましょう。

処方された薬だけではなく、市販品の薬でも副作用として眠気が襲うものが多いため、仕事前・運転前などに薬を飲むときは注意が必要です。

かぜ薬の目的は、熱を下げたり鼻水を止めたりすることです。このように病気を治したり軽くしたりする働きを「主作用」といいます。それに対して、眠くなることなど本来の目的以外の働きを「副作用」といいます。

引用:薬の効果と副作用 – 日本調剤

たとえば、風邪気味で仕事前に薬を飲むなら、上司にあらかじめ薬を飲んでいるのでパフォーマンスが悪いかも…と事前に伝えておくのもひとつの方法でしょう。

まとめ|心身両面から「頭が働かない状態」をクリアする

まとめ|心身両面から「頭が働かない状態」をクリアする

今回は、カフェインや甘いもの、生活習慣から精神的なことがらなど、様々な面から「頭が働かなくなる状態」を脱却するための方法を説明しました。

何よりも大事なのは、「あ、今頭働いていないな…」と自覚できること。そのためには、いつも自分自身のパフォーマンスを振り返る「余裕」も必要になるでしょう。

今回ご紹介した方法とともに、「自分自身の心身の状態」に関しても、日ごろから意識しておくことが大切です。

また、病気が原因かなと少しでも感じたのであれば、無理に対処しようとせずに病院にかかることもおすすめします。無理をせず、できることから改善していってくださいね。

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