「ごはんが美味い」「お酒が美味い」は当たり前 縁を大事にした飲食店経営とは?

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具体的な業務

 

ENN株式会社、仙台市で飲食店事業をしています。

私自身は、昼間にランチ営業をこなしており、その合間に事務処理をしています。その後、閉店まで仕事をする、という風に一日を過ごしていますね。

創業時から基本的にこの働き方は変わっていませんが、来年からは事業部を飲食とアパレルで分割するので、私自身は現場ではなくマネージャーとして仕事をしていく予定です。

 

 

今の仕事に就いたキッカケ

 

高校、大学時代は、部活動で剣道に打ち込んでいました。その後大学生活も飲食店でのバイトをずっとしていたんですね。

就活の時期に行った合同説明会を契機として、とある住宅メーカーで営業として働くことになったのですが、あまりうまく仕事ができませんでした。

今では「甘え」がほとんどだったとは感じていますが、「自分にはこの仕事は向いていない」と感じるようになっていました。

そこで、大学生の頃に飲食店でのバイトを経験していたこともあって「飲食店をやろう」と思うようになったんです。

事業を始める上で、やらなければならないこともたくさんあり大変な思いや出来事もたくさんありました。そういった状況の中で、「自分は30歳までに独立して、社長になってやる!」と自らに言い聞かせることで乗り切っていました。

もちろん、親からの反対も強かったのですが、28歳のときに親から「あと2年で独立だな」というメールを受け取ったことは、更なるキッカケになりましたね。

事業を始めるまでは、辛いときや苦しいときに「仕事のやりがい」や「誇り」という思いよりも「ここで辞めてしまうのは、『ダサい』」という考えの方が強かったのですが。

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ENN株式会社 代表取締役 氏名 熊谷 佳樹 (くまがい よしき)

 1980年9月13日生まれ。宮城県多賀城市出身。

仙台高等学校、東北福祉大学卒。

大学卒業後、仙台市内の飲食店を渡り 2011年起業。2012年法人に成り現職。

仕事で工夫していること・考えていること(職業観・ポリシー)

 

飲食店なので、「ごはんが美味い」「お酒が美味い」は当たり前です。頑張っていて当たり前なんですよね。

それだけではなくて、スタッフやお客さんが「自分たちの空間」=「縁」を広げられるようなお店をイメージしています。

私の会社名「ENN」にも、店舗の名前にも「ENN」と付けているのは、その「縁」を広げ高めていく、という考えに基づいています。

この考えは「人との関わりによって生きてきた実感」ということから来ています。

「この人と関わったことで、今こういうことができる」という風に考えるとそういう関係性自体=「縁」が大事だな、と思うんです。

飲食業という、「不特定多数の人々」と会う職業だからこそ、その一つ一つを大事にしていく。それは起業前の頃から変わっていない思いですね。

会社のスタッフにも「一つ一つの縁を大事にしてほしい」と思っていますね。遊びでも恋愛でも、「縁」であればそれを一つ一つ大切にしていくこと。

 

 

熊谷さんのような職種・業種を目指すために必要なスキル

 

「飲食業」として

「人が好き」ということですね。

いくら料理が好きでも、「人が好き」でなければだめだということです。「人との接し方」が何よりも重要だと考えています。

私の考えなのですが、「飲食店」にしても、「ご飯=『縁』のアイテム」として、自分たちとお客さんの繋がりをもたらしてくれるものに重点をおくことが大事ですね。

そういう意味では、私は「飲食」のみにこだわっているというわけではないんです。

「料理」というサービスに特化したいのではなく、「人が好き」という軸から「必要なアイテム」として「ご飯」「料理」を選んだ、ということになります。

 

「経営者」として

「経営者」=「スペシャリスト」ではない、ということですね。

例えば、料理人や職人さんは、一つの仕事に関して情熱をもって取り組みます。もちろんそれは仕事をする上で必要なことなのですが、それでも経営者はある意味、いつでも「客観的でドライ」な状態でないといけない

また、「覚悟を決める」練習をしておくことも重要ですね。

ここでいう「覚悟を決める」というのは、「自分がしたことで絶対に後悔しない!」と決めることを指します。あとから、「こっちを選べばよかったな」という風には考えない。

経営者は、その部下やスタッフのことも考えていかなければならないわけでそのためには「自分の決断」に対する後悔を捨てないといけない。

「後悔する人は経営者になれない」ということですね。

月並みな表現ではあるのですが、「失敗を繰り返すことは経験になる」というのは本当のことだと思っています。

 

 

熊谷さんのような職種・業種を目指している人へのメッセージ

 

「人と会った時の時間」を大切にする

本を読むより、人と話した時の方が、得るものは多いと私は考えています。
私も本は読みますが、それよりも人と話すことの方が「広い視点」を持つためには
重要なことだと感じています。

また、人と話すときに意識しておくべきことがあります。
①「相手の話を遮らない」

②「否定しない」

この2つです。人と話していて、自分の考えをぶつけたいと感じることはたくさんありますが、「自分の考えは既に自分が知っている」のであれば、わざわざ人の話を遮ってしまう必要はありません。

相手の「価値観」を受け入れることが大切だと思います。そうすることで、更なる「気づき」が自分にもたらされるかもしれませんからね。

 

あらゆるカテゴリから自分を外さないこと

いろいろ広い視点で様々なことをやってみて、なんとなく見えてきたものが大切です。自分のカテゴリを気にしすぎて、自分のやりたいことを意識しすぎないようにしてください。

その上で大切なのが、「覚悟を決めて、やる」ということ。そして、芽が出ないならやめるのも大切なことです。執着していいときとダメなときがある。

その執着していいときとダメなときを見分けるのが難しいところですが、まずは目の前にあることを一歩一歩やっていけばいいと思います。

目の前のことを、覚悟を決めて地道にやっていくことが重要ですね。

 

 

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