普段私はインタビューという仕事をしていて、”人の言葉”を記事としてまとめております。その中で「そもそもなぜ人の話を聞かなければいけないのだろう」ということを考えてきました。そこで今回は人の話を聞いて得することをまとめてみました。
Contens
人の話を聞くべきか。聞かぬべきか。
本記事では人の話から学べることをご紹介していますので、当然「人の話は聞いた方がいい」という立場を取っていますが、中には「人の話は聞かなくてもいい」という意見もあります。
それはなぜか。例えば「人の話を聞く」ということにはこんな面もあるようです。
・聞いてもどうせほとんど忘れてしまう。
・自分を相手の意見に合わせようとしてしまう。
・聞いた意見にとらわれてしまって行動しにくくなる。
真面目な方はむしろ人の話を聞くことで気疲れしてしまう場合もあるようです。
しかし、人の意見というのはあくまでも「相手に合わせるものではなく、自分の興味関心・勉強等のために聞くもの」ですので、必要以上にとらわれる必要がありません。
それを踏まえた上で次章以降をご覧ください。
人の話から学べること
では人の話から学べることは何でしょうか。以下に2点まとめます。
(1)効率
人の話を聞くと物事に取り組む際の効率が上がります。
これは当然のことで既にそれに取り組んだ人からノウハウを聞けば自ずとやらなくていいことをやらずに済みます。
しかし注意すべき部分もあります。それは「その人だからできた」という自分と相手の環境やスキルレベルが異なる場合です。この場合はむしろ聞いたノウハウを実践すると効率が落ちる可能性があります。
(2)選択肢
話を聞いていると自分では到底思い浮かばないアイデアや価値観に出会うことがあります。その出会いはチャンスなので否定せずに自分の中に取り込むべきです。
現在はWebサイトを見れば情報が何でもありますが、Webサイトによる情報は自分の見たいもの、聞きたいものとしか出会えません。近年は広告ですらパーソナライズ化され自分の興味関心のないものには触れにくくなっています。
その点、人の話を聞くことは自分の選択肢を広める上で重要なツールになります。
効率、選択肢を得ることで自分の幅を広げることができると言えます。
誰から聞くべきか
では、誰から話を聞くべきなのでしょうか。主に2パターンあります。
(1)自分が話を聞きたい人
これは自分が既に興味関心がある事柄についてそれを更に深めるためです。
前章で言うと「効率を高める」という部分が主に当てはまります。
(2)人から紹介された人
一方これは自分の興味関心外の事柄について話を聞くためです。
前章で言うと「選択肢を広げる」という部分が主に当てはまります。
「予期せぬ出会い」を演出しよう
以上、さっぱりと人の話から学べる事をまとめてみました。
人の話を聞くということには「対面」以外でも「文面で見る」というものもあります。しかし、前述した通り近年は自分の見たいもの以外は触れにくいようになっており「予期せぬ出会い」が減っています。Webサイトだと中々選択肢が広がりにくい。
もちろん「予期せぬ出会い」が可能な、雑誌や書籍のようなものもありますが、現在売り上げがどんどん落ちているのは周知のことと思います。
このまま予期せぬ情報に出会うことはできなくなってしまうのでしょうか。
私はそれは悲しいと思っています。だからこそWebメディアでその感覚を作り出せないかと模索していますし、その1つの方法が今回ご紹介したやり方ですので、是非お試し下さい。
話がだいぶずれてしまいましたが、私は本記事に書いたように人の話からでしか得られない要素が存在していると信じていますし、だからこそ自分のインタビュア―という仕事に誇りを持っています。あなたも人の話を積極的に聞くことで今の自分より一段上の面白い世界を見に行ってはみませんか。