「仕事の悩み」には様々なものがあります。
責任感や具体的な業務の中で、大小さまざまな「悩み」を抱えることもありますし、職場での人間関係や、顧客関係に関する悩みもあるでしょう。
解決する手段としては「上司や同僚に相談する」「家族、友人に話す」「情報を調べる」「悩みを共有する」とたくさんの方法があります。
しかし、それだけではなく「一般的にどんな悩みが多いのか?」を知っておくことで覚悟や心構えをしておくことができるでしょう。悩みを抱かないように準備することも可能になります。
そこで今回は、「仕事の悩み」として多くあげられるものを4つリストアップし、それを解決するための方法についてご紹介していきます。
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「仕事の悩み」トップ4と「悩みを解決する方法」
(1)人間関係
人間関係に悩んで仕事を止めてしまう人の比率はとても高いことが知られています。リクナビNEXTの「退職理由のホンネランキングベスト10」を見てみると、1位は「上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった」が全体の23%を占めています。また、3位では「同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった」が13%を占めています。
参考記事:「退職理由のホンネラン金ベスト10」-リクナビNEXT
約3割が「人間関係」でシゴトを辞めてしまうということなのです。人間関係での悩みは、シゴトにおける悩みのうち大きな割合を占めているともいえるのではないでしょうか。
人間関係の悩みをすべて解決するのは難しいものですが、できるだけ人間関係に悩みを持たないような工夫をすることはできます。工夫の仕方は、大きく分けて2つあります。
人間関係の悩みを解決する手段
1.その人と接する機会を最小限にする
2.その人の性格・特性を知り、フォローアップする
1に関しては、実務上あまり関わる機会のない人の場合は有効ですが、シゴトでの関係は、そう簡単に切り離せるものではありませんよね。
そこで、2です。2は、あなたが「サーバントリーダシップ」を身に着けることで可能になります。
サーバントリーダーシップとは
サーバントリーダーシップは、ロバート・グリーンリーフ(1904~1990)が1970年に提唱した「リーダーである人は、まず相手に奉仕し、その後相手を導くものである」というリーダーシップ哲学です。
サーバントリーダーは、奉仕や支援を通じて、周囲から信頼を得て、主体的に協力してもらえる状況を作り出します。(引用:「NPO法人 日本サーバント・リーダーシップ教会」-サーバントリーダーシップとは?)
サーバントリーダーシップには「10の特性」というものがあり、それを主軸にしてあなたが行動することで、コミュニケーションはもっと円滑になります。また、シゴトにおける実務的な効率もUPします。
一言で言うなら、最も大切なのは「思いやり」です。もちろん、「どうしても合わないな」という性格や価値観は存在します。でも、かたくなに精神的なバリアを張っていては「本当のあの人」は分からないことが多いのです。
気持ちをゼロにして、もう一度、苦手なあの人のいいところ、尊敬できるところを考えてみましょう。そこから初めて、コミュニケーションが始まります。
(2)失敗やミスをしてしまう
失敗やミスは、誰にでもあることです。
経験を多く積めばその分、「初歩的なミス」はなくなります。しかし、シゴトに熟練してくると、今度は「前回もこうだったし、今回もそうだろう」という思い込みによって、大きなリスクや損失を出してしまうこともあります。
悩みとして「失敗」「ミス」を抱えている場合、あなたは下記2つのどちらか、あるいは両方で悩んでいるでしょう。
失敗やミスでの「悩み方」は2種類
1.「失敗」「ミス」に感情的に悩んでいる
→「迷惑をかけてしまった」「職場の人から怒られてしまった」という精神的な「つらさ」
2.「失敗」「ミス」が改善できなくて悩んでいる
→「どうして自分はミスをしてしまうんだ…気を付けているつもりなのに」という悩み
どちらも解決する必要があります。失敗やミスにくよくよしていては始まりませんが、失敗やミスを改善する方法も試していかなくてはなりません。
感情的に悩む人は、「ストレス」を解消する方法から始めてみましょう。自分のストレスを解消する方法を見つけて、ストレスフリーの状態にならなければなかなか「自分を改善していこう!」という気持ちにはなれないものです。
また、「気を付けているつもりなのに失敗やミスをしてしまう」という人は、あなたの改善方法が間違っているのかもしれません。ミスをなくすためには、思い込みを捨て、ロジカルに解決しなければなりません。
(3)仕事が覚えられない
「仕事が覚えられない」という悩みは、シゴトをするうえで喫緊の課題です。
もちろん、「1から10教えられてすべて忘れる」という人はまれでしょう。ほとんどの場合「最後だけ抜け漏れがあった」「詰めが甘かった」などで、「自分はなんて覚えるのが遅いんだ」と劣等感を感じているのではないでしょうか。
これを個人の「能力の差」と言ってしまえばそれまでですが、日々の業務の中での工夫によって、「シゴトを覚える」ことに前向きに、意識的に改善できる方法は存在します。
その方法の代表的なものが「質問をする」ということです。
「シゴトを覚えられない」という場合、大抵は「覚えるほど重要だと感じていない」「覚えるほど内容が印象に残っていない」などといった原因があります。
指示あるいは依頼をしてくれた相手にきちんと「質問する」。それだけで、「覚えられない」ものごとは劇的に減るでしょう。なぜなら、自分の頭の中の「覚えることリスト」に、強く印象として残るからです。
それ以外にも、シゴトが覚えられないと悩んでいる人が実践すべき方法があります。下記のコラムも参考にしてください。
(4)自分のキャリアが心配
長期的に自分の将来を考えたときに、「自分はこの先ずっとこの会社に勤めているのだろうか?」「続けられるか不安だな」と思うときがあるでしょう。
自身のキャリアについて、深く考えることは大事ですが、不安定な今の時代、生活とシゴトに関する悩みは絶えません。転職を考える機会は、ほとんどの場合にあると言えます。
こればかりは、自分自身で選択肢を選び、突き進むしかありません。でも、自分のキャリアを考える際の「考え方」がまったくないわけでもないのです。
「計画的偶発性(プランドハップンスタンス)」というキャリア理論があります。
「計画的偶発性(プランドハップンスタンス)」とは?
スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授によって提唱されたもので、「個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される」とし、その偶然を計画的に設計して自分のキャリアを良いものにしていこう、というポジティブな考え方です。(引用:All About-「計画的偶発性(プランドハップンスタンス)理論とは?」)
要するに、あなた自身が予想していないようなこれからの経験やシゴト、出会いが、あなたの「働き方」「生き方」を考えるキッカケになるということ。
そして、この理論を実践するためには、下記の5つの項目をスキルとして持っておく必要があります。
「計画的偶発性」を実践する5つのスキル
(1)「好奇心」 ―― たえず新しい学習の機会を模索し続けること
(2)「持続性」 ―― 失敗に屈せず、努力し続けること
(3)「楽観性」 ―― 新しい機会は必ず実現する、可能になるとポジティブに考えること
(4)「柔軟性」 ―― こだわりを捨て、信念、概念、態度、行動を変えること
(5)「冒険心」 ―― 結果が不確実でも、リスクを取って行動を起こすこと
(引用:前述記事)
日々の業務の中で「不安」「悩み」を抱えたときは、その悩みを抱えたままじっとしているのではなく、上記5つのスキルを意識して行動するべきです。
特に、(3)楽観性(5)冒険心 は重要です。あなたはこれから不安を抱きながらも様々なことをクリアしていかなくてはなりません。その際、「仕方ないな…」とネガティブな感情で行動せずに、「何とかなる!」と自分のキャリアを切り開いていく必要があるのです。
抽象的な理論に見えますが、それは私たちの未来も同じこと。
まだ実現していないことに一喜一憂するのではなく、「これも将来のためだ」と考えて行動する覚悟が悩みを吹き飛ばしてくれます。
もし、あなたが「はたらく環境を変える」と選択肢を選ぶのであれば、下記の記事も参考にしてください。なにごとも「動機」が大切です。
仕事の悩みを避ける方法を知っておくことが大切!
今回は、「仕事の悩み」の中でも特に多い4つを取り上げて、その悩みを「避ける」ための方法について、ご紹介していきました。
現在悩んでいる人も、これから悩むであろう人も、実際に「こういう悩みをみんな抱えているんだ」と知ることができれば、それだけでチカラになります。また、みんな同じことで悩んでいる分、共有できることも多いはずです。
今回のコラムは、「悩み」を最小限にするためのハウツーを内容としています。あなたが、「悩みをうまく切り抜ける」ことで、あなたは社会の「ロールモデル」になることができます。
ぜひ、実践してみてください。
オススメの「転職サービスランキングTOP3」をご紹介!
転職を検討している方に向けてIKIKATAおすすめのサービスをご紹介します。
1位 求人スカウトが来る『BIZREACH(ビズリーチ)』
『ビズリーチ』の特徴
利用企業数は5000社以上。無料で利用できるスタンダード会員と、有料のタレント会員、プレミアム会員があり、会員のクラスによって閲覧できる求人や届くスカウトなどに差が出るのが特徴です。また、ヘッドハンターからスカウトが来る珍しい転職サービスです。
どんな人にオススメ?
- 会社には転職活動がバレたくない方(入力した、現在や直近に在籍していた会社情報はプロフィールに公開されないため)
- 年収をアップさせたい方
- 忙しく転職活動に時間が取れない方
2位 強みが見つかる転職力診断!『リクナビNEXT』
『リクナビNEXT』の特徴
『リクナビNEXT』の最大の特徴は、「グッドポイント診断」と呼ばれる自己分析ツールを最初に活用できる点。転職活動は、ご自身の強みや得意分野などを明確にすることが大切ですが、なかなか自分で理解するのは難しいもの。『リクナビNEXT』では、登録後に自己分析のための診断をすることができます。また、その診断結果は、実際に応募時に診断結果を添付することもできます。
業界No.1の転職実績で、転職活動の基本からサポートしてもらえるので、「転職したいけれど、何をすればいいかわからない」という方にこそオススメのサービスといえます。
どんな人にオススメ?
- 転職活動に不安があり、最初に何をすればいいか分からない転職希望の方。
- 自己分析など、転職活動に必要な情報を多く収集したい方。
- 異業種・職種への転職を希望している方。
3位『正しい転職』を助けてくれる『パソナキャリア』
『パソナキャリア』の特徴
『パソナキャリア』は、転職エージェント。手厚い転職サポートを登録後から採用まで一貫して行ってくれます。(すべて無料)
キャリアや転職に関する悩みがある方にとっては、求人案件を探すだけではなく、そもそもの働き方や求める条件を絞りこむことが大切です。『パソナキャリア』であれば、転職活動における悩みを抱えずに採用までスムーズに行くことができるでしょう。
どんな人にオススメ?
・転職活動に不安や漠然とした心配がある方。
・キャリアカウンセリングなど、転職相談を受けたい方。
・信頼感のある情報源から、求人案件を得たい方。
転職サイトの利用の流れ
転職サイト登録後の流れについて不安のある方は是非こちらを参考にしてみてください。では登録後の流れを見ていきましょう。
1.サイトの会員登録
まずは、該当する転職サイトで会員登録を行います。
このときに、氏名や電話番号など必要最小限の個人情報を入力します。長くても5分ぐらいで会員登録を完了できます。
基本的にどんなサイトでも無料ですので、気軽に登録できます。
2.プライベートオファーの登録
サイトによっては、プライベートオファーを受けることができます。
プライベートオファーとは、自分の職歴などのスキルや希望職種などを登録して、転職サイトに登録している企業側に、自分の情報を公開するすることにより、企業側よりオファーを受けることができるシステムです。
注意点としては、オファーがきたからといって必ず採用される訳ではないというところ。しかし、オファーが来ると言うことは少なからず企業側が自分に興味を持ってくれているということなので、通常応募よりは採用される確率は上がるといえるでしょう。
3.求人を探して応募
プライベートオファーを利用しつつ、自分でも積極的に求人を探しましょう。
どの転職サイトでも、勤務地や職種などの条件を細かく指定できますので、自分に合った条件で求人を探しましょう。自分の条件に当てはまる会社が少ない場合は、条件を絞って検索してみましょう。
4.書類選考
気になる会社があったら積極的にエントリーしましょう。
会社にもよりますが、最初に履歴書と職務経歴書を郵便 or メールで送付します。
5.面接
書類選考が見事に通ったら、次に面接があります。
6.合否発表
会社によっては2、3回面接を行うところもありますが、無事面接が終わると後は合否を待つだけです。合否を待っている間も、落ちたときのことを考えて転職活動は引き続き行いましょう。
その他「転職サービスランキング」も掲載中!
今回ご紹介した「転職サービス」以外にも、様々な転職サービスをランキング形式で掲載しています。「もっといろんなサイトを検討したい、転職求人をとにかくみたい!」と考えている方は、下記の記事から検討してみてくださいね。